トヨタノアの概要と歴史をまとめてみた

先代にあたるタウンエースノア、
ライトエースノア（いずれもFR駆動モデル）の後継モデルとして2001年に登場しました。

イプサムのプラットフォームをベースに新開発し、
FF駆動、3列シートを備える8名乗車モデルとして登場しました。

高性能VVT-i 2.0L 直列4気筒直噴自然吸気エンジンを搭載し、
5ナンバーサイズのボディと、低床フロアで広い室内空間、
新設計のH∞（インフィニティ）TEMSサスペンションにより、
高い走行性能と居住性から注目を浴びたモデルです。

また、最新の衝突安全ボディGOAを採用した高剛性で軽量なボディ、
エアボリュームのたっぷりした15インチタイヤとの相性も良く、
四隅の掴みやすいスクエアなボディ形状、
大きなウインドウによる見晴らしの良さや落ち着いた乗り心地から定評がありました。
また、リヤ両側スライドドアを採用し、低床フロアと相まって、乗降性の良さが大きな特徴でした。

エアロパーツや専用アルミホール、マフラーカッター、
スポーティなシート表皮＆ドアトリムを持つスポーティグレードの、
「S」「SGセレクション」やフルタイム4WDモデル、
多彩なシートレイアウトが可能な5名乗りモデル「YY」がラインナップされています。

また、EBD（電子制動力配分制御）付ABSやブレーキアシスト、
デュアルエアバッグシステムが全車で標準装備され、
VSC（ビークル・スタビリティコントロール）＆TRC（トラクションコントロール）、
ディスチャージヘッドランプがオプション設定されるなど先進の安全装備が用意されていました。

その後、幾度かのマイナーチェンジを経て2007年6月まで販売されました。

ボディタイプ：ミニバン・ワンボックス
駆動方式：FF
乗車定員：8名
ボディサイズ：4560×1695×1850mm（全長×全幅×全高）
室内サイズ2680×1470×1340mm（室内長×室内幅×室内高）
タイヤサイズ：（前）195/65R15 （後）195/65R15
エンジンタイプ：1AZ-FSE型(D-4)　2.0L 水冷直列4気筒DOHC
排気量：1998cc
最高出力：152ps(112kW)/6000rpm
最大トルク：20.4kg・m(200N・m)/4000rpm
10モード/10・15モード燃費：14.2km/リットル
車両重量：1480kg
価格：1,890,000円
自動車税：年間39,500円 ※

※自動車税は2017年5月時点で参照したものとなります。

https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/NOAH/1010489/

・主なグレード
「X」「S」「YY」「Xリミテッド」「X Gセレクション」（特別モデルを除く）

・主なオプション
H∞（インフィニティ）TEMSサスペンション、VSC（ビークル・スタビリティコントロール）＆TRC（トラクションコントロール）、ツインムーンルーフ、クリアランスソナー＆バックソナー、ブラインドコーナーモニター、パワーアシストドア+スライドドアイージークローザー、全席SRSサイドエアバッグ＆SRSカーテンシールドエアバッグ、ノアライブサウンドシステムなど。

・カラーバリエーション
スーパーホワイトII、ホワイトパールマイカ、シルバーメタリック、ダークグレーマイカメタリック、ライトローズマイカメタリック、イエローパールマイカ、ダークブルーマイカなど。
（発売時期・グレードにより異なります）

トヨタ ノア 60系の中古車一覧：
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-NOAH/model-1-10102048/

2代目は初代のプラットフォームを改良してそのまま流用し、
「上質で親しみやすいデザイン」を追求したキープコンセプトのまま、
12007年6月に発売されました。

発売から1ヶ月で月間目標販売台数5,000台に対し、
16,500台（月間目標販売台数の約3.5ヶ月分）を受注した人気モデルです。

初代のラインナップの中でも人気の高いエアロパーツを備えた「S」グレードは、
「S」「Si」グレードとなり、
専用の大型バンパー、フロントフェンダーにより3ナンバーサイズとなり、
16インチタイヤを装着するなど迫力のある安定感あるフォルムを手に入れました。

搭載されるエンジンは新開発の2.0L 直列4気筒エンジンに置き換わりました。

また、発売当初は「Si」専用だったやや出力の高いバルブマチック2.0L 直列4気筒エンジンは、
2010年4月のマイナーチェンジ後、全グレードに搭載されます。

滑らかで爽快な加速フィールが特徴である、
7速スポーツシーケンシャルシフトマチックSuper CVT-iと、
チューニングを変更したサスペンションと相まって、
マニュアル感覚の走りが楽しめ、
キビキビとした運動性能と走行シーンにマッチした操作性としなやかな乗り心地を実現しています。

なお、「Si」は、より積極的なスポーティな走りを演出する、
パドルシフト付7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを搭載します。

室内では470mmのロングスライド＆ウォークスルー機構を持つセカンドシートや、
世界初のワンタッチスペースアップシートをサードシートに採用するなど、
ミニバンに求められる快適性・実用性がさらにアップしました。

さらに、縦列駐車や車庫入れを支援するインテリジェントパーキングアシスト（駐車空間検出機能、
音声ガイダンス機能付バックガイドモニター付）や、
地図を自動更新してくれるG-BOOK xM対応のナビゲーションシステムを設定するなど、
安心ドライブをサポートする先進の機能が用意されています。

その後、幾度かのマイナーチェンジを経て2014年1月まで販売されました。

ボディタイプ：ミニバン・ワンボックス
駆動方式：FF
乗車定員：5名
ボディサイズ：4595×1695×1850mm（全長×全幅×全高）
室内サイズ：2210×1485×1350mm（室内長×室内幅×室内高）
タイヤサイズ：（前）195/65R15 （後）195/65R15
エンジンタイプ：3ZR-FE型　2.0L 水冷直列4気筒DOHC
排気量：1986cc
最高出力：143ps(105kW)/5600rpm
最大トルク：19.8kg・m(194N・m)/3900rpm
10モード/10・15モード燃費：13.4km/リットル
車両重量：1530kg
価格：1,995,000円
自動車税：年間39,500円 ※

※自動車税は2017年5月時点で参照したものとなります。

https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/NOAH/10041833/

・主なグレード
「YY」「X」「S」「Si」「G」、「Xリミテッド」「X Vパッケージ」（特別モデルを除く）

・主なオプション
ツインムーンルーフ（サンシェード付・フロントチルト/リヤ電動スライド挟み込み防止機能付）、ディスチャージヘッドランプ（オートレベリング機能付）、ワイドビューフロント＆サイドモニター+インテリジェントパーキングアシスト、ロングスライドマルチ回転セカンドシート、SRSサイドエアバッグ（フロントシート）＆
SRSカーテンシールドエアバッグ（フロント・セカンド・サードシート）、HDDナビゲーションシステム、リヤオートエアコン、デュアルパワースライドドアなど。

・カラーバリエーション
ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、グレーメタリック、ブラック、ダークレッドマイカメタリック、ダークブルーマイカ、ライトブルーマイカメタリックなど。
（発売時期・グレードにより異なります）

トヨタ ノア 70系の中古車一覧：
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-NOAH/model-2-10102048/

3代目は「EMOTIONAL BOX」をデザインコンセプトに掲げ、初代から2代目まで続いたソフトで親しみやすいボディデザインから、大きなメッキグリルを備える大型フロントグリルなど、力強い存在感のあるボディを纏い2014年1月に発売されました。

初代から続く5ナンバーサイズのボディをベースとしながらも、プラットフォームを一新し、より低床化したフラットフロアと室内高を高く確保することで、より広々とした伸びやかな室内空間を実現しています。

発売から1ヶ月で月間目標販売台数3,400台に対し、24,000台（月間目標販売台数の約7ヶ月分、ハイブリッドモデルを含む）を受注し、3代目となった現在でも大変人気の高いモデルです。

また、サイドビューはベルトラインに特徴を持たせ、広いガラスエリアと力強いボディアクセントを演出しています。

室内ではクラス初となる、よりロングスライドを可能にしたキャプテンシートや、ワンタッチスペースサードシートの採用により、今まで以上に多彩なシートアレンジが可能となり、アクセスしやすい優れたスペースユーティリティと相まって、乗降性と実用性、居住性が大幅に向上しています。

また、インストルメントパネルの造形も一新され低くなり、運転席からの見晴らしも良くボディ四隅が掴みやすく、取り回しや操作性に優れたパッケージデザインです。

先代から続く16インチタイヤやエアロパーツを備えた人気グレード「Si」をはじめ、2014年2月にはリダクション機構付THS IIハイブリッドシステムを搭載する、ハイブリッドモデルが追加されています。

ガソリンエンジンは2代目からのキャリーオーバーながら、出力特性の見直しにより、燃焼効率とドライバビリティの向上を実現しています。
また、廉価バージョン以外のグレードには最新のアイドリングストップ機構を搭載しています。

2016年1月のモデルチェンジでは、最新の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」
（プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセット）を一部のグレードを除き標準装備し、先進の安全機能により毎日の安全ドライブをサポートします。

ボディタイプ：ミニバン・ワンボックス
駆動方式：FF
乗車定員：8名
ボディサイズ：4695×1695×1825mm（全長×全幅×全高）
室内サイズ：2930×1540×1400mm（室内長×室内幅×室内高）
タイヤサイズ：（前）195/65R15 （後）195/65R15
エンジンタイプ：3ZR-FAE型　2.0L 直列4気筒DOHC
排気量：1986cc
最高出力：152ps(112kW)/6100rpm
最大トルク：19.7kg・m(193N・m)/3800rpm
JC08モード燃費：14.6km/リットル
車両重量：1560kg
価格：2,180,000円
自動車税：年間39,500円 ※

※自動車税は2017年5月時点で参照したものとなります。

https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/NOAH/10086716/

・主なグレード
「X」「G」「Si」「X Vパッケージ」（特別モデルを除く）

・主なオプション
ツインムーンルーフ（フロントチルト/リヤ電動スライド/サンシェード付+挟み込み防止機能付）、スマートエントリーシステム+プッシュスタートシステム、SDナビゲーションシステム+ノア・パノラミックライブサウンドシステム、SRSサイドエアバッグ（フロントシート）＆
SRSカーテンシールドエアバッグ（フロント・セカンド・サードシート）、リヤオートエアコン、ワンタッチスイッチ付パワースライドドア（デュアルイージークローザー+
挟み込み防止機能付）など。

・カラーバリエーション
ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、グレーメタリック、ブラック、ボルドーマイカメタリック、ダークシェリーマイカメタリック、オーシャンミントメタリック、ダークバイオレットマイカメタリックなど。
（発売時期・グレードにより異なります）

トヨタ ノア 80系の中古車一覧：
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-NOAH/model-3-10102048/

5ナンバーサイズの取り回しの良いボディサイズと3列シートの広い室内空間、リヤ両側スライドドアを備え2001年に登場して以来、3代目となった今でも安定した人気を誇るミディアムサイズのミニバンです。

常に最新の安全装備と快適装備を備え、ハイブリッドモデル、派生車種である「ヴォクシー」、「エスクァイア」と併せて、ミディアムサイズのミニバン市場の中でも、今後もマーケットの中心モデルとして進化し続けることでしょう。



トヨタ ノアの中古車一覧：
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-NOAH/