中古車購入
更新日:2018.11.03 / 掲載日:2015.12.25
収納力で決める軽自動車選び

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
クルマに求められる収納力は、絶対的なスペースの広さだけではない。とくに日常使いにおいては、大きなモノを積めることより細々したモノを整理整頓できることが大事だったりする。収納スペースがないとカギや財布、携帯電話なども置いたところから動いたり落ちたりして、思わず探してしまった経験はないだろうか。
そこでオススメしたいのが日本の小型車たち。細かな気遣い、ちょっとした工夫が随所にちりばめられていて使い勝手が抜群にいい。かゆいところに手が届くというか、今風に言えば「女子力が高い」のである。
なかでも注目は軽自動車。全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下という制限があるにも関わらず、見事なパッケージングで収納スペースを確保している。高級感をウリにしていないので実用を追求しやすいという側面もあるだろうが、勤勉な日本の技術者の知恵と工夫はほんとうに見事だ。燃費はいいし、維持費は安いし、使い勝手はいいし、通勤や買い物など「チョイ乗り」するのにこれほど便利なクルマはない。
最近の軽自動車は、意外と置き場に困るボックスティッシュの収納場所なども備えていて全般的に女子力高め。収納の面でとくにおすすめのモデルをピックアップしてみよう!
■編集部注目のモデルはコレ!
スズキ スペーシア ねらい目年式 2013-2015 中古車参考価格帯 70万円~180万円

【子育て世代からも熱烈な支持】
人気軽自動車「パレット」の実質的な後継モデルで、空間の広さを表現するため「スペーシア」という名称に変更された。多彩な収納はユーザーからの評価も高い。助手席前のインパネトレイとグローブボックスが一体となっており、グローブボックス上部にボックスティッシュを収納、インパネトレイのふたを開けて取り出すことができる。天井の前方に設置された「フロントオーバーヘッドコンソール」も大型で、こちらもボックスティッシュの収納が可能。サングラスなどを入れてもよい。ヒールで出かけることの多い女性には、ドライビングシューズを収納できる「助手席シートアンダーボックス」も便利だし、500mlの紙パックにも対応するドリンクホルダー、ステアリングコラム下に小物を入れておける「インパネアンダートレー」、「フロントアームレストボックス」、「リアドアペットホルダー」、「助手席シートバックポケット」と、ほんとうに収納スペースが充実している。買い物袋フックはオプション。
視界の広さ、運転のしやすさは申し分なし。彼やパパもよろこんでステアリングを握るはず。
子育てをするお母さんから絶大な支持を受けるその魅力は、現実的な使い勝手のよさ。
【相場の特徴】
2015年5月からは、燃費もさらに改善し、衝突被害軽減システムのカメラもステレオタイプへと進化している。大数的には選べるほど存在しているので、価格面で納得ができれば検討したい。
ダイハツ タント
ねらい目年式 2013-2015
中古車参考価格帯 70万円~190万円

【レジャー感抜群のたのしさが魅力】
助手席側のBピラーがなく、助手席ドアと後席左側スライドドアを開けると開口部が一体となる「ミラクルオープンドア」が人気のモデル。収納の充実度も高い。センターメーターを採用しているため、ステアリングコラムの上にはボックスティッシュがすっぽり収まるサイズのふた付き収納「インパネアッパーボックス」があり、ステアリングコラム下にもオープンタイプの収納「インパネアンダートレイ」がある。インパネセンターにはスマートフォンなどを置いておくのにちょうどよいサイズの「センターポケット」があり、助手席側には「インパネトレイ」と「グローブボックス」を装備。フロントのアームレストも収納付きで、運転席のシートバックには3つのポケットが付いている。ショッピングフックも、インパネの助手席側と助手席のシートバックに各1個あり、買い物袋や手提げなどをかけておくのに重宝。助手席のシートバックは前に倒せばテーブルに。フロント2席のドリンクホルダーは500mlの紙パック対応で、後席にもボトルホルダーとポケットがある。ボックスティッシュを収納できる前席頭上の「フロントオーバーヘッドコンソール」はオプション設定。
広い車内とミラクルオープンドアの組み合わせは偉大。狭い場所での駐車はもちろん、荷物の積み降ろしだってスムーズだ。
収納の数には驚かされる。必要な場所に十二分な収納が用意されているので、車内が散らかることはない。
【相場の特徴】
市場価格はボリュームゾーンが130万円~160万円と若干高めながら、絶対的な流通量が多いため100万円前後でも十分探せる。
多彩なシートアレンジは子育て世代に便利。あらゆるシーンに対応するフレキシビリティの進化は現行モデルの魅力だ。
ホンダ N-BOX
ねらい目年式 2012-2014
中古車参考価格帯 65万円~160万円

【斬新なフォルムがスタイリッシュなミニバン】
2015年上半期の軽自動車販売台数でトップに輝いたN-BOXシリーズ。女性の支持率が高い「N-BOX」の収納は、ステアリングコラム下の「ドライバーズロアポケット」、CDなどにちょうどよいサイズの「センターロアボックス」、車検証などを入れたまま上部に薄型のボックスティッシュを入れられるグローブボックス、助手席前の「インパネトレイ」、運転席と助手席のシートバック上部にあるメッシュの「シートバックアッパーポケット」など。コンビニフックは、センターコンソールの助手席側と運転席/助手席のシートバックの3か所に備える。オプションが豊富なのもN-BOXの特徴。フロントアームレストに小物入れがついた「アームレストコンソール」、フロントシートの運転席と助手席のあいだにベルトで固定する「シートコンソール」、運転席と助手席の頭上に幅約30×奥行約24×高さ約6cmの左右大型ポケットを持つ「大型ルーフコンソール」などを用意。オプションで人気の「シートバックテーブル」は運転席と助手席のシートバックにセットされるコンパクトなテーブルで、左右それぞれのテーブルに2つずつドリンクホルダーがあり、休憩時にこどもと一緒におやつを食べたりするときに便利。
衝突安全設計ボディ「G-CON」をベースに、充実したエアバッグなどが装備され、軽自動車の中でトップクラスの安全性を誇る。
豊富な収納も実際の使い勝手がよく考えられており、ユーザーからの評価も高い。
【相場の特徴】
高年式の流通量も多く、市場価格のボリュームゾーンは110万円~130万円。絶対数が多いので、90万円前後から探すことも可能だ。
物件数が多いので、派生モデル、メーカー純正のカスタムパーツ装着車なども多く、ボディカラーも選びやすい状況だ。