中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06
最後の1000台ついにトヨタ MR-S生産終了 その名もVエディション・ファイナルバージョン
ついに生産終了
ファイナルバージョンの生産開始によって、これまでの標準車は生産を終了することになる。ボディカラーも4色に集約されるので、ブラック、スーパーレッド、グレーマイカ、シルバーメタリック以外が欲しい人は年内がリミット
【本記事は2006年12月にベストカーに掲載された記事となります。】MR-Sよ、おまえもか……。11月20日、MR-Sに特別仕様車の追加が発表された。が、この特別仕様、その名を「Vエディション・ファイナルバージョン」というのであった。ファイナルバージョン……。MR-Sもそう長くはないといわれていたものの、ついにこの日がきてしまった。このファイナルバージョンの登場を機に、MR-Sは標準車が全廃され、ファイナルバージョン1000台の生産をもって「生産終了」となることが決まっている。ちなみにファイナルバージョンの発表は11月20日にすんでいるが、生産開始は来年1月8日からの予定。逆に標準車は12月27日までオーダー可能で1月31日に生産終了という予定。標準車の生産枠はあと30台程度ということだから、標準車にするかファイナルバージョンにするかの選択は急いだほうがよさそうだ。価格は232万円で標準のVエディションに対して3万1000円高。シーケンシャルMTは240万円だ。
Vエディションがベース
ブラック、グレーマイカメタリックのボディカラーにはレッドの本革シートが組み合わされることになる。ボディカラーがシルバーメタリック、スーパーレッドの場合はブラックのインテリアとなる
・Vエディションがベースファイナルバージョンは豪華仕様ともいえるVエディションがベースとなっている。したがってシートは本革。標準仕様では本革シートはタンカラーだったがファイナルエディションではボディカラーに合わせてレッド(外装色グレーマイカメタリック、ブラック)とブラック(シルバーメタリック、スーパーレッド)が用意されている。ソフトトップのカラーもシートカラーに合わされているのがポイント。レッドのソフトトップはファイナルバージョンだけのまさに「特別仕様」である。ただし、標準仕様では9色用意されていたボディカラーは上記の4色に集約されてしまうので、グレーマイカ、ブラック、シルバー、レッド以外のボディカラーを欲しい人は、年内に最後の標準車をオーダーしていただきたい。このほか標準車ではオプション設定となっているヘリカルLSDの標準装着化、専用カラー本革巻きステアリングホイールの採用、インパネ各部にチタン調パネルの追加などが施され、標準車とはひと味違った雰囲気を味わえる。
走りの部分は変化なし
・走りの部分は変化なし搭載される140馬力、17.4kgmを発揮する1.8Lエンジンや6速MTなどは標準車からいっさい変更なし。2ペダルシーケンシャルMTもファイナルバージョンに引き続き設定。軽量ミドシップスポーツの走りを味わえるのは国産車では唯一MR-Sだけ。そのMR-Sが生産を終了してしまうのは実に残念だ。が、ある日気づいたらひっそりと消えていた、というのではなく、「ファイナルバージョン」と銘打って最後の花道を飾ることができたのは喜ぶべきこと。ラスト1000台、最後のラインオフは来年7月末の予定だ。