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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.20

トヨタ86の概要をまとめてみた

トヨタ86の概要をまとめてみた

goo-net編集チーム

86は、トヨタが1980年代に発売していた、4気筒DOHCエンジンを搭載するFR駆動のライトウェイトスポーツとして当時人気の高かった、AE86系スプリンタートレノ・カローラレビンのオマージュとして2012年に登場しました。

ハイブリッドカーの台頭やCO2の削減などの、環境性能からスポーツカーを取り巻く市場が減少を辿る中、新世代の本格的ライトウェイトスポーツカーとして開発されました。

当時、AE86系は若者を中心に高い支持を受け、その後も3ドアのトレノが登場する人気漫画の影響で未だに息の長い人気です。

トヨタブランドのスポーツカーとしては5年ぶりの投入となる86は、小型・軽量・FR駆動・低重心による高い操縦性とパワフルな走行性能にこだわり、80年代当時「AE86系」のスプリンタートレノカローラレビンに乗っていた、もしくは憧れを抱いていた40歳代~50歳代の男性をターゲットに開発されました。

トヨタグループである現在のスバルと共同開発され、2012年2月2日の発表から1ヶ月で、月間販売目標1,000台の7倍にあたる7,000台を受注するなど順調に推移し、その後は北米、中南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア諸国、オセアニア、中近東など世界中で販売され、世界に名だたるライトウェイトスポーツカーとして確固たるポジションを築きました。

車名は、1983年から87年に販売された、AE86系スプリンタートレノ・カローラレビンに由来しており、ライトウェイトスポーツカーとしての成り立ちを表した、当時を知る方々を中心にAE86系同様に親しまれるようネーミングされました。

なお、2017年6月時点でフルモデルチェンジは行われていません。
マイナーチェンジのみ2016年8月に実施されています。

姉妹車としてスバルが販売する「BRZ」があります。

86 FT86系(2012年~2016年)マイナーチェンジ前

86 FT86系(2012年~2016年)マイナーチェンジ前

goo-net編集チーム

トヨタの小型ライトウェイトスポーツカーとして2012年に登場しました。

「直観ハンドリングFR」をコンセプトに掲げ、思いのままに操る取り回し性能や繰る楽しさを実感できるFRスポーツモデルとして開発されました。

低重心の2.0L 水平対向4気筒直噴DOHC自然吸気エンジンをフロントミッドシップに搭載し、操舵性・回頭性に優れるFR駆動など走りの質にこだわったスペックを備えています。

1980年代のAE86系スプリンタートレノ・カローラレビンのオマージュとは言え、すべてにおいて進化した新世代のスポーツカーとして発売当初から高い人気を誇るモデルです。

低重心のパッケージは同じトヨタグループである、スバルとの共同開発による新設計水平対向エンジンにより実現しました。

スポーツカーらしい空力特性に優れたスタイリッシュでワイド&ローの安定したボディフォルム、タイトなボディサイズながら大人4人が快適に移動できる2+2シートレイアウト、一体可倒式リヤシートはシートを倒すことによりタイヤ4本が収納できる積載能力を持ち、サーキット走行やロングドライブまでこなす、大人向けの実用性を兼ね備えたパッケージデザインが特徴です。

高圧縮比と運転状況により最適に燃料噴射を制御する「D-4S」等により実現した、1Lあたり100psを誇る新開発2.0L水平対向4気筒直噴DOHC自然吸気エンジンは、ショートストローク化された6速マニュアルシフト、もしくは世界最速レベルの変速スピードを実現した6-Speed SPDS(Sport Direct Shift)により、トルクフルで中低速から高速域までストレスのない爽快な走行フィールと力強い走りを可能にします。

ボクサーエンジンの鼓動とチューニングされたエンジンサウンド、低いドライビングポジション、軽快なハンドリング、水平対向エンジンと相性の良いマクファーソンストラット式フロントサスペンション、高い操縦安定性とコントロール性能を誇るダブルウィッシュボーン式リヤサスペンション、コーナリング時のトラクション性とコントロール性を高めるトルセンLSD、軽量アルミホイール、スポーツブレーキパッドなど、数々のアイテムが新世代86の本格的な走りを支えます。

また、車両安定性を高める「VSC(Vehicle Stability Control)」、無駄のない効率的な駆動を路面に伝える「TRC(Traction Control)」、坂道発進をサポートする「ヒルスタートアシストコントロール」、制動時に路面や走行状態に応じて制動力を配分する安定したブレーキ制御システム「EDB付ABS」、SRSカーテンシールドエアバッグシステムなど、最新の安全装備を備えます。

86(86)G(2012年4月モデル)

ボディタイプ:クーペ・スポーツ・スペシャリティ
乗車定員:4名
駆動方式:FR
ボディサイズ:4240×1775×1300mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1615×1490×1060mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)205/55R16 91V(後)205/55R16 91V
エンジンタイプ:FA20型 2.0L 水平対向4気筒DOHC
排気量:1998cc
最高出力:200ps(147kW)/7000rpm
最大トルク:20.9kg・m(205N・m)/6400~6600rpm
JC08モード燃費:13.0km/リットル
車両重量:1210kg
価格:2,410,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2017年6月時点で参照したものとなります。

参考:
https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/86/10074305/

・主なグレード
「G」「GT」「GT Limited」「GTエアロパッケージ」「RC」
(特別モデルを除く)

・主なオプション
トルセンLSD 、LEDクリアランス付ディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)、LEDフロントフォグランプ、リヤフォグランプ、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)、本革巻き3本ステアリングホイール、本革巻きシストレバー&パーキングブレーキレバー、スポーツアルミペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ[MT車のみ]・フットレスト)、T-Connectナビゲーションシステムなど。

・カラーバリエーション
クリスタルブラックシリカ、ダークグレーメタリック、スターリングシルバーメタリック、ライトニングレッド、ピュアレッド、ギャラクシーブルーシリカ、オレンジメタリック、サテンホワイトパールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

トヨタ 86の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-86/

86 FT86系(2016年~)マイナーチェンジ後

86 FT86系(2016年~)マイナーチェンジ後

goo-net編集チーム

2016年8月に1度マイナーチェンジが実施されました。
マイナーチェンジにより以下の3点をブラッシュアップし「走りの味」を高めました。

1.スポーツカーの本質である「走り」のさらなる深化
【動力性能:吸排気系の改良】
インテークマニホールドやエキゾーストマニホールドなど吸排気系の改良により、低速域のトルク特性を向上することでドライバビリティの向上を実現しました。

【操舵応答性・乗り心地の向上】
ボディの剛性強化やサスペンションなど足回りの改良により、ハンドル操作に対する操舵応答性の向上やしなやかで剛性の高い乗り心地を実現しました。

また、ザックス製アブソーバーを設定、優れた操舵応答性や質の高い乗り心地を提供します。

2.「走り」のために深化したエクステリアデザイン
【空力性能の向上】
ノーズフィン、カナード、ウイングタイプリヤスポイラーなど、細部にわたり空力性能を向上させるデザインや装備により、より優れた操縦安定性を実現しました。

【低重心化・スタイリッシュなデザインを強化】
フロント先端のノーズ部分を下げ、グリル開口部を広げるなどどっしりした安定性を強調するデザインへ変更。

また、アルミホイールのデザインやリヤコンビネーションランプのLED化など、スタイリッシュでシャープな印象を強調。

3.スポーツカーにふさわしいコクピット
【機能の強化】
トヨタ最小径ステアリングホイールを採用し、最適なグリップ断面形状により操作性・グリップ性が向上。

4.2インチマルチインフォメーションデイスプレイ採用により、「ストップウォッチ」「Gモニター」「パワートルクメーター」など、さまざまな情報をリアルタイムに表示。

【デザインの見直し】
インストルメントパネルやトリム、シートの材質を変更することで、よりスポーティで質感の高いインテリアを実現しました。

86(86)GT Limited(2016年8月モデル)

ボディタイプ:クーペ・スポーツ・スペシャリティ
乗車定員:4名
駆動方式:FR
ボディサイズ:4240×1775×1320mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1615×1490×1060mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)215/45R17 87W(後)215/45R17 87W
エンジンタイプ:FA20型 2.0L 水平対向4気筒DOHC
排気量:1998cc
最高出力:207ps(152kW)/7000rpm
最大トルク:21.6kg・m(212N・m)/6400~6800rpm
JC08モード燃費:11.8km/リットル
車両重量:1240kg
価格:3,183,840円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2017年6月時点で参照したものとなります。

参考:
https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/86/10104884/

・主なグレード
「G」「GT」「GT Limited」
(特別モデルを除く)

・主なオプション
18インチ鍛造アルミホイールセット(BBS製、フロント18×7J/リヤ 18×7.5J)、16インチフロントベンチレーテッドディスクブレーキ、15インチリヤベンチレーテッドディスクブレーキ、LEDフロントフォグランプ、リヤフォグランプ、本革巻き3本ステアリングホイール、本革巻きシストレバー&パーキングブレーキレバー、スポーツアルミペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ[MT車のみ]・フットレスト)、T-Connectナビゲーションシステムなど。

・カラーバリエーション
クリスタルブラックシリカ、ダークグレーメタリック、アイスシルバーメタリック、ピュアレッド、アズライトブルー、オレンジメタリック、ソーラオレンジ、クリスタルホワイトパールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

トヨタ 86の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-86/


トヨタの軽量FRスポーツクーペとして2012年に登場以来、スタイリッシュで力強いボディデザインと質の高い本格的な走行性能により、幅広い年齢層から高い人気を誇る86です。

86は、市街地走行からスポーティドライブ、本格的なスポーツ走行まで、積極的に車を繰る楽しみを満喫できるモデルとして評価の高い、まさに現代に蘇った進化したAE86として親しまれています。

今後も貴重なFRスポーツモデルとして、86は進化し続けることでしょう。

参考:トヨタ 86の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-86/

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グーネットマガジン編集部

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