輸入車
更新日:2024.06.11 / 掲載日:2024.06.10
新型登場で先代Eクラスの買い時が到来!【2024】 最新中古車市場

買い時が到来!先代Eクラス バイヤーズガイド
※グレード別物件比率、中古車参考価格はすべてグーネット2024年5月調べ。 ※ナンバープレートは、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年7月号「Eクラス特集/メルセデスらしさが凝縮した主力モデル[選ばれ続ける E-Class]」記事の内容です)
プレミアムセダンの代名詞であるメルセデス・ベンツ Eクラス。新型が登場したことで、先代モデルが一段と身近になった。今回は、いま買い時になった先代の中古車事情を紹介しよう。
[Eクラス セダン]飽きのこないデザインが魅力のW213
2016年に登場した先代Eクラス(W213)。それまでのEクラスと比べ、曲線的でエレガントなボディラインが特徴である。万人に好まれる飽きのこないデザインは、今でも新鮮。発売当初に用意されたのは2Lガソリンターボ(E200/E250)、2Lディーゼルターボ(E220d)、3.5Lガソリンターボ(E400)と豊富。その後はPHEV(E350e)なども設定され、ライフスタイルに合わせたチョイスができるのが魅力となっている。装備面では、安全運転支援システム「ドライブパイロット」などが導入され、より安心のドライブも楽しめる。
中古車市場には豊富に流通しており、価格の下限は200万円、中古車平均価格は410万円と、新車時から大きく値下がりしている。新型の中古車が増えれば、先代は今後さらに値下がりが期待できそうだ。
中古車参考価格帯:200万円~880万円(16年~23年 セダンのみ/AMGを除く)
[グレード別物件比率]ベーシックな2Lターボが多い
グレード別の中古車物件比率をグラフにしたのが左図。最も多いのが2Lガソリンターボ(E 200)で、次いで2Lディーゼルターボが豊富。3.5L車やPHEVなどは数が少なく、探しにくい状況。
E 200 | 38% |
E 200 4MATIC | 5% |
E 220 d | 32% |
E 250 | 10% |
E 300 | 5% |
その他 | 10% |



内外装のデザインが変わった後期型

2020年9月、Eクラス(セダン、ワゴン、オールテレイン)がマイナーチェンジを受けた。このタイミングで内外装デザインを一新。ヘッドランプ形状の変更、台形型フロントグリルの採用など、最新のメルセデスファミリーに合わせられた。室内はMBUXが導入され、ARナビゲーションも採用されている。
[Close-up 01]物件が希少なPHEV

EクラスにはPHEVの「E 350e」も設定されている。211馬力の2L直4ターボに88馬力のモーターを組み合わせ、システム全体で286馬力を発揮する。モーターのみで20.1㎞の走行が可能。魅力的なモデルだが、中古車物件が少なく、選びにくいのが難点だ。
中古車参考価格帯:290万円~650万円(17年~23年 E 350 eのみ)

[Close-up 02]高性能を楽しむならAMG

メルセデスAMGのEクラスは、E43系、E53系、E63系と複数のバリエーションが存在する。トップグレードの「E 63 S 4MATIC+」は、612馬力の圧倒的高性能を発揮。上の写真は435馬力の「E 53 4MATIC+」で、高性能と日常での快適性を両立したのが特徴。リーズナブルな価格でねらうならE43系かE53系が買いやすい。
中古車参考価格帯:350万円~2300万円(16年~23年 AMGのみ)
[Eクラス ステーションワゴン]多彩なシーンで活躍するステーションワゴン

Eクラスのもうひとつの顔といえるのがステーションワゴン。フロント部分はほぼ共通ながら、リアまで伸びやかに続くルーフラインはクーペを彷彿とさせるデザイン。荷室の最大容量は1820Lで、かさばる荷物もしっかり収納できる。手を使わずにリアゲートを開閉できるフットトランクオープナーを全車標準装備とするなど、使い勝手にもこだわった。パワートレインはセダンとほぼ共通となっており、当初用意されたのは2Lガソリンターボ(E200/E250)、2Lディーゼルターボ(E220d)、3.5Lガソリンターボ(E400)。なお、こちらにはPHEVは選べない。
中古車価格帯は200万円〜890万円、中古車平均価格は450万円と、セダンよりやや高価格だが手頃な価格になっている。こちらもいま買い時の1台といえる。
中古車参考価格帯:200万円~890万円(16年~23年 ステーションワゴンのみ/AMG除く)
[グレード別物件比率]ディーゼルの比率が多い
セダンではガソリン車の「E 200」が多かったが、ワゴンではディーゼル車の「E 220 d」の割合が多め。次いで「E 200」、「E 250」が続く。6気筒モデルの割合が少なく、グレードに偏りがある。
E 200 | 32% |
E 220 d | 38% |
E 250 | 10% |
E 300 | 7% |
その他 | 13% |


[Eクラス クーペ]エレガントな2ドアで贅沢な時間を過ごす

メルセデスのクーペは伝統的なモデル。このEクラスクーペが登場したのは2017年で、従来型よりもボディサイズをひとまわり大型化。これにより居住空間が広くなり、2ドアながらも高い実用性を身につけた。発売当初のパワートレインは2Lターボ(E 200/E 300)と3Lターボ(E 400 4MATIC)で、いずれもガソリン車。中古車価格の下限は310万円で、500万円の予算があれば広く探せる。
中古車参考価格帯:310万円~1000万円(17年~23年 クーペのみ)
[グレード別物件比率]エントリーモデルが最も多い
セダンやステーションワゴンと異なり、クーペにはディーゼルモデルが設定されない。物件の中心は2Lターボを搭載した「E 200」系となっており、3Lターボの「E 400」系は選びにくい。
E 200 | 66% |
E 300 | 14% |
E 400 4MATIC | 12% |
E 450 4MATIC | 8% |

[Eクラス カブリオレ]贅沢なオープンエアドライブ

クーペをベースに、上品なアコースティックソフトトップを備えた4シーターモデルがEクラス カブリオレ。約20秒で開閉可能で、時速50km以下なら走行中でも作動できる。こちらも物件が少なく、やや探しにくいのが難点。相場もクーペより高めである。
中古車参考価格帯:450万円~1100万円(16年~23年 カブリオレのみ)
[Eクラス オールテレイン]ワゴンベースのクロスオーバー

ステーションワゴンをベースに、ブラックのフェンダーアーチや専用フロントデザインを採用し、クロスオーバーに仕立てた4WDがオールテレイン。パワートレインは2Lディーゼルのみ。相場は下がっているが中古車の物件が少なく、探しにくい状況。
中古車参考価格帯:280万円~900万円(17年~23年 オールテレインのみ)

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。