輸入車
更新日:2022.05.03 / 掲載日:2022.05.03
今のうちに乗っておくべき大排気量モデルを教えてください【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2022年4月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年6月号の内容です)
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[Y・Sさん]
51歳/勤務医/既婚

相談者Y・Sさんは、普段お勤め先の病院までコンパクトなハイブリッドカーで通勤しているとのこと。なので、今回探しているのは、純粋に趣味で休日などに楽しむためのセカンドカー。新車の多くがダウンサイジングエンジンまたは電動車となっているため、趣味車には中古車ならではの醍醐味を求めています。
今のうちに乗っておくべき大排気量モデルを教えてください
いまクルマのパワートレインは、自動車が誕生してから最もドラスティックに変化しています。その目的は継続的な経済発展と地球環境保護を両立させるためで、手法としてはクルマから排出されるCO2をできる限り削減しようと、電動化が急激に進んでいます。
しかしそれは新しく作られるクルマに限った話であり、すでに作られたクルマについては、一部地域にディーゼル車規制があるものの、どのようなクルマを所有しても問題ありません。最も、いつルールが変わって流通する中古車に燃費規制が加えられないとも限りません。それよりも先に、魅力的な中古車は海外に流出してしまうでしょう。すでに数多くの名車が国外のバイヤーの手で海を渡ってしまいました。
今回の相談は、「電動車やダウンサイジングエンジンはいつでも乗れるので、乗れなくなったら後悔する大排気量エンジンを積むおもしろいクルマを教えてください」というもの。わかりますよ、その気持ち。
今回は、もうこれからの時代、新車では開発されないだろう大排気量モデルのなかから、タイプの異なる3車種をセレクトしました。できればすべてのクルマに乗ってもらいたいほど、いずれも個性派です。
【シボレー カマロ】1960年代から愛され続けるアメリカンマッスルの魂

クルマの良し悪しは理屈だけでは決まりません。特にアメリカ製マッスルカーは、好きな人にとっては替えのきかない存在となるほど。そのまさに好例といえるのが、アメリカにおいてコルベットと並びスポーツカーのアイコン的存在になっているカマロです。
6代目となる現行モデルが日本に導入開始されたのは2017年11月のこと。2L直4ターボの導入も話題になりましたが、ここでオススメするのは当然ながら6.2LV8エンジンを搭載する「SS」。最高出力461馬力、最大トルク62・9kgmというスペックから想像するとおり、暴力的なまでの加速感を味わわせてくれます。ユニークなのが2018年11月のマイナーチェンジ後に搭載された10速ATに搭載された、前輪だけをロックし、リアタイヤをホイールスピンさせて温めるラインロック機能。公道では使用不可ということで、ほとんど活用する機会はないでしょうが、そんな機能が備わっているというだけでワクワクしてくるではありませんか。
2019年 シボレー カマロ SS(10速AT) ●全長×全幅×全高:4785×1900×1345mm ●ホイールベース:2810mm ●車両重量:1710kg ●エンジン:V8OHV ●排気量:6153cc ●最高出力:453ps /5700rpm ●最大トルク:62.9kgm/4600rpm ●中古車参考価格:490万円~690万円(17年~22年 カマロ SS)





【BMW M3 セダン】V8エンジンを搭載する羊の皮を被ったオオカミ

4代目のM3も注目すべき存在でしょう。搭載する自然吸気の4LV8は、M5やM6が採用したV10と基本設計を同じとしていて、その技術にはF1用に開発されたものも含まれています。レブリミットである8400回転までの吹け上がりも見事。今後その価値は上がることが予想されます。
2009年 BMW M3セダン(7速AT) ●全長×全幅×全高:4585×1815×1435mm ●ホイールベース:2760mm ●車両重量:1660kg ●エンジン:V8DOHC ●排気量:3999cc ●最高出力:420ps /8300rpm ●最大トルク:40.8kgm/3900rpm ●中古車参考価格:400万円~540万円(07年~13年 M3セダン)


【ジャガー XK クーペ】どこまでも控えめなのが英国流大排気量エンジン

ほかを圧倒する実力を備えていながら、それを声高に主張しないのが「ビッグキャット」とも呼ばれるジャガーの流儀。低回転から湧き出るようなトルクのおかげで発進や加速はどこまでもスムーズ。当然、高速クルージングでも室内は静寂に包まれます。これぞオトナのための大排気量スポーツカー。
2008年 ジャガー XKクーペ(6速AT) ●全長×全幅×全高:4790×1895×1320mm ●ホイールベース:2750mm ●車両重量:1690kg ●エンジン:V8DOHC ●排気量:4196cc ●最高出力:304ps /6000rpm ●最大トルク:42.9kgm/4100rpm ●中古車参考価格:250万円~730万円(06年~15年 XKクーペ)



ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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