徹底分析中古車相場
更新日:2019.07.10 / 掲載日:2019.03.10
【グー連載コラム】徹底分析中古車相場(2019年3月)

中古車を購入するうえで相場の動向をチェックするのは、お得に買うためには必須事項といっていい。そこでグー編集部が持つ膨大なデータから、過去1年の平均相場動向をもとに、日々変動する中古車相場について読み解いていこう。
(掲載されている内容はグー本誌2019年4月号の内容です)
【今月のテーマ】新生活で急にクルマが必要となった人におすすめしたい軽自動車&コンパクトカー
新年度、新学期がスタートする4月に、就職や新入学、あるいは転勤などで生活がガラリと変わり、それをきっかけにクルマを購入する人も増える。
たとえば通勤、通学という目的だけでなく、子どもを送迎するためにクルマが必要になったり、引っ越した先でクルマ移動が必須となることもあるだろう。しかし、出費がかさむこの春先にクルマを購入するとなると、やはり予算は抑えたいところ。そこで今回は、なにかと物入りであることを考慮し、リーズナブルに購入できて、なおかつ日々の生活を強力にサポートしてくれそうな軽自動車やコンパクトカーを中心にピックアップしてみた。
選択時のポイントは、購入費用が抑えられることに加え、低価格でも機能や装備が充実していること。それから、クルマの所有が初めてだったり、久しぶりだったりするなら運転がしやすい車種を選ぶことも重要となる。また、今どきは自動ブレーキをはじめとした安全なドライブをサポートする機能が備わっているかどうかも重視したい。こうした条件を満たしているクルマを最有力候補にするといいだろう。
さらに、デザイン的な好みや上質感、走りのよさといった付加価値をプラスして考えれば、あなたに合った1台が見つかるはずだ。
ダイハツ ミライース(先代型)

運転がしやすくて低燃費だから毎日のアシに最適
エネルギーロスを防ぐことに注力し、さらにボディの軽量化を図ることによって燃費と動力性能をバランスさせている。それゆえ低燃費車にありがちな走りにおける不満を感じることはない。取りまわしのよさと相まって、毎日のアシとして疲れずに乗れる。
中古車参考価格帯:20万円から70万円【相場傾向↓・・・買い!】

2011年9月から2017年5月 ※全グレード
流通台数が極端に少なく、動態保存するユーザーも増えている。コンディションが良好な物件は、今後も高値を維持するだろう。新型が発表されたことで再度注目を集めることは間違いなく、相場は上がると予想される。
スズキ スイフト(先代型)

卓越したハンドリング性能で運転の楽しさが味わえる
欧州仕込みの走りがセールスポイントで、機敏なハンドリング特性によって日常的なドライブでもスポーティな運転感覚が楽しめる。実用性や居住性にも秀でた特徴を持ち、パーソナルユースはもちろん、ファミリーカーとして選んでも不満なく使える。
中古車参考価格帯:30万円から100万円【相場傾向↓・・・買い!】

2010年9月から2017年1月 ※全グレード
中古車相場の平均は100万円を下まわり、最終型となる2017年式でも手頃な価格で流通している。デュアルジェットエンジンとエネチャージを搭載し、燃費と走りを高次元で両立した2013年以降の車両が狙い目だ。
ダイハツ ムーヴコンテ(最終型)

オシャレで上質なスモールカー
ムーヴをベースに上質感をプラスしたモデルで、個性を際立たせながら実用面でも満足できる。スクエアなボディは取りまわしがしやすく、初めての愛車にもうってつけの1台だ。
中古車参考価格帯:10万円から90万円【相場傾向↓・・・買い!】

2008年8月から2017年3月 ※全グレード
スズキ スペーシア(先代型)

乗る人にやさしい機能が充実
背の高い軽自動車だが、乗る人にやさしい機能や装備が数多く採用され、幅広い層から支持されている。小さな子どものいる家庭にも最適だ。先代型なら100万円以下で狙える。
中古車参考価格帯:50万円から150万円【相場傾向↓・・・買い!】

2013年6月から2017年12月 ※全グレード
ダイハツ ウェイク

レジャーユースにも最適な選択
レジャーでの使用を想定した機能が数多く備わり、アクティブな趣味を持つ人にうってつけの選択だ。実用的で独特の個性により、リセールバリューが高く、相場は横ばいの状況が続く。
中古車参考価格帯:100万円から170万円【相場傾向→・・・買い!】

2014年11月から ※全グレード
ホンダ N-ONE

個性的で走りにも満足できる
ひとクラス上のコンパクトカーを標榜した作りがなされ、特に走りについては非凡なパフォーマンスを発揮する。相場価格は高めとなるが、ターボ仕様なら爽快な走りが満喫できる。
中古車参考価格帯:30万円から150万円【相場傾向→・・・買い!】

2012年11月から ※全グレード
スズキ アルト(現行型)

経済性を重視するならおすすめ
中古車価格が手頃でベーシックなスモールモデルとして人気を集めている。軽自動車クラスでトップレベルの低燃費を実現し、毎日クルマを使う人にとっては、経済的な恩恵は大きい。
中古車参考価格帯:40万円から90万円【相場傾向→・・・買い!】

2014年12月から ※全グレード
スズキ ハスラー

趣味にも使えるSUV風スモール
SUV風のスタイリングや、アウトドアユースに適した機能や装備が充実。日常的な用途はもちろん趣味の道具としても最適だ。人気モデルらしく、中古車の相場は高値を維持している。
中古車参考価格帯:70万円から160万円【相場傾向→・・・買い!】

2014年1月から ※全グレード
マツダ デミオ(現行型)

スタイリッシュな実力派モデル
パワーユニットは1.5Lのガソリンとディーゼルを用意し、いずれも走りと燃費性能を両立している。相場は上がる気配を見せているので、値ごろ感を強めた現行初期型に狙いを定めたい。
中古車参考価格帯:70万円から180万円【相場傾向↓・・・買い!】

2014年9月から ※全グレード
トヨタ パッソ(先代型)

キビキビと走って扱いやすい
軽自動車よりも動力性能に余裕を求める人に最適。現行型の中古車の流通台数が増えたものの、買い得なのは先代型。3年落ちという新しめの車両でも上級グレードを手頃な価格で狙える。
中古車参考価格帯:10万円から100万円【相場傾向→・・・買い!】

2010年2月から2016年4月 ※全グレード