【日産】ペダルの応力が変化するインテリジェントペダルとは

goo-net編集チーム

一般道で先行車との車間距離を一定に保ったり、
法定速度で巡行する時など、意外とスピードを保つのは簡単なようで難しいです。

自分では意識していなくても、アクセルペダルを踏む力は小刻みに変化しています。
特に誰かの車に乗せてもらうとアクセルを調整しながら走行しているのがわかると思います。

日産自動車から、アクセル操作を支援してくれる、
「インテリジェントペダル」というシステムが実用化されています。
今回は、このインテリジェントペダルについて解説します。

インテリジェントペダルとは

「インテリジェントペダル」とは一言でいうと、
車の加減速をドライバーの操作に従って行い、アクセルワークを助けてくれるシステムです。

別名を「ディスタンスコントロールアシスト」といい、
インテリジェントペダル機能をONにすると、先行車との距離や速度をモニタリングして、
システムがブレーキをかけたり、アクセルペダルの踏み込み力を変化させるなど、
車間距離を維持する運転操作を支援します。

一般道の渋滞など頻繁に加減速を繰り返すような道路状況では、
ドライバーへ注意を促しストレスや疲れを軽減する効果が期待できます。

インテリジェントペダルの特徴

インテリジェントペダルは様々なシチュエーションでドライバーのペダルワークをアシストします。
装着されたレーダーセンサーによって先行車との車間距離・速度を検知し、
アクセル、ブレーキ操作をアシストしてくれるシステムです。

主にどのようなシチュエーションでシステムが作動するのかを説明します。

混雑した走行環境で先行車に近づいてしまった場合

ドライバーが減速しようとアクセルペダルを戻すと、
システムがスムーズにブレーキをかけて車を減速させ、
先行車と近づきすぎないように車間距離を維持するアシストを行います。

なお、システムが自動でブレーキを作動させるのは、
ドライバーがアクセルを離している時に限ります。

またドライバーがアクセルペダルを踏んでいる状態では、
アクセルペダルを押し戻すように反力を発生させることで、
アクセルペダルを戻すようドライバーに知らせます。

先行車が減速した場合

先行車が突然減速した場合、システムはドライバーに減速の操作が必要だと知らせます。
システムがモニター内の表示と警報で告知すると同時に、アクセルペダルを押し戻す力を発生させ、
ドライバーがアクセルペダルからブレーキペダルへ踏みかえることを促します。

「インテリジェントペダル」はカーナビゲーション協調機能や、
「インテリジェントクルーズコントロール」と組み合わせることで、カーナビと連動し、
カーブの手前の理想的な減速や高速道路における先行車との車間距離の維持に機能します。

一般道における渋滞走行時のドライバー支援以外にも、理想的なブレーキ制御を行い、
安全走行を高めてくれる、まさにインテリジェントなアシスト機能です。

快適で安心感の高いドライブのためにも車による安全アシスト機能は欠かせない重要な技術です。
日産の掲げる「クルマが人を守る」というSAFETY SHIELDというフィロソフィーは、
「インテリジェントペダル」を始めとする安全技術とともに今後も進化し続けることでしょう。