中古車購入
更新日:2015.06.01 / 掲載日:2015.05.25

外車の中古車の走行距離の目安と寿命はどれくらい?

外車の中古車の走行距離の目安と寿命はどれくらい?

goo-net編集チーム

「外車=あこがれ」の方は多いですよね。

それはなぜかと言ったら、外車は価格も維持費も高いし、
近くで簡単に修理できなくて大変、
というイメージをみんなが持っているからではないでしょうか。

それが中古車になると、購入価格がピンキリになるので、
探せば安い価格の外車を見つけることができます。

夢の外車を現実にできる中古車は、
乗りたい車種がある方には見逃すことのできない方法です。

ここでは、外車の中古車を選ぶ際に、
注意しなければいけないポイントや平均的な寿命があるのか、
走行距離の見極め方など、中古外車の気になるあれこれを紹介していきましょう。

外車とは

「外車」つまり輸入車とは、
日本以外で生産されて、日本に輸入された車のことをいいますが、
ひとくちに輸入車といっても、
「正規輸入車」と「並行輸入車」の大きく2つに分けることができます。

両者の違いは以下の通りです。

正規輸入車

日本人向けに、日本の法律や日本の環境・日本の道路事情などを考慮して、
海外で生産した車を日本に輸入したものです。

正規の輸入ディーラーによって輸入され、日本で型式認定を受けて、
正規販売店(ディーラー)で販売される車です。

このように、正規ディーラーで扱う輸入車を「認定車」といい、
その中古車を「認定中古車」といいます。

認定車は日本の環境に合わせて生産されているため故障しづらいですし、
保証や車検などの整備や故障時の修理体制など、
サポート面が充実しているため”安心感”があります。

並行輸入車

外国で生産・販売されている車を、業者(並行輸入業者)や個人が日本に輸入した車です。

その国の環境に合わせて生産されているため、
湿度の多い日本の環境ではトラブルが起きやすかったり、
故障して部品を調達しようにも、現地から取り寄せる必要があるため、
時間と手間と費用がかかってしまいます。

さらには、車検や修理などを受け付けてもらえないことも多く、
受けてもらえたとしても手間と知識が必要なため、
日数も費用も日本車の何倍もかかってしまう場合もあります。

しかし、日本で手に入りづらい車両であり、レアな車両のため、
車好きのファンやこだわる方には根強い人気があるのもこのタイプです。

以上のことを考えると、
乗りたい外車があるのなら並行輸入ではなく、
正規輸入された「認定車」を選ぶことがおススメですが、
デメリットを覚悟するなら並行輸入車も良いでしょう。

正規ディーラーでは、新車だけでなく中古車も扱っている場合が多く、
その場合、知識がある業者が責任を持って整備・補修をしてくれますし、
保証などのアフターサービスも充実した「認定中古車」となります。

また、中古車販売業者にも、外車を専門で扱っているところが多くあり、
知識が豊富で車好きのスタッフも多くいますから、
両者のメリット・デメリットをわかったうえでなら、
「正規輸入車」「並行輸入車」どちらを選ぶかはその人次第といえます。

中古車を選ぶ際の外車の走行距離の目安

日本車の場合、1年で1万kmといわれており、
5年だったら5万km、10年なら10万kmが目安とされているので、
それより走っていない車は良いとされ、
それ以上走っている車は悪いといった印象となっているようです。

当然、外車はそれより短い距離でメンテナンスしないといけないといった場合が多いようです。

ですが、実際のところ、
「前のオーナーがどういった使い方をしていたか」
「メンテナンスはマメにしていたか」の方が、
走行距離よりもよっぽど重要です。

たとえば、タクシーに使用している車は平気で50万km以上走りますが、
それは、オイル交換や部品交換などマメにメンテナンスをしていますし、
長期間乗らないといったことはなく、乗務員をかえて常にエンジンが温まっているからです。

外車の中古車でも、前のオーナーがどういった使用方法で、
メンテナンスをきちんとしていたかが重要なのです。

登録から2年で走行距離が1~2万kmと、一見状態の良い中古車にみえても、
前のオーナーが海沿いに住んでいて青空駐車で、
めったに運転せず、ノーメンテナンスであったのなら、
中古車として購入して1年も経たないうちに、
いろんな部分にトラブルが起きてしまい、修理費用がかかってしまいます。

一方、登録から5年以上で走行距離問も10万kmを超えていたなら、
常態が良いとはいえないかもしれません。

しかし、前のオーナーがマメに定期点検をして、
早め早めに部品を交換し、オイル交換も忘れなかった場合は、
中古車として購入後も走行距離に合わせた部品交換をすれば、
大きな故障はないことが多いのです。

つまり、走行距離ではなく「メンテナンス履歴」で判断することが、
中古外車を選ぶ際に重要なポイントといえるのです。

外車の寿命とは

中古車の寿命をみるとき、10万kmがひとつの目安とされています。

それは、10万kmをこすとタイミングベルトなど交換しなければいけない部品が出てきますし、
その他にも寿命となる部品や修理する部分が多くなるからです。

また、登録年からある程度経過した車は税金が上がってしまいますし、
車検やガソリン代・修理代などの維持費が高かったり、
最新の安全装置が少なく任意保険も高くなってしまうからです。

外車の場合、日本車と違って10万kmという目安は当てはまりません。
メンテナンスが悪ければ、早い段階でタイミングベルトを交換しなければいけませんし、
その他いろんなところにトラブルが起きてしまいます。

ですので、上で説明したとおり、
前オーナーの使用方法やメンテナンス履歴が、その車の寿命も大きく左右するのです。

外車の中古車選びは車が良い状態かどうかを見極める

「乗りたい外車がある」「あこがれの外車がある」といった場合には、

・前のオーナーの使用方法を見極めること
・メンテナンス履歴を見ること
・保証のしっかりした業者を利用すること
・試乗は条件の悪い日をあえて選ぶこと

など、
状態のよい車両を探すことを心がけるようにしましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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