車の歴史
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.17

ホンダフリードの概要と歴史をまとめてみた

ホンダフリードの概要と歴史をまとめてみた

goo-net編集チーム

フリードは、5ナンバーサイズの背の高いボディデザインと低床フロア+低重心を活かした、取り回しの良い、多機能で使い勝手に優れるコンパクトミニバンモデルとして、2008年5月にデビューしました。

コンパクトなボディながら優れた居住性と走行性能で人気を得た、「モビリオ」「モビリオスパイク」の後継モデルとして、「コンパクトなボディサイズ」「使いやすいゆとりの空間」、「スタイリッシュなデザイン」をテーマに開発され、ホンダのミニバンづくりのコアとなる低床・低重心技術を採用したモデルです。

2008年5月に発売が開始され、発売後約1ヶ月で月間販売目標台数4,000台に対して、5倍の約20,000台を受注するなど、20代~40代のファミリーを中心に当初より高い人気を誇りました。

その後5回のマイナーチェンジを経て2016年に2代目へ移行しました。

2008年には、「1.5Lのコンパクトボディで7名乗車を実現し、イニシャル&ランニングコストを含め、誰にでも手が届きやすいリーズナブルな価格設定が評価された」として、2008-2009日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞「Best Value」を受賞しています。

車名は、「Freedom:自由」からの造語であり、既存の定石や常識にとらわれずに、自由な発想で、追い求めたクルマとして命名されました。

また、自由に行動するという意味も込められ、若者や若いファミリーをターゲットに、さまざまなライフスタイルに合わせて自在に使える身近な存在として、相応しいネーミングと言えるでしょう。

派生車種には2列シート専用モデル「フリードスパイク」「フリードスパイクハイブリッド」と、後継モデルにあたる「フリード+」「フリード+ハイブリッド」などがあります。

初代 フリード GB3/4系(2008年~2016年)

初代 フリード GB3/4系(2008年~2016年)

goo-net編集チーム

初代フリードは、5ナンバーサイズのコンパクトミニバン、「モビリオ」の後継モデルとして2008年5月に登場しました。

先代モデルにあたる「モビリオ」のコンセプトはそのままに、ホンダが推進するRV・ミニバンづくりの基本となる低床・低重心技術を採用したモデルです。

発売当初の「This is サイコーに ちょうどいい ホンダ!」のキャッチコピー通り、1.5L 4気筒エンジン、5ナンバーサイズの取り周りの良いボディサイズ、低床フロア+低重心による広々とした使い勝手の良い室内空間から、高い人気を得たモデルです。

ホンダのフラッグシップミニバン「エリシオン」に似た、スタイリッシュながら引き締まった品の良いフロントデザイン、背の高いボディとガラスエリアの大きなルーミーで伸びやかなゆとりの空間、利便性と乗降性に優れる両側スライドドア、多彩なシートアレンジによる優れたユーティリティにより高い評価を得ました。

1.5L i-VTEC 4気筒エンジンを基軸にFFモデル+CVT/フルタイム4WD+5AT、3列シートを備えキャプテンシート仕様の7名乗り/ベンチシート仕様の、8名乗りの組み合わせによるラインナップです。
また2列シート仕様5名乗りの「フレックス」もラインナップされていました。

爽快な走行フィールが特徴のトルクフルな1.5L i-VTEC 4気筒エンジンと、しっかりした揺れを感じにくい足周りと高剛性ボディ、上質な掛け心地のシートの採用により、コンパクトミニバンでありながら優れた乗り心地と走行性能を実現しています。

また、低速から高速走行までリニアな操舵感が特徴の、EPS(電動パワーステアリング)の採用や、側面衝突時の頭部への衝撃を緩和する「サイドカーテンエアバッグシステム」、VSA(車両挙動安定化制御システム)、エンジントルクを電気的にリニアに制御するDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)の設定など、先進の技術が採用されています。

フリード(FREED)G(2008年5月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:7名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4215×1695×1715mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2625×1440×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)185/70R14 88S(後)185/70R14 88S
エンジンタイプ:L15A型 1.5L水冷直列4気筒SOHC16バルブ
排気量:1496cc
最高出力:118ps(87kW)/6600rpm
最大トルク:14.7kg・m(144N・m)/4800rpm
10・15モード燃費:16.4km/リットル
車両重量:1280kg
価格:1,690,500円
自動車税:年間34,500円 ※

※自動車税は2017年6月時点で参照したものとなります。

参考:
https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/FREED/10048272/

・主なグレード
「フレックス」「G」「フレックス Fパッケージ」「G Lパッケージ」「Gエアロ」、「Gエアロ Lパッケージ」「フレックスエアロ」、「フレックス iエアロ」「Gi エアロ」。
(特別モデルを除く)

・主なオプション
1列目シート用i-サイドエアバッグシステム(助手席乗員姿勢検知機能付)+サイドカーテンエアバッグシステム(1~3列目シート対応)、Hondaスマートキーシステム(Hondaスマートキー2個付)、イモビライザー、Honda インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器(ナビゲーション連動)、ナビ装着用スペシャルパッケージ(リアカメラ、照明付オーディオリモートコントロールスイッチ、ETC車載器など)+4スピーカー、グランパッケージ(プライムスムース&スウェード調ファブリックコンビシート、本革巻ステアリングホイール/本革巻セレクトレバー/シフトポジション照明付、照明付ドリンクホルダー/運転席/助手席、コンフォートパッケージ/親水/ヒーテッドドアミラー/熱線入りフロントウインドウ/フロントドア撥水ガラス)、15インチタイヤ&アルミホイールなど。

・カラーバリエーション
ポリッシュドメタル・メタリック、ルミナスブルー・パール、アラバスターシルバー・メタリック、バスクレッド・パール、プレミアムブラキッシュ・パール、プレミアムナイトブルー・パール、プレミアムホワイト・パールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

ホンダ フリード GB3、4の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-FREED/model-1-10202030/

2代目 フリード GB5/6系(2016年~)

2代目 フリード GB5/6系(2016年~)

goo-net編集チーム

2代目フリードは、「7days Wonderful Mobility」をテーマに、「いつでも」「どこでも」「だれでも」多目的に使える手軽なコンパクトミニバンとして、2016年9月にフルモデルチェンジされ登場しました。

ホンダの新しいデザインアイデンティティである、「ソリッド・ウイング・フェイス」を採用したフロントマスクを含め、より上品で躍動感・高級感あるデザインになりました。

「知るほど!乗るほど!フリード!」をキャッチコピーに、発売後約1ヶ月で月間販売目標台数6,000台に対して、4倍の約27,000台を受注するなど、ファミリー層を中心に当初より高い支持を得ました。

搭載されるエンジンは新設計の1.5L 4気筒DOHCエンジンへ置き換わり、パワーアップと大幅な燃費性能の向上を実現しました。

ボディの高剛性化、サスペンションの構造を見直し剛性を強化することで、クラストップレベルの空力性能と相まって、走りの質と走行性能・乗り心地がブラッシュアップされました。

インテリアは「Natural Modern Interior」をコンセプトに刷新され、肌触りの良いファブリックシートやナチュラルな温もりを感じさせる木目調パネルなどの採用や、質感の高い照明の配置により、リラックスできる上質な空間を演出しています。

便利な快適装備であるスマートエントリーを標準装備、スマートフォンと連動した最新のHondaインターナビの設定をはじめ、交通信号からの情報を元にスムーズな走りと燃費向上を支援する、「信号情報活用運転支援システム(「信号通過支援」「赤信号減速支援」、「発進遅れ防止支援」)」など最新の機能が採用されています。

また、先進の安全運転支援システムHonda SENSING(衝突回避支援パッケージ)の装着率が、82%を占めるなど、安全装備の定着が急速に進んでいます。

フリード(FREED)G(2016年9月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:7名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4265×1695×1710mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:3045×1455×1285mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)185/65R15 88S(後)185/65R15 88S
エンジンタイプ:L15B型 1.5L水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1496cc
最高出力:131ps(96kW)/6600rpm
最大トルク:15.8kg・m(155N・m)/4600rpm
JC08モード燃費:19.0km/リットル
車両重量:1360kg
価格:2,001,600円
自動車税:年間34,500円 ※

※自動車税は2017年6月時点で参照したものとなります。

参考:
https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/FREED/10106142/

・主なグレード
「B」「G」「G・ホンダセンシング」。

・主なオプション
Honda SENSING(衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、LKAS(車線維持支援システム)、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能)、1列目シート用 i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム1~3列目シート対応、LEDヘッドライト(ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)、プラズマクラスター搭載フルオートエアコン、Hondaインターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器(ナビゲーション連動)、マルチインフォメーション・ディスプレイ(タイヤ角度モニター/ECOドライブディスプレイ/エネルギーフロー/SPORTメーター(エンジン回転計)/経過時間/外気温/平均車速表示機能など)、Sパッケージ(コンビシート(プライムスムース&ファブリック)&専用インテリア、本革巻ステアリングホイール、15インチアルミホイール)など。

・カラーバリエーション
クリスタルブラック・パール、マンダリンゴールド・メタリック、モダンスティール・メタリック、シトロンドロップ、ブルーホライズン・メタリック、ルナシルバー・メタリック、コバルトブルー・パール、プレミアムディープロッソ・パール、ホワイトオーキッド・パールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

ホンダ フリード GB5、6の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-FREED/model-2-10202030/

ホンダのコンパクトミニバンモデルとして2008年に登場以来、5ナンバーサイズの取り回しの良いボディを身に纏い、多機能で使い勝手に優れる、ファミリー層を中心に高い人気を誇るフリードです。

コンパクトなボディに大人7名/8名がゆったり乗車でき、両側スライドドアと多彩なシートアレンジにより実用性に優れるパッケージングが特徴です。

今後も多くのフォロワーをうむユニークで革新的なコンパクトミニバンとして、フリードは進化し続けることでしょう。

ホンダ フリードの中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-FREED/

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グーネットマガジン編集部

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