中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.05
プジョー207CC オシャレな外車生活を楽しみたいなら!
ちょっとした買い物に行くくらいの

トリウムグレーとアスマラレッドが207CC専用色でモンテベロブルー、ネイシャブルー、ラセルタイエロー、アルミナムグレー、オプシディアンブラックの7色
【本記事は2007年7月にベストカーに掲載された記事となります。】梅雨入り前の清々しい風が吹く阿蘇山はプジョー207CCの試乗会に最高の舞台だった。ハッチバックの207に遅れること3カ月で日本に上陸した207CCの第一印象は電動メタルトップが閉じた状態のリアスタイルも自然で全体のバランスがいい。かなり売れそうだと予感。ボディサイズは206CCよりも全長が220mm長く、全幅が75mm広く、全高は15mm高い全長4030×全幅1750×全高1395mmとひと回り大きい。注目の電動メタルトップは206CCではフックを外してから電動スイッチを押さなければ開閉できなかったが、207CCは電動スイッチを操作するだけの約25秒で開閉。リアシートは背もたれがほぼ垂直に立っているので、大人2人が座るのにはやや狭い印象。このBセグメントではマイクラC+Cもほぼ同じ広さだったので、しっかりリアシートに大人2人が座れる電動メタルトップ車なら307CC、VWイオスを選んだほうがいいだろう。トランク容量はクーペ状態で最大449L、さすがにカブリオレ状態では187Lと狭いがちょっとした買い物に行くくらいの荷物であれば充分積める。
見て、乗っても、そして見られても満足感が高い

アレザン(茶色)のレザー仕様
エクステリア以上にオシャレなのはインテリア。ベースグレードの207CCはグレーとブラックのファブリックで普通なのだが、ドアトリムとシートが本革のシンプルレザー仕様(CCに受注生産)、さらにダッシュボードにまで本革が奢られたインテグラルレザー仕様(プレミアムに受注生産、GTに標準)の2つの本革インテリアがすばらしい。ボディカラーにより組み合わせは変わるが、ブラック/アレザン(茶色)/オラン(白)/フュージョン(赤/黒)と4色用意。本誌・小野には似合うべくもないが、パリのシャンゼリゼ通り、日本なら六本木ヒルズのけやき坂通りが似合うほどセンスのよさが光る。走りも不満を感じるどころか気持ちいいのひと言。207CCは120ps/16.3kgmの1.6L直4に4速AT。乗り心地もよくオープンボディにありがちなスカットルシェイクも感じずボディ剛性に不安は感じない。男なら5速MTの207CC GTがオススメ。150ps/24.5kgmの直4ターボエンジンに標準よりも1インチアップした17インチタイヤの組み合わせ。このターボエンジンは低速トルクが太く最大トルクをわずか1400rpmで発生しフラットかつスムーズに回るタイプ。標準グレードよりも一般道では乗り心地はさすがに少し硬さを感じるが、ワインディングを走るとスタビリティの高さが感じられ、飛ばしたい衝動にかられるほど楽しい。阿蘇山で見つけた黒猫ちゃんも認める猫足といって過言ではありません。価格は輸入車の電動メタルトップ車のなかで最も安い309万円(標準)からGTの344万円。見て、乗っても、そして見られても満足感の高い本誌・小野のオススメの1台である。
編集担当 小野のオススメポイント

黒猫もビックリのオシャレさ。プレミアムとGTに標準のインテグラルレザー仕様(赤/黒)
現在、日本に正規販売されている電動メタルトップ車のなかで、BC読者に最もオススメなのがこのプジョー207CCだと思う。やはりなんといっても309万円からと外車の電動メタルトップ車のなかで最も安い。プジョー307CC(393万円~)、VWイオス(438万円~)、ベンツSLK(552万円)もいいけれど簡単に手が届くもんじゃない。顔も精悍で女の子にもウケがいい。しかも内装がブランド好きじゃなくても「まあ、素敵!」といってもらえそう。ボタンひとつでメタルトップが開閉できるスマートさもポイント高い。走りはしなやかな猫足だから彼女から「ドライブ行かない?」という誘いの言葉が増えますよ、きっと!