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更新日:2026.04.28 / 掲載日:2026.04.28

気持ちが昂るこだわり系ミニバン、ホンダ ステップワゴンスパーダ(RP3,4系)中古車ガイド

 実用性とコスパが注目されがちなミニバン界において、所有する喜びや運転する楽しさに力を入れたのがステップワゴンスパーダ。黒をベースにしたシックなインテリアなど、こだわり派の気持ちに答えてくれるディテールを備えています。そこで今回はステップワゴンスパーダ(RP3、4系)の魅力を紹介しつつ、2026年4月現在の中古車動向をお伝えしよう。

ホンダ ステップワゴンスパーダ(RP3、4系)ってどんなクルマ?

 日本において“元祖箱型ミニバン”と言えるのがステップワゴン。1996年に登場した初代モデルは、低くてフラットな床でライバルと大きく差をつけていた。

 当時の日本の箱型ワゴンは商用バンがベースで、後輪駆動かつ床が高いのが一般的。そんななか、乗り降りしやすくて室内スペースを有効に使え、1列目から3列目まで室内を歩いて移動できるなどライバルに対して大きなアドバンテージがあったのだ。気取らずシンプルな内外装で価格を抑えたのも爆発的ヒットの理由のひとつ。

 「RP3型」と「RP4型」は、そんなステップワゴンの5世代目モデル。2015年にデビューしたステップワゴンのうち上級エアロ仕様となる「スパーダ」のガソリンモデルで型式はFFモデルが「RP3型」、4WDが「RP4型」となっている。

 スパーダは標準車とは顔つきをはじめとする意匠が異なるが、そのデザインは「前期型」と「後期型」に分かれる。デビューから2017年9月までは前期型で、丸みを帯びた滑らかな顔つき。いっぽう2017年9月以降の後期型はエッジを効かせた直線的でシャープな顔つきとなっている。バンパーやヘッドライトだけでなくボンネットフードまで新設計だ。ボンネットフードがより水平になったのは、顔の厚みを増して立派さを強調するとともに、ハイブリッド車(RP5型)の追加に伴いそのメカニズムをエンジンルーム内に納める必要があったから。いずれにせよ、前期型と後期型はフロントデザインが全く違うので好みが分かれるところだろう。

 使い勝手面での特徴はなんといってもクラスを超えた広さを実感できる、開放感あふれる室内。シートは全仕様とも3列で、1列目と2列目がそれぞれ2人、3列目は3人掛けが可能な7人乗りです。2列目は左右が独立したセパレートシートで、シートを動かさなくても室内を歩いて3列目へアクセスできるのがメリットといえるでしょう。また、オプションで2列目を3人掛けのベンチシートへも変更可能です。

 そして使い勝手面には、ほかにもライバルにはない大きな特徴があった。それはテールゲート。「わくわくゲート」と呼ばれるテールゲートは一般的な跳ね上げ式ドアの中に横開き式のドアが組み込まれていて、全体を跳ね上げなくても家のドアを開くようなスタイルで車内へアクセスできるのが特徴。狭い場所でも気軽に荷室へ荷物を積み下ろしできる、とても便利なアイデアとなっている。この特殊なドアによる実用性を求めてこの世代のステップワゴンを買う価値があると言っていいだろう。

 また3列目シートの格納方法も床下格納とライバルと異なる独自スタイル。メリットは畳んだ3列目のシートが邪魔にならないことで、3列目シート畳むことが多かったり、日常的に畳んでおく人に向いている。そういう使い方にはまさに最適のミニバンと言える。

 なお、「RP3型」と「RP4型」のパワートレインはガソリンエンジンだが、ホンダならではの独自性がある。排気量は1.5Lと少なめにしつつ、ターボを組み合わせることで出力を高めた、いわゆるダウンサイジングターボエンジンとなっているのだ。排気量が小さめとはいえ出力は150PS、トルクは203Nmと十分なもの。しかも、そのトルクをわずか1600回転から発生するので加速の力強さを実感できる。

ホンダ ステップワゴンスパーダ(RP3、4系)概要
・発売年月:2015年9月
・全長:4735mm(スパーダ 2WD・2015年9月)
・全幅:1695mm(スパーダ 2WD・2015年9月)
・全高:1840mm(スパーダ 2WD・2015年9月)
・JC08モード 16.0km/L(スパーダ 2WD・2015年9月)

データで読み解くホンダ ステップワゴンスパーダ(RP3、4系)

 2026年4月現在、ステップワゴンスパーダ(RP3、4系)の中古車価格帯と中古車平均価格は次のとおりとなっている。

新車価格帯:272万5000円~308万1400円(2015年4月発売時)
中古車価格帯:165万円~390万円
中古車平均価格:245万円(ガソリン+ハイブリッドの合計)
グーネット掲載台数:約1360台(ガソリン+ハイブリッドの合計)

 定番ミニバンのこだわり派モデルだけに、基本的に中古車相場は堅調。現行型(2022年〜)が市場に出回るようになって価格は下落傾向かとみえたが、ここ2年ほどは、ある程度の価格帯まで相場が下がると、またグッともちなおす値動きをしている。この世代だけの装備である「わくわくゲート」は、一度体験すると便利で手放せないというユーザーもいて、RP3、4系が再評価されている部分もあるだろう。

 なお、中古車平均価格と物件台数の推移(過去2年間)は次のようになっている。

 グラフを見ると、2025年5月まで順調に下がっていた中古車平均価格だが、物件台数が少なくなるのに呼応するように価格が反発。2025年11月には2024年5月の水準まで上がってしまった。その後、現行型の中古車が市場に登場してきたことで、価格は下落しているが、同時に流通台数も減ってきており、ある程度のところで下げ止まることも想定される。

グレード別中古車物件比率

 基本グレードは「スパーダ」と「スパーダ・クールスピリット」の2タイプ。その2つのなかではベーシックとなる「スパーダ」でもステップワゴンシリーズのなかでは上位グレードとなる位置づけで、LEDヘッドライト、ホンダセンシング(ACCを含む先進安全機能)、両側パワースライドドア、本革巻きステアリングホイールなどを標準装備。ただしホンダセンシングに関しては非装着車も用意されている。

グレード概要
スパーダ系装備内容と価格をバランスさせた標準グレード
スパーダ・クールスピリット系3ゾーン式エアコンなど装備を充実させた上級グレード
スパーダ ハイブリッド G ホンダセンシング系2017年のマイナーチェンジで登場。「スポーツ ハイブリッド i-MMD」を採用
e:HEV スパーダ G ホンダセンシング系2020年の一部改良で登場。性能は「ハイブリッド」と同様ながら、撥水加工を施したシートなどを装備
その他特別仕様車「アドバンスパッケージα」など

 より上位の「スパーダ・クールスピリット」になるとFFモデルを含めた全車に3ゾーン式(運転席/助手席/後席の温度をそれぞれ独立して設定できる)のエアコンを標準装備(通常のスパーダは4WD車のみ採用でFFモデルはフロント―とエアコン+リヤマニュアルクーラー)するほか、スポーツペダル、センターテーブル、超高機能付きLEDルームランプ、ブラックコンビシート(プライムスムーズ×ソフトウィーブ)&専用インテリアなどが追加される。

 中古車市場におけるグレード比率は、ベースモデル、上級仕様、ハイブリッドによってほぼ三等分されている。そのなかでも最も豊富なのが、ベーシックな「スパーダ系」で、全体の34%を占めている。そのなかには、ホンダセンシングを標準装備する「スパーダ ホンダセンシング」も含まれる。次に多いのが上級仕様の「クールスピリット系」で、こちらも「クールスピリット ホンダセンシング」が含まれる。2017年9月のマイナーチェンジでホンダセンシングは全車標準装備になることは覚えておきたい。「ハイブリッドG」と「e:HEV スパーダG」は実質的には名称が変更した程度だが、装備が追加されていたり、「わくわくゲート」でない標準ゲート仕様が選べるというメリットもある。パワートレイン別に見ると、ガソリン車が約65%で最も豊富。ハイブリッドが35%。メーカーコンプリートの「Modulo X」は非常にレア。

走行距離別中古車物件比率

 発売から10年以上が経過していること、ファミリーカーとして日常的に使われるクルマであることから、6割以上が5万km以上となっている。3万km以下の車両も探すことは可能だが、価格帯は250万円からとそれなりに高価だ。ディーラー認定中古車(1年保証付き)の「ホンダセンシング」搭載車両が3万km~5万kmでアンダー200万円から探せるので、このあたりが内容とコストのバランスだろう。走行距離を妥協しても価格はあまり下がらないので、現車を確認してコンディションのいいものを選びたい。

年式別中古車物件比率

 ステップワゴンスパーダ(RP3、4系)の改良遍歴を振り返ってみよう。2015年1月にフルモデルチェンジを受け、およそ2年後の2017年9月にマイナーチェンジを受けた。改良の内容は、2モーターハイブリッドシステムを搭載する「ハイブリッド」の登場。また、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全車標準装備としたのも大きなトピックだろう。

2015年4月:フルモデルチェンジ
2016年5月:一部改良
2017年9月:マイナーチェンジ
2020年1月:一部改良

 2017年9月のマイナーチェンジを境に前期型と後期型にわけられるが、流通している中古車はおよそ半々といったところ。人気モデルだけに年式の割に価格帯は高値となっており、ハイブリッドモデルは6年落ち、6万kmといった条件で探しても200万円半ばの価格帯となっている。予算を重視するならガソリン仕様が狙い目だ。

まとめ:ねらい目のグレードや年式は?

おすすめ年式👉2017年式
おすすめグレード👉スパーダ ホンダセンシング

 順調に相場は下がりつつあるが、中古車市場では根強い人気があるので大きな値崩れはないと言える状況。リーズナブルに購入したいのであれば2017年以前のモデルがおススメで、100万円台から選ぶことができる。グレードは大きなこだわりがければ標準タイプの「スパーダ」で満足できるが、安全を考えるとホンダセンシング非装着車は推奨できない。

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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