中古車比較・ライバル車対決
更新日:2018.11.21 / 掲載日:2016.07.27
実走燃費テストレポート

クルマに関する様々な研究、調査を行う『プロト総研』では、コンパクトカーユーザーが「燃費」をクルマ選びの重要な要素として考えていると発表。その購入の重要な要素となり、コンパクトカーユーザーが気にしている燃費は果たしてカタログ数値通り出ているのか!?
その実態を実証テストしてみることにした。
参照:プロト総研調査レポート「コンパクトカーユーザーは何を重視したか?」
アンケートで見える、ユーザーの「コスト」意識

省燃費を追求した3種類のパワーユニットをテスト
クルマによって省燃費へのアプローチはさまざま。ハイブリッド、ディーゼル、ターボ、それぞれ異なるパワートレインを搭載する最新モデルを、同じルートで実燃費を計測した。3車3様の興味深い結果に!(ジェイドRSはコンパクトカーのジャンルではないが、参考までに計測)

今回の実燃費計測は「高速道」と「一般道」の2ステージに分け、それぞれの結果をトータル燃費として算出した。「高速道」は、首都高・大黒PAをスタートして湾岸線を走り、アクアラインから館山道を抜け東関東道・千葉ICまで。「一般道」は、千葉ICを下りたところから国道357線を主体に東京・お台場まで走った。流れに乗った走行を心がけ、エアコンは25度に設定している。つまり、誰でも再現できる走行モードと考えていいだろう。

走行車線を基本に流れに乗った走行を心がけた。燃費が偏らないよう約20km毎にドライバーを交代しながら走行した
高速道は定速走行が主体なのに対して、一般道は信号などでの加減速が多くなり、必然的に燃費は悪化する傾向にある
JC08モードをどう見る?→実燃費は割り引いて考える

一定の走行パターンで計測され、カタログに記載されるJC08モード燃費。今どきのクルマの重要な指標のひとつだが、その数値は今回の計測でもおわかりのように、実燃費とは完全に一致しない。タイヤ空気圧やドライバーの運転技量、乗車人数など、使用環境が千差万別だからだ。虚偽表示じゃないので悪しからず。
プロト総研のユーザー調査によると、コンパクトカーユーザーは購入の際に重視しているという燃費だが、今回の車種においては、実際はカタログ数値から約7~8割となることが分かった。燃費を気にしている人は、今後の参考にしてみてはいかがだろうか。
※すべての価格は参考価格です。
※中古車市場データはGoo-net6月調べ