輸入車
更新日:2021.03.09 / 掲載日:2019.04.02
リラックス気分でゆったり乗れるオープンカー【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年5月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2019年3月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[T・Mさん]53歳/飲食店経営/既婚
老舗洋菓子店で長年修行の後、ご自身のお店を出されたという相談者。希望しているのはセカンドカーとして使う予定の2ドアのオープンカー。ですが、「2ドアはスポーティなクルマが多いけど、自分はスピードを出さないタイプなので、乗り心地がいい方が嬉しい」とのこと。

リラックス気分でゆったり乗れるオープンカー
言われてみればたしかに、クルマ好き向けとされるクルマの多くは、走行性能の高いスポーティなキャラクターが多いように思えます。もちろん、クルマを操るおもしろさという意味では、機敏でパワフルであることは意味があるでしょう。
しかし一方で、クルマを運転するのは大好きだけど、スピードを出したり、速くコーナーを駆けるのではなく、ゆったりと流れる景色や、路面のアンジュレーションとサスペンションとの間に生まれるリズムを楽しむドライバーもいます。今回の相談者はこちらのタイプです。そういうひとにとって硬めたサスペンションや敏感すぎるパワートレーンとは、きっと相性がよくないでしょう。
でも安心してください。もちろんそういうドライバーの感性にフィットするオープンカーは存在します。
ひとつ嬉しいのは、とびきりの高性能を求めないことで、自然とクルマのプライスも抑えられるということ。同じモデルのなかでも排気量やタイヤサイズが小さいクルマの方が、リラックス系を求めるユーザーにはマッチングしやすいからです。
もちろん、大人が乗るのにふさわしい上質さやラグジュアリーなイメージは押さえますのでご心配なく。
ちなみに経験上、中古車としてのコンディションも、こういうクルマの方がよかったりします。
【メルセデス・ベンツ E 250 カブリオレ(先代モデル)】リピーターの多さには訳がある名門が誇る4シーターオープンの定番

長い歴史を誇るだけあって、Eクラスのオープンモデルには独特の存在感、風格のようなものが備わっています。究極の実用車と称されることもあるメルセデスですが、Eクラスカブリオレは別格で、そこだけ時間がゆっくりと流れているように感じさせてくれるのが不思議です。 こちらで紹介しているEクラスカブリオレは、先代モデルのなかでも2013年のマイナーチェンジによってフロントマスクが大きく変わったタイプとなります。 グレードによって搭載されるエンジンが大きく異なり、「E 250」には2L直4ターボを搭載、「E350」には3.5LV6、2015年に追加された「E 400」は3.5LV6ツインターボを搭載。もちろん、上級グレードほど性能だけでなく装備も充実していますが、「E 250」であっても十分、ラグジュアリーなテイストが味わえます。 後期モデルゆえ価格はそれなりにしますが、自動ブレーキの能力アップなど、装備類のアップデートを考えれば十分満足できると思います。
2014年 メルセデス・ベンツ E 250 カブリオレ(7速AT) ●全長×全幅×全高:4705×1785×1395mm ●車両重量:1790kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●最高出力:211ps /5500rpm ●最大トルク:35.7kg m/1200-4000rpm ●排気量:1991cc ●中古車参考価格:220万円~470万円(10年~16年 カブリオレのみ)
【メルセデス・ベンツ Cクラス カブリオレ】毎日がちょっと贅沢になる相棒的なオープンカー

もしも後席にあまり人を乗せることがなく、ボディが小さい方がいいというのなら、Cクラス カブリオレもオススメです。その理由は、扱いやすいボディサイズからくる絶妙な手のひら感。狭い路地や駐車場での取りまわしのよさが最高です。
2016年 メルセデス・ベンツ C180カブリオレスポーツ(9速AT) ●全長×全幅×全高:4705×1810×1405mm ●車両重量:1710kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●最高出力:156ps /5300rpm ●最大トルク:25.5kg m/1200-4000rpm ●排気量:1595cc ●中古車参考価格:410万円~550万円(16年~19年 カブリオレのみ)
【BMW 4シリーズ カブリオレ】運動神経のよさが余裕に変わるオープンカー界きっての二枚目

クーペとオープンカーを1台で楽しめてしまうのが4シリーズカブリオレ。BMWといえばスポーティ路線の最右翼のように思われるかもしれませんが、カブリオレは別。運動神経は高いのに絶妙に肩の力が抜けている感じがクールです。Bピラーがないため、ルーフを閉じていても開放感があります。
2014年 BMW 435iカブリオレ Mスポーツ(8速AT) ●全長×全幅×全高:4670×1825×1385mm ●車両重量:1840kg ●エンジン:直6DOHCターボ ●最高出力:306ps /5800rpm ●最大トルク:40.8kg m/1200-5000rpm ●排気量:2979cc ●中古車参考価格:390万円~700万円(13年~19年 カブリオレのみ)