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更新日:2021.12.22 / 掲載日:2021.10.08
「アウディR8 V10 パフォーマンス RWD」欧州で発表

アウディは現地時間の10月7日、「R8 V10 パフォーマンス RWD」を欧州向けに発表した。欧州では10月21日から注文を受け付ける。ドイツでは、クーペのベース価格は149,000ユーロ(日本円でおよそ1925万円)。スパイダーは162,000ユーロ(同2093万円)からとなっている。
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最高出力570PS、最高速度は329km/h!

アウディ R8 V10 パフォーマンス RWD(Rear Wheel Drive/後輪駆動)は、0-100km/hまでの加速が3.7秒(スパイダーは3.8秒)、最高速度は329km/h(スパイダーは327km/h)に達する。新型R8の最大の特徴は、圧倒的なサウンドを奏でる自然吸気の5.2リッターV10 FSIモーター。最高出力は570PS、7速Sトロニックで後輪に分配される。ボディは他のR8と同様に、アウディ・スペース・フレーム(ASF)デザインを採用したアルミニウム製で、大きな部品には炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を使用。これにより、R8 V10 パフォーマンス RWDのクーペバージョンの重量は1590kg、スパイダーバージョンは1695kgとなっている。
電子安定化制御でコントロールされたドリフトが可能

サスペンションとドライビングダイナミクスは、後輪駆動のために特別にバランスが調整された。電子安定化制御(ESC)のスポーツモードを有効にすると、サスペンションの設定と制御システムにより、制御されたドリフトが可能になる。後輪駆動のR8に初めて搭載されたダイナミック・ステアリングが正確な反応を返すことにより、カーブを曲がるときなど、よりダイレクトなステアリングでダイナミックなドライビングが可能になる。後輪駆動専用のFRスポーツサスペンションは、ダブルウィッシュボーンとパッシブディファレンシャルロックを採用、アクスルの配分は40:60となっている。超軽量の19インチおよび20インチのアルミキャストホイールは、正確なハンドリングと急旋回時のレーンコントロールを可能にする。ウェーブデザインの18インチ高性能スチール製ブレーキシステムと、オプションの19インチ高性能セラミック製ブレーキシステムが、必要な減速を実現する。
スポーティなデザインの特徴
GT4の兄弟車にインスパイアされたスポーティなデザイン。マットブラックのフラットなシングルフレームラジエターグリルには、R8エンブレムと大きなエアインテーク、フロントスプリッターとリアエアアウトレットグリッド、楕円形のテールパイプが配されている。カラーバリエーションは10色を用意。そのうちのひとつ、アスカリブルーメタリックは、これまでR8 V10 パフォーマンスクワトロにのみ設定されていたカラーだ。
レースカー感覚のインテリア

車内で最も目を引くのは、「モノポスト」と呼ばれる運転席前に広がる大きなアーチで、レーシングカーのコックピットを連想させる。モノポストは、12.3インチのスクリーンを備えたアウディバーチャルコクピットを囲み、独立したケーシングに組み込まれている。運転席と助手席には、新たに用意された本革とアルカンターラを使用したR8バケットシートまたはスポーツシート。助手席の前には、FRのエンブレムをあしらったバッジがあしらわれている。
手作業による生産
R8 V10 パフォーマンス RWDは、ドイツのネッカーズルムにあるアウディの「ベリンガー・ヘーフェ」工場で、主に手作業で製造される。この工場は、シリーズモデルから派生したレースカー「LMS GT4」の生産拠点でもあり、約60%の部品が引き継がれている。
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