輸入車
更新日:2022.01.11 / 掲載日:2022.01.06
今こそもう一度、アルファ ロメオに乗りたい【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年2月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2021年12月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[N・Iさん]
47歳/既婚/メーカー勤務

日本車にはない個性の強さに惹かれて輸入車を乗り継いできたという相談者のN・Iさん。特に思い出深かったのがアルファ ロメオで、またいつか乗りたいと思っていたところ、新世代モデルの存在を知り、この度の乗り換え相談となったそうです。リターンライダーならぬ、リターンアルフィスタですね。
今こそもう一度、アルファ ロメオに乗りたい
アルファ ロメオに乗る。なんと甘美な響きでしょうか。
言わずと知れたイタリアの名門であり、美しさとスポーティネスを兼ね備えたクルマ好きの心を揺さぶるブランドであるアルファ ロメオ。誰もがその個性と魅力を認めながら、いつの時代もメインストリームになりえないところも、好き者たちの判官びいきを誘います。
90年代には145や155が、2000年初頭あたりでは147や156が街中を賑わわせていましたが、その後はあまり新型車も登場せず、ファンにとっては寂しい状況が続いていました。今回の相談者もまさにここ10年近くアルファから遠ざかっていたとのこと。でも、そうなるとまた乗りたくなるんですよね。その気持ち、わかります。
相談者が気になっているという新世代アルファとは、イタリア本国で2015年に登場したジュリアとステルヴィオのことでしょう。日本には2017年10月に久しぶりに後輪駆動を採用したジュリアが、翌年の7月には初のSUVであるステルヴィオが導入され話題となりました。
結論から言いますと、ぜひもう一度アルファ ロメオに乗るべきでしょう。なぜなら、時計の針は、二度と元には戻らないからです。
【アルファ ロメオ ステルヴィオ】ステアリングを握れば納得 コーナリングが楽しいSUV

ブランド戦略の変更によって、上級移行することになったアルファ ロメオ。その最大の恩恵ともいえるのが、ジョルジオと呼ばれる新型プラットフォームの開発です。後輪駆動を基本とするそれは、4WDモデルにおいては、必要に応じて前輪にも駆動力を配分するスマートな設計で、そこがブランド初のSUVであるステルヴィオのキャラクター性を決定づけています。
ステルヴィオは、SUVとしては驚くほど、人によってはやりすぎと思うくらいステアリングがクイック。
手首を動かすだけでワインディングロードを軽々とクリアします。もちろんフットワークもしっかりしていて、思わずSUVであることを忘れて走らせてしまうほど。何しろ最強バージョンの「クアドリフォリオ」は510馬力ですから、ベースモデルの走りがいいのも納得です。
従来のファンを喜ばせる熱い走りと現代輸入車の王道であるSUVの組み合わせは、まさしく鉄板。ディーゼルモデルも走りが軽快で、いい意味での意外性があります。
2018年 アルファ ロメオ ステルヴィオ 2.0ターボQ4(8速AT) ●全長×全幅×全高:4690×1905×1680mm ●ホイールベース:2820mm ●車両重量:1810kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1995cc ●最高出力:280ps /5250rpm ●最大トルク:40.8kgm/2250rpm ●中古車参考価格:350万円〜890万円(18年〜21年 全グレード)
【アルファ ロメオ ジュリア】久しぶりの後輪駆動採用で走りの実力を大きく引き上げた

アルファ ロメオのブランドを上級移行させるべく、新生アルファの旗印としてプレミアムDセグメントに投入されたFRスポーツセダン(4WDモデルも存在)。美しいスタイルとバランスのとれたシャシーが生み出す軽やかなハンドリングは感動的。これぞ大人のためのアルファ ロメオです。
2019年 アルファ ロメオ ジュリア スーパー(8速AT) ●全長×全幅×全高:4645×1865×1435mm ●ホイールベース:2820mm ●車両重量:1600kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:2142cc ●最高出力:190ps /3500rpm ●最大トルク:45.9kgm/1750rpm ●中古車参考価格:290万円〜950万円(17年〜21年 全グレード)
【アルファ ロメオ ジュリエッタ】アルファらしさが凝縮された美しきホットハッチ

ステルヴィオやジュリアが登場するまでアルファ ロメオのラインアップを守ってきたホットハッチ。今となっては軽量な部類に入る1.4トンの車体に最強グレードであれば241馬力(後期型クアドリフォリオ ヴェルデ)のパワーは十分以上。クイックかつしなやかさのある走り味は、まさにアルファの味。
2015年 アルファ ロメオ ジュリエッタ クアドリフォリオヴェルデ(6速AT・アルファTCT) ●全長×全幅×全高:4350×1800×1460mm ●ホイールベース:2635mm ●車両重量:1440kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1742cc ●最高出力:240ps /5750rpm ●最大トルク:30.6kgm/1850rpm ●中古車参考価格:40万円〜340万円(12年〜21年 全グレード)

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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