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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06
アウディRS4他、スポーツモデル3台の実力をもてぎで試す!!
S6を試乗

S8に搭載される同じ5.2L V10エンジンをS6に合わせてチューニング。15psダウンの435ps/55.1kgmを発生。これにアウディ自慢のクワトロシステム、6速ティプトロニックATを組み合わせる
【本記事は2006年8月にベストカーに掲載された記事となります。】スポーツプレミアムを自負するアウディにとって、Sシリーズはいまやなくてはならぬ主力ラインアップ。そこで、フルモデルチェンジしたRS4、S6、S8をまとめて、ツインリンクもてぎでテストするイベントが開催された。まずは、今年のデトロイトショーで発表されたばかりのS6に乗る。注目されるのは、やっぱり新しい5.2LのV10エンジンだ。435ps/55.1kgmを発揮するこのエンジンは、今後のアウディ上級スポーツの中核となるエンジンと目されている。
S8を試乗

S8の魅力はなんといってもランボルギーニガヤルドで得られた技術を惜しみなく投入した5.2L V10エンジン。7000rpmで最高出力450ps、2300rpmで最大トルク55.1kgmの90%を発生
S8も基本的に同じV10エンジンを搭載するが、フラッグシップの意地でスペックは450ps/55.1kgmとS6にわずかに差をつける。また、独特なアルミスペースフレーム構造のおかげで、ホイールベースがほとんど3m近いラグジャリーセダンにもかかわらず、S6とほとんど変わらない車重に収めているのも立派。走りっぷりについては、基本的に同じエンジンだからS6と同様で、どこで踏んでもトルキーなレスポンスが持ち味。減速時だけパドルシフトを使ってシフトダウン、加速は6ATにまかせて全開というのがお薦めのメニューで、ものすごく効率よくコーナーを駆け抜けていく。
最後RS4を試乗

420ps/43.8kgmを発生する4.2L V8エンジンは2250~7600rpmの幅広い回転域で最大トルクの90%を発生
最後に味わったRS4は、まさにもてぎみたいなサーキットに相応しい駿馬だった。RS4はコンパクトなA4のボディに4.2LのV8を搭載しているところまでは従来からのS4と変わらないが、問題はそのV8の内容。なんと、リッター100PSを超える420ps/43.8kgmというハイチューンが施されているのだ。
アウディ車で、もっともアグレッシブに走りを追求したモデル

RS4専用バケットシート、RS4専用3本スポークステアリングなどスポーツムード満点のインテリア
当然ながら、ミッションは6速MTのみ。数あるアウディ車のなかで、もっともアグレッシブに走りを追求したモデルといっていい。実際に走らせてみると、4.2LのV8がなんのストレスもなく軽々と8000rpmまで吹け上がるのが感動的。しかも、このV8は決して単純な高回転型ではなく、中低速域では静静と8気筒らしいエレガントさをみせ、優雅な振舞いを演じることができる。
価格

255/35R19インチタイヤ、18インチ大径ブレーキ、ダイナミックライドコントロール・スポーツサスペンションを装備
RS4は6月28日発売、S6、S8は受注開始がスタート、デリバリーは10月の予定。価格はRS4が990万円、アバントが1008万円、S6が1245万円、アバントが1271万円、S8が1460万円。