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更新日:2019.01.06 / 掲載日:2014.08.08

夏レジャーを彩る開放感のあるクルマ特集

夏レジャーを彩る開放感のあるクルマ特集

8月に入り、暑さもピークを迎え、夏休みシーズンもあとわずかという時期だが、暑い日が続くからこそ、9月の連休までは「夏本番」と考えて、サマーレジャーをより長く楽しみたい。そこで今回は、誰でも遊びの達人になれる機能性抜群なクルマを厳選してみた。

CASE 1 家族も満足の広々空間で夏の長距離ドライブを楽しみたい!

性別:男性 年齢:32歳 家族構成:妻・子供2人

買い替えたい理由・条件

●スペースに余裕のあるクルマが欲しい
●後部座席の使い勝手が良いものがいい
●見た目のデザインに精悍さが欲しい

オススメのクルマ ホンダ フリードスパイク (現行型・平成22年7月~)

ホンダ フリードスパイク

中古車の相場:115万~188万円 流通台数:約240台 ※平成22年~26年式の相場

ポイント
●車内空間のユーティリティが高い
●コンパクトサイズで取り扱いやすい
ユーザー口コミレビュー
装備はシンプルだが、小物入れや使い勝手を考えた工夫がとても多彩。また、リアの空間の使い勝手はなかなか便利です。

精悍なマスクを持ちながら、サイズは1.5Lサイズ。しかし、車内空間はコンパクトサイズとは思えない広さを持ち、大人5人乗車もラクラク実現し、時には車中泊も可能にするぐらい、自由自在に使える空間を持つフリードスパイク。姉妹車のフリード以上に、「遊び」に特化しており、どこに出かけようか?だけではなく、何をして遊ぼうかと迷うぐらい楽しいクルマだ。

ココに注目!

ホンダ フリードスパイク

使い勝手の良さが特徴のこのクルマだが、キャンピングステーションタイプも発売されているので、本格的なアウトドアライフを楽しみたい人にはまさにオススメ。今年の夏は、家族で青空クッキングを楽しんでみてはどうだろう?

  • 全体的には上昇中

    全体的には上昇中

  • 全体的には上昇中

    格は上昇気味だが、台数も増えているところはポイント。3年落ちタイプを狙えば、価格はかなり抑えられる。

CASE 2 タフでワイルドなアメリカンSUVで暑さを吹き飛ばすドライブを楽しみたい

性別:男性 年齢:29歳 家族構成:独身

買い替えたい理由・条件

●ワイルドさのある大きなクルマに乗りたい
●ちょっと気取って左ハンドル車に興味あり
●レア感を感じられるクルマが欲しい!

オススメのクルマ シボレー トレイルブレイザー (絶版型・平成13年9月~平成22年5月)

シボレー トレイルブレイザー

中古車の相場:19万~253万円 流通台数:約140台 ※平成13年~22年式の相場

ポイント
●米国製だが日本に合うミドルサイズである
●大きさの割には小回りが良い
ユーザー口コミレビュー
評価の分かれるアメ車ですが、故障はまったくありません。カスタムパーツも多いため、とてもかっこよくなります。

日本の道路事情にも合う、ミドルタイプSUVのトレイルブレイザー。それ故に、乗り易いという評価を受け、日本市場でも人気は根強い。シボレーブランドを表すエンブレムと、力強さを出すフロントデザインが特徴だが、肝心の走りの方はオート4WD、2HI、4HI、4LOの4種類の走行モードが選べる本格派であり、タフなドライブを楽しみたい人にはベストパートナーとなるはず。

ココに注目!

シボレー トレイルブレイザー

広い車内に比例して、荷物スペースも広々。そして写真のように小物を下に収容できる便利スペースがあったり、荷室を上下2段に分けられるパーテーションがあったりと、使い勝手の良さも抜群。

  • 引き続き下落

    引き続き下落

  • 引き続き下落

    今年に入ってから徐々に価格は下落しており、買うなら今!という感じ。あとは台数が気になるところだ。

CASE 3 車中泊も余裕な大っきなクルマで今年の夏はワイルドに

性別:男性 年齢:43歳 家族構成:妻・子供2人

買い替えたい理由・条件

●充実したアウトドアを楽しめるクルマにしたい
●車中泊が余裕で出来るタイプがいい
●年式が古くても広さと使い勝手を重視

オススメのクルマ マツダ ボンゴフレンディ (絶版型・平成7年6月~平成18年4月)

マツダ ボンゴフレンディ

中古車の相場:16万~128万円 流通台数:約80台 ※平成7年~18年式の相場

ポイント
●アウトドアを満喫する充実装備を用意
●拡張性も高い開放感あふれる車内空間
ユーザー口コミレビュー
室内の広さは大満足ですし、電動ロールカーテンはとても便利。ターボが効いてからの圧倒的な加速も気持ちいいです。

生産終了から8年が経過したが、根強い人気を誇るボンゴフレンディ。立ったまま着替えが出来るほどの高さと、シートアレンジが生み出す多彩な空間、そして最大のポイントでもあるオートフリートップなどの装備を持つことで、より快適な車中泊を実現させてくれる。ちょっと古いクルマだが、素敵な夏の思い出を作りたい人にはオススメしたい一台と言えるだろう。

ココに注目!

マツダ ボンゴフレンディ

フレンディと言えば「これ!」と言われるほど、人気の装備であるオートフリートップ。スイッチ一つで、キャビンの上に大人2人が寝られるスペースを作り出し、まるでクルマが二階建てになったかのような錯覚さえ感じるかも?

  • 緩やかに上昇中

    緩やかに上昇中

  • 緩やかに上昇中

    生産終了しているモデルだからこそ、次の機会を見つけるのは難しい。だからこそ、見つけた時に手に入れたい。

CASE 4 ちょっとリッチでラグジュアリーなクルマでプチセレブ気分の夏を!

性別:男性 年齢:40歳 家族構成:妻・子供2人

買い替えたい理由・条件

●ワンランク上の優雅な走りを実感したい
●ロングドライブでも疲れないシートは必須
●荷物スペースが広いワゴンタイプが希望

オススメのクルマ アウディ A4アバント (現行型・平成20年8月~)

アウディ A4アバント

中古車の相場:230万~390万円 流通台数:約280台 ※平成20年~26年式の相場

ポイント
●ウィング型のLEDポジションランプ
●パワフルな走りながらも高い安全性
ユーザー口コミレビュー
バランスの良さが際立っており、プロポーションは最高と言えます。また、高速安定性も「さすが」の一言です。

着実に人気を伸ばしてきている、アウディの人気ワゴンシリーズ。高級ブランドらしく、洗練されたデザインに、優雅さと上質感がマッチしたシートや装備の数々が、ワンランク上のカーライフを楽しませてくれる。また、ワゴンタイプならではの高い走行安定性と、座り心地の良いシートが心にゆとりを与えてくれるので、ロングドライブがさらに楽しい時間に変わってくるはず!

ココに注目!

アウディ A4アバント

多くのクルマでは、後部座席に3人乗ると窮屈だ・・・と感じてしまうことが多いが、そう感じさせない広さと、抜群の座り心地を与えてくれる高級シートを用意することで、一般的な常識を打ち砕いてくれている。

  • 横ばい傾向が続く

    横ばい傾向が続く

  • 横ばい傾向が続く

    一時的に価格は上昇したが、現在は横ばいで推移。今後も大きな変動は無さそうなので、今買っても損はないと思われる。

CASE 5 今年の夏こそ「みんな揃って」ビッグなクルマで夏を満喫!

性別:男性 年齢:41歳 家族構成:妻・子供4人

買い替えたい理由・条件

●人も荷物もたくさん載るクルマがいい
●空間の広さは選ぶ大きなポイント
●スペースの改造を楽しめるクルマが欲しい

オススメのクルマ トヨタ ハイエースワゴン (現行型・平成16年8月~)

トヨタ ハイエースワゴン

中古車の相場:160万~321万円 流通台数:約900台 ※平成16年~26年式の相場

ポイント
●ノーマル状態で10人が乗れる
●使い勝手も良く改造も容易な後部座席
ユーザー口コミレビュー
座席位置が高いので、視認性が良く運転が楽。荷物はたくさん積めるし、宿泊もできるし行楽シーズンには大活躍です。

10人乗車だって可能なハイエースシリーズのハイエースワゴン。家族とのドライブはもちろん、仲間と大人数でのレジャーも可能であり、後部座席を倒して広々空間にすることも出来るし、その空間をアレンジして、プチキャンピングカーとすることが出来るなど、万能カーと呼ぶにふさわしい実力を備えているこのクルマ。そしてデカい割には、運転しやすいのも隠れたポイントである。

ココに注目!

トヨタ ハイエースワゴン

最大の魅力は、Lサイズミニバンさえ凌駕する抜群の広さ。だからこそ、ニーズにあった居住空間を作り出すために、オーダーメイドカスタムをする人も少なくはない。自分らしい空間を考え、より充実したカーライフを楽しみたいところだ。

  • 人気ゆえに上昇中

    人気ゆえに上昇中

  • 人気ゆえに上昇中

    業務用としても使えるオールマイティカーだからこそ、価格は上昇中。よって、待たずに買うのも得策と言える。

※すべての価格は参考価格です
※相場・口コミレビューに関してはGoo-net2014年7月調べ

夏レジャーを彩る開放感のあるクルマ特集

今回、清水草一が選出した「夏レジャーに使えて開放感のある」クルマは、多彩に遊べるSUVで、クリーンディーゼルエンジンを搭載する二台。先行デビューしたエクストレイルと、人気の火付け役となったCX-5、買いの一台は、はたしてどっちだ!?

ベテラン評論家が独断と偏見で判定を下すライバル対決コラム クルマライバル 勝手にジャッジ

  • PROFILE 清水草一

    清水草一

  • PROFILE 清水草一

    1962年生まれ。自動車ライターにして交通ジャーナリスト。大の中古車マニアとしても知られ、格安車からフェラーリまで、その生涯で25台以上もの中古車を購入している。

清水草一’s「私の選択」

  • マツダ CX-5 XD

    マツダ CX-5 XD(現行型・2012年2月~) 中古車価格帯:182~304万円

    低燃費技術でディーゼルをアピール
    ガソリン&クリーンディーゼルエンジンを設定するクロスオーバーSUV。両エンジンとも低燃費技術「スカイアクティブ」を採用している。

  • 日産 エクストレイル 20GT

    日産 エクストレイル 20GT(現行型・2008年9月~) 中古車価格帯:117~318万円

    アウトドアの楽しさを具現化したカジュアル四駆
    タフなデザインのアウトドア向けミドルサイズSUV。ディーゼル搭載車は2代目モデル販売時に設定され、現在も継続販売中。

  • 上記データはCX-5全体のもの。エクストレイルのフルモデルチェンジと同時期に相場は下がった。いい物件が見つかれば即買いだ。

    上記データはCX-5全体のもの。エクストレイルのフルモデルチェンジと同時期に相場は下がった。いい物件が見つかれば即買いだ。

    「世界が震撼した新技術を採用!」
    エクストレイルのほぼ独占状態だった日本のクリーンディーゼル市場に、真打ち登場とばかりに殴り込み、あっという間に席巻。今やディーゼルブームと呼べるほどのムーブメントを巻き起こしているのが、マツダの「スカイアクティブD(ディーゼル)」エンジンだ。
    スカイアクティブDのメカニズムは革命的だ。ディーゼルでありながら圧縮比をガソリンエンジン並みに低くすることで、窒素酸化物とススを同時に減らすことに成功。その排ガスは、触媒や尿素などの後処理なしで厳しい規制をクリアした。つまりコストが断然安く済む。これは世界が震撼したほどの新技術である。
    それが最初に積まれたクルマこそ、このミドルサイズのSUV・CX-5だった。排気量は2.2L。ライバルのエクストレイル 20GTより、排気量で1割大きく、最大トルクは2割大きい。しかも、5000回転から始まるレッドゾーンまで、ガソリンエンジンのように静かにスムーズに回る。
    エンジン性能はこちらが上。組み合わされるトランスミッションは6速ATのみだが、新車の売れ行きは、旧型が細々と売られている状態のエクストレイルを圧倒している。

  • 上記データはディーゼルを含むエクストレイル全体のものだが、現行型の登場で、先代型の相場は若干上がった。買うなら早めが吉か。

    上記データはディーゼルを含むエクストレイル全体のものだが、現行型の登場で、先代型の相場は若干上がった。買うなら早めが吉か。

    「ディーゼル復活の先導役を務めた」
    クルマを使い倒して、遊び尽くしたい!と思っているクルマ好き層にとって、クリーンディーゼル車は常に注目の的だ。なぜなら、クリーンディーゼルは燃費がいい。トルクもあって走りが力強い。しかも軽油はガソリンよりリッター20円強安い!走り倒し遊び倒すタイプにはもってこいだ。
    この分野、日本市場で先陣を切ったのは、日産エクストレイルだった。ルノーと共同開発した2Lディーゼルターボは、当時世界一厳しかった日本の新長期ディーゼル規制を初めてクリア。ディーゼル復活の先導役を務めた。
    その特性はかなりマニアックだ。エンジンの最もおいしいところは、1400回転から2000回転。2000回転を越えてもしっかり回るが、燃費を考えるとこまめにシフトアップしたいだろうし、そのほうが走りの醍醐味も深い。狭いスイートスポットを使い尽くすという、マニア好みの部分があるのである。トランスミッションも6速ATだけでなく、6速MTが用意されている。
    CX-5のデビュー後、エクストレイルのディーゼル搭載車の中古車相場はかなり下がった。特徴的デザインの四角いボディは見切りもグッド。今こそ狙い目か?

ライバル興亡史

  • icon 2008 エクストレイル

    2008 エクストレイル

    20GTを追加。
    高い走破性能や使い勝手のよいラゲッジルームで人気の先代モデルに、ディーゼルグレードを追加

  • 2008 エクストレイル

  • icon 2010 エクストレイル

    2010 エクストレイル

    一部改良。
    20GTに6速ATモデルを追加。フロントグリルやバンパー形状などを変更してスマートなイメージに

  • 2010 エクストレイル

  • icon 2012 CX-5

    2012 CX-5

    デビュー。
    クリーンディーゼルの搭載を前提として開発され、発売当初からディーゼルグレードの販売比率は高め

  • 2012 CX-5

  • icon 2012 CX-5

    2012 CX-5

    一部改良。
    新色「ソウルレッドプレミアムメタリック」ほか3色を追加し、ガソリンエンジン車の燃費を向上させた

  • 2012 CX-5

  • icon 2013 CX-5

    2013 CX-5

    仕様変更。
    2.5Lガソリンエンジンを追加設定。安全装備「スマートシティブレーキサポート」を全車標準搭載した。

  • 2013 CX-5

  • icon 2013 エクストレイル

    2013 エクストレイル

    現行型にフルモデルチェンジ。
    3代目となる現行モデルがデビュー。ディーゼル搭載グレードの20GTのみ先代型のまま継続販売される

  • 2013 エクストレイル

耐久性と低燃費が自慢の2台は総合力で勝負あり

この2台を中古車同士で比較すると、実に奥深いものがある。
まずタマ数は、登場からわずか2年のCX-5 XDのほうが多い。エクストレイル 20GTは、発表からすでに5年を経ているが、新車の売れ行きが今ひとつにつき、タマ数は限られる。
耐久性が高くて燃費がいいクリーンディーゼル車は、もともと中古車市場で人気が高く、エクストレイル 20GTは高値安定銘柄だった。CX-5の登場で下がりはしたが、それでも同年式で比較すると、まだエクストレイルのほうが若干高い。
また、エクストレイルの場合、中古市場に並んでいるのは、08~09年モデルが中心。その頃エクストレイル 20GTは6速MTモデルのみの設定だったので、中古車もATよりMT車のほうが多いという、非常にレアな銘柄である。
実はエクストレイルの場合、AT車はMT車に比べ加速や燃費が明白に劣る。走る楽しさもガックリ落ちる。つまりエクストレイルを選ぶなら、MTへのこだわりと安さを両立させる、200万円を切る低年式のMTモデルを選ぶべし!ということになる。なにしろMTはこちらにしかないことでもあるし。
逆にそれ以外であれば、ほぼあらゆる面でCX-5の方がオススメだ。唯一の弱点は全幅が50mm広く、取り回しで劣ることだが、総合的に見てこの勝負、CX-5の圧勝である。

今回のジャッジ

マツダ CX-5 WIN

物件数にはじまり燃費など総合的に判断!
エクストレイルの利点はMTが選べるというポイントにつきる。それ以外は多くのの面でCX-5が有利であり、物件数や相場なども含めた総合力で勝負がついた。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net7月調べ

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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