中古車購入
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2016.01.27
思わず雪山に行きたくなるコンパクトSUV

昨年末は「この冬は雪が少ない」なんてニュースが流れていたけれど、1月に入って寒波到来。ようやくウィンタースポーツが存分に楽しめるようになってきた。
ウィンタースポーツはギアが多いし、滞在先でもクルマがないと不便なことも多い。バスや新幹線という手もあるけれど、仲間とワイワイ行くなら悪路走破性と経済性を兼ね備えたコンパクトSUVがベストだ。購入すると、思わず雪道を走りたくなってウズウズしてしまいそうな生きのいいモデルをご紹介する。雪道に強い4WD仕様で冬用タイヤを装着すれば鬼に金棒だ。
なお、軽油はガソリンに比べて高い温度で凍ってしまうため、ディーゼル車の場合は燃料の凍結にも注意が必要だ。寒冷地では冬季になると凝固点が低い(つまり凍りにくい)軽油を販売している。たとえば、インジェクターが目詰まりを起こす可能性のある「目詰まり点」が関東の都市部では「-5℃以下」の軽油、中部の山岳エリアや東北では「-12℃以下」の軽油という具合だ。「まだ燃料はあるから大丈夫」ではなく、現地のガソリンスタンドで早めに給油することをおすすめする。
■編集部注目のモデルはコレ!
日産 エクストレイル ねらい目年式 2010-2012 中古車参考価格帯 120万円~220万円

【どんな道でも頼りになるタフギア】
アウトドア志向の本格派SUV。ディーゼルの設定がある先代がおすすめだ。「アウトドアスポーツを最大限満喫するためのタフ・ギア」をコンセプトに開発された先代は、直線的なデザインなうえ、サイドやリアのウィンドウも大きくので見切りがよく、慣れない雪道でも比較的運転しやすい点もメリットだろう。シートは防水加工が施されており、荷室のフロアも取り外して丸洗いできる「ウォッシャブルラゲッジボード」を備えている。フロアも全面防水加工が施されたグレードもある。
見た目を裏切らない走破性がエクストレイルの人気の秘訣。本格的な4WD機構が、あらゆる路面を走り抜ける。
自然と戯れ、汚れたまま乗り込んでも安心のインテリア。簡単に汚れを落とせるシートがあなたをワイルドにしてくれる。
【相場の特徴】
クリーンディーゼルエンジンを搭載したフルタイム4WDに、悪路でボディ下部を保護するアンダーカバー、大型フォグランプなどを備えた特別仕様車「20GT エクストリーマーX」がイチオシ。200万円台前半から流通していて、防水シートやシートヒーターを備えた2012年以降のモデルでも230万円~280万円が相場となっている。「そこまで本格的でなくてもいい」というユーザーには「20GT」を。こちらは、前期モデルであれば150万円前後から手に入る。
ワイルドに遊びたいならば、エクストリーマーXに絞って探してみるのも悪くない。その際は、下回りも含めてのコンディションチェックをしっかりしたい。
マツダ CX-3 ねらい目年式 2015 中古車参考価格帯 220万円~280万円

【デザインの巧みさは文句無しのヒットモデル】
世界的にも評判の高いマツダの新世代モデル第5弾として、昨年2月にデビューしたばかりのコンパクトSUV。SKYACTIV技術とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」は、もちろん全面採用されている。全高が1550mmとSUVにしては低く設計されているためほとんどの立体駐車場に駐車可能。アウトドアユースだけでなく都市部での利用頻度も高い人にはとくにおすすめしたいモデルだ。エンジンは1.5Lのディーゼルのみ。4WD仕様を選びたい。
4WDモデルの悪路走破性は抜群。スポーティなハンドリングをあらゆるフィールド、コンディションで堪能できる。
スタイリッシュさは、室内に乗り込んでも変わらない。素材を吟味し、高級感を見事に醸し出している。
【相場の特徴】
雪山へ出かけることを考えると、クルーズコントロールやLEDヘッドライトなどを備えた「XDツーリング」がいいだろう。ただし、発売から1年しか経過しておらず、人気車種のため価格は高値で安定している。相場は280万円~300万円。
市場にあるほとんどのモデルが、低走行の良質なコンディションの車両。相場は高めだが、ながく乗れる一台をじっくり選びたい。
その他のお薦めモデル
スズキ ハスラー ねらい目年式 2014-2015 中古車参考価格帯 80万円~210万円

軽自動車ならハスラー。軽トールワゴンとSUVを融合させた軽クロスオーバーで、CVT搭載の4WD車にはエントリーグレードの「A」を除き、雪道やぬかるみなど滑りやすい路面での発進時にブレーキを制御してトラクションを最適化する「グリップコントロール」、急な坂を下る際にブレーキ操作なしに車速を約7km/hに維持する「ヒルディセントコントロール」を備えている。予算に余裕があれば、減速時に発電した電力を蓄え、発進・加速時にモーターでエンジンをアシストする「S-エネチャージ」搭載車(2015-)がおすすめ。相場は110万円~180万円。