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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06
ニュー日産ブルーバードシルフィ奥様シリーズ完結編! 美人妻、シルフィ試す
40代以上の奥様をメインターゲット
ベージュとブラックの2色の内装色を用意。品あり
【本記事は2006年2月にベストカーに掲載された記事となります。】子育てを終えた40代以上の奥様をメインターゲットにしているニューブルーバードシルフィ(以下シルフィ)。その話を聞いてから、シルフィの関連記事は美人妻ネタで突っ走ってきたBCだが、ついに試乗の時がやってきた。となればむろんメインターゲットの意見を聞きたいというわけで、本物の美人妻(明美さん)を起用。さて、どんな感想が聞けるか?2Lと1.5Lエンジンを持つシルフィだが、今回試乗したのは2L。15インチタイヤ仕様と16インチタイヤ仕様の2種類を試すことができた。2Lエンジンのスペックは133ps/19.5kgmで、2000回転で最大トルクの90%を出すという低速トルク重視の設定。10・15モード燃費は16.0km/Lで、旧型1.8Lと同じである。
ポイント(1)/静粛性と乗り心地
●ポイント(1)/静粛性と乗り心地ニューシルフィはアイドリング時と走り出し時の静粛性にこだわっている。実際、その静かさはクラスを超えたレベルであることが確認できたし、また、道路の継ぎ目などの突き上げもしなやかにいなしてくれる乗り心地も良好。特に15インチ仕様が好印象だ。「もう少しパワーがほしい」意外なひと言で始まった明美さんのインプレッションだが、それもそのはず、現在はCR-V、その前はベンツ190Eに15年ほど乗っていたというベテランドライバーなのだ。それでも初めて乗るクルマは緊張するものだが、「このクルマは最初からスンナリなじめますね」という。それはつまり運転しやすいということで、個人的にはもっと走りの実感を得られるクルマがいいというが、「年配の方なら、こういう優しいクルマがいいのはわかります」との感想も。また、ニューシルフィ自慢の大きめのバッグが収納できるスーパーマルチコンソールは「バッグがすぐ横に置けるのはとても便利。もう少し幅が広ければ、中の物を取り出しやすくてもっといいんですけど、でも、照明が付いているのは感激しました」とのこと。 続いてリアシートに移動。座った直後は「ヘッドルームにあまり余裕がなく、窓も小さいので少し圧迫感を感じるかな」と言っていた明美さんだが、セルシオを超えるニースペースを誇る広さと「ソファのような」と表現する座面の厚さをたっぷりとったシートはやはり快適。しばらく走っているうちに「すごくくつろげます!」とかなり気に入ったよう。
ポイント(2)/インテリア
●ポイント(2)/インテリアティアナ、ティーダに続くモダンリビングコンセプトを採用しているニューシルフィ。インテリアはSモーションと呼ばれる曲線をうまく使った上品なデザインでまとめられている。インパネはプラスチッキーな部分もあって特別質感が高いわけではないが、木目調パネルとシルキースエードのシート生地が高級感を演出している。また、スーパーマルチコンソールをはじめ、CDが12枚、MDが25枚入る大型グローブボックスや助手席シートバック2ウェイポケットなどを備え、収納スペースが充実しているのも女性好みだ。運転もしてリアシートにも乗って、ひと通りの試乗を終えた明美さん。彼女は最終的にニューシルフィをどう思ったか?「長距離ドライブをするなら、サイズも排気量ももう少し余裕のあるのが欲しくなりますが、普段の足として使うならすごくいいんじゃないですか? いまどきのコンパクトカーは子供っぽいと思っている人にちょうどいいですよね。特にリアシートは本当に快適で、こんなにくつろげるものなんだって、ちょっと驚いたくらいです。走りに関しては、特別何か印象に残るというものはなかったんですが、すべてにおいて優しい乗り味に好感が持てましたね」体を包み込むようなシート、上品かつ豊富な収納スペースを持つインテリア、広くて快適な室内、そして、優しい乗り味。う~む、長所を並べると、まさにマダムキラーなキャラクターであることがわかるニューシルフィ。おとなしいフリして、かなり経験は豊富なようですな。
ポイント(3)/価格
●ポイント(3)/価格量販グレードとなる20Mは199万5000円で、ライバル、プレミオの売れ筋グレード1.8XLパッケージが195万3000円。プラス200ccの余裕を考えれば、シルフィの買い得感は高い。なお、1.5Lにはモーター4WDのe・4WDもあり、そちらは201万6000円となっている。雪国の奥様も安心(ハート)