中古車購入
更新日:2024.04.05 / 掲載日:2024.04.05
多人数乗車もOK! こだわりで選ぶおすすめ3列シートSUV5選

SUVに乗りたいけど、いざという時のために3列シートも欲しい。そんなニーズに応えてくれるのが3列シートのSUV。SUVの多くは2列シート・5人乗りが一般的だが、一部のモデルには3列シートを備えているものがある。そこで今回は、いま中古車として買いの3列シートSUVをご紹介。それぞれに「こだわりポイント」があるので、自分のライフスタイルに合わせて選んでみよう。
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走りにこだわるならマツダ CX-8

SUVでも走りにこだわりたい、そんな人におすすめなのがマツダ CX-8。ボディサイズは、全長4900mm、全幅1840mm、全高1730mmと大柄であるが、その巨体を感じさせない軽快かつ上質な走りが魅力。パワートレインは2.2L 直4ディーゼルターボを搭載し、190馬力/45.9kgmというパワフルな性能を持つ。トルクが大きいのでキビキビとした加速が特徴だ。また2018年にはGベクタリングコントロールプラスを全車標準搭載し、高速走行時や滑りやすい路面での安定性を向上している。ボディサイズにゆとりがあるため室内も広々としており、3列目にも大人が座れるスペースを確保。ミニバンの代わりとして使えるのも魅力だろう。
そんなCX-8も昨年末をもって生産が終了しており、新車も在庫限りとなっている。一方中古車市場には豊富に物件が流通しており、そろそろ買い時を迎えた。中古車価格帯は150万円~470万円で、100万円台の低価格な車両も少しずつ増えている。中古車平均価格は290万円。ガソリンとディーゼルが設定されているが、中古車はディーゼルモデル「XD」系が多い。
ミニバン×SUV!? 本格的4WDのデリカD:5

2007年1月に登場した三菱 デリカD:5は、3列シートのミニバン。これにパジェロ譲りの4WDシステムを導入し、さらに210mmという最低地上高を確保してオフロード性能を与えた珍しいモデルである。生産期間が長く、未だに新車販売されている。モデルライフのなかで幾度も改良を受けており、なかでも2019年2月に、フルモデルチェンジ級の大幅改良が行われた。パワートレインがディーゼルのみに集約され、エクステリアには「ダイナミックシールド」が採用されたことが大きなトピック。インテリアは、ボディがミニバンということもあり、どの席でも快適性は十分高い。スライドドアを採用するので、乗降性がよいのもメリットだ。
販売期間が長いため、中古車市場には非常に多くの物件が流通している。中古車価格帯は50万円~560万円と幅が広いが、100万円台の低価格なものは大幅改良前のものが中心。2019年以降の後期型の価格帯は280万円からとなっており、価格重視なら前期型、コンディション重視なら後期型をねらってみたい。
プレミアム性重視ならレクサス RX450hL

より高級なSUVを探しているなら、レクサスRXという選択肢もある。ここで紹介する先代モデルは2015年10月に登場。力強いスピンドルグリルやエッジの効いたボディシェイプなど、従来モデルと比べて存在感が増している。高級なインテリアも満足度を高めてくれる要素。そんな先代RXに3列シート仕様車「RX450hL」が追加されたのは2017年12月。全長を拡大して居住空間を改善したほか、1列目から3列目にかけて視点を高くするシアタースタイルを採用したのがトピック。また、3列目にカップホルダーや専用エアコンが設置するなど、快適性を追求しているのもありがたい。ちなみに3列シート仕様車は3.5L V6のハイブリッドモデルのみとなっており、パワートレインの選択肢はない。
先代RXの物件数は多いものの、「RX450hL」に絞り込むと少ないのが難点。中古車価格帯は370万円~700万円となっており、中古車平均価格は544万円。RXの最上級グレードゆえ高値安定傾向ではあるが、プレミアムブランドの3列シートSUVのなかでは比較的手が出やすい。
アウトドア派に嬉しい日産 エクストレイル

2013年12月にフルモデルチェンジを受けた日産 エクストレイルにも多くのグレードに3列シートが選択可能なのをご存じだろうか。3列目シートのスペースはそれほど広くないものの、いざという時に多人数乗車できるのが魅力。帰省時や複数の友人と一緒にアウトドアに行く時など、7名乗車が活きるケースも多いだろう。駆動方式は2WDと4WDの両方が設定されており、ラフロードの走破性が高い。また、汚れても簡単に拭き取れる防水フレキシブルラゲッジを採用するなど、アウトドアでの利便性にもこだわっている。
登場から10年以上が経過し、中古車相場には多くの物件が流通している。中古車価格帯は100万円~270万円(7名乗車のみ)と手頃な価格に落ち着いている。7名乗車仕様の割合が全体の1割以下と少なく探しにくいのが難点。
デザインにこだわるならプジョー5008

ミドルクラスSUVとミニバンのいいとこ取りしたプジョー5008。全長4640mm、全幅1840mm、全高1650mmのサイズは取りまわしも苦にならないジャストサイズ。そしてなにより、エレガントな内外装デザインが大きな見どころだ。特にシャープな形状のヘッドライトや、絞り込まれたボディサイドの造形は躍動感を感じさせる。2列目シートは独立式となっており、それぞれ15cmの前後スライドと5段階のリクライニングが可能。3列目シートは取り外すこともでき、その場合およそ38Lの床下収納も使えるのが便利だ。パワートレインは1.6Lガソリンターボ、2.0Lディーゼルターボから選択可能。
中古車は国産SUVと比べて多くはないが、全体的に相場が下がって買いやすい状況。中古車価格帯は190万円~520万円、中古車平均価格は345万円と、新車時より50万円~100万円ほど安くなっている。高年式&低走行車も多いのも安心だ。パワートレインはガソリン、ディーゼルともに同程度流通する。
3列目シートの用途を念頭に置いたクルマ選びを

3列シートのSUVは、割合としては多くはないが、選択肢は決して狭くはない。購入の際の注意点は、3列目のシートをだれが、どのような用途で使うかを想定しておきたい。頻繁に使うのであれば、スライドドアのある三菱 デリカD:5のようなミニバンタイプが便利だし、緊急用以外はほとんど使わないなら日産 エクストレイルのようなミドルクラスSUVでも十分だろう。購入前に必ず3列目シートへのアクセスとスペースの広さをチェックしておきたい。

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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