中古車比較・ライバル車対決
更新日:2026.09.14 / 掲載日:2026.09.14
ホンダ N-BOX 3代目(JF5,6)と2代目(JF3,4)でどう違う?|人気車新旧比較

日本で最も売れている軽自動車である「ホンダ N-BOX」。ヒットの理由は圧倒的な完成度の高さで、とくに室内の広さや走りの安心感はライバルの上を行く。2023年10月にフルモデルチェンジを果たした現行型(3代目・JF5、6系)は初めての車検も近づき中古車市場も賑わってきている。今回は、ホンダ N-BOXの現行型と大ヒットを記録した先代(2代目・JF3、4系)を比較しつつ、中古車動向を探っていく。
ホンダ N-BOX(JF5、6系)ってどんなクルマ?

ホンダの「N-BOX」は、軽自動車では11年連続、新車全体でも5年連続で販売台数第1位と、日本で最も売れている大人気の軽自動車だ。現行型は使い勝手の良さをさらに磨き上げ、2023年秋にフルモデルチェンジを果たしている。エクステリアは、定評のあるスクエアなフォルムを受け継ぎつつ、洗練された上質なフロントマスクへと進化した。

現行型N-BOXのインテリアは自宅のリビングのように落ち着ける空間を目指し、液晶メーターの採用などで運転席からの視界がさらにすっきりと見やすくなった。安全面では先進の「Honda SENSING」を全車に標準装備し、日々のお買い物から長距離ドライブまで高い安心感を提供する。広大な室内空間と高い経済性を両立した、まさに軽自動車の絶対王者にふさわしい仕上がりだ。

現行型は3つの個性からデザインを選べるようになったのが特徴。従来から人気の「N-BOX カスタム」は、精悍なフロントマスクと黒基調の内装による高い質感が魅力の上級モデルだ。一方、アクティブ派のために用意されたのがアウトドアテイストの「N-BOX JOY」。タフな黒の専用バンパーやフロントグリル、ドア下部のガーニッシュを装備。内装には汚れに強いチェック柄の撥水シートを採用している。

N-BOXのグレード一覧
| グレード | 駆動方式 | 特徴 |
| N-BOX | FF/4WD | エントリーモデル |
| N-BOX ファッションスタイル(モノトーン) | FF/4WD | 内外装をカラーコーディネートし装備を充実させたモデル |
| N-BOX ファッションスタイル(2トーン) | FF/4WD | 内外装をカラーコーディネートし装備を充実させたモデル。ルーフが白になる |
| N-BOX スロープ | FF/4WD | 車いすを搭載する福祉車両から大きな荷物の運搬までマルチに使えるモデル |
それではここで、登場から3年が経過した現行N-BOXのこれまでの改良変遷を振り返ってみよう。
ホンダ N-BOX(JF5、6系)の改良遍歴
2024年9月:「N-BOX JOY」を追加
2025年4月:一部改良
2025年12月:特別仕様車「BLACK STYLE」を追加
2026年7月:マイナーチェンジ
現行型N-BOXは2023年10月にフルモデルチェンジし、3代目がデビューした。水平基調のインパネや液晶メーターを採用し、車内空間の居心地の良さを高めたのが特徴だ。2024年9月には、クロスオーバー風の派生モデル「N-BOX JOY」を追加しラインアップを拡充。2025年にはカスタムへのフォグライト標準化や、特別仕様車「BLACK STYLE」の投入など、一部改良や仕様追加を重ねた。そして2026年7月には初の大規模マイナーチェンジを実施。カスタムの外装デザインを刷新したほか、ナビやマルチビューカメラ、USBチャージャーなどの標準装備を大幅に充実させ、実用性をさらに強化している。
先代と現行のフロントまわりのデザインを比較すると?


現行型N-BOXのフロントまわりは、先代の親しみやすさを残しつつ、よりシンプルで洗練されたデザインへと進化した。先代がメッキパーツを多用して存在感を強調していたのに対し、現行型は丸目のLEDヘッドライトに丸穴を並べたフロントグリルを組み合わせ、家電のようにおしゃれでスッキリとした表情に仕上げられている。カスタムに関しても、先代の押し出し感の強い多灯式から、現行型は一文字に光る横一線のデイタイムランニングライトを採用し、都会的でワイドな佇まいへと刷新された。
先代と現行のリアデザインを比較すると?


一方のリアデザインは、先代のスクエアなフォルムをベースにしつつ、よりシンプルでクリーンな佇まいへと進化を遂げている。先代モデルではバックドア中央に存在感のあるメッキ加飾を配置していたが、現行型ではこれらを最小限に抑制。水平基調のラインを強調することで、すっきりと落ち着いたモダンなリアビューに仕上げられた。カスタムについても、先代のギラついた縦型ランプから一転、クリアで洗練されたLEDリアコンビネーションランプが採用され、大人の上質感を演出している。
インテリアや使い勝手を比較すると?

インテリアは、先代の垂直基調から水平基調へと大きく進化を遂げた。先代では運転席の前にせり出していたメーターを、現行型ではステアリングの内側から覗く液晶画面へと変更。ダッシュボード上面をフラットにすることで、前方視界がすっきりと開け、運転のしやすさが向上している。また、室内は自宅のリビングのように落ち着ける空間を目指し、インパネの棚を本棚に見立てるなど、居心地の良さと実用的な収納を両立したデザインに刷新された。

空間の広さそのものは変わらないものの、シートとくに後席の座り心地を改良。腰がほどよく沈み込むことで、身体が揺さぶられにくく快適になった。また、シートの肩周りの形状を工夫することでサポート性も高めている。その他、グローブボックスの大型化やUSBポートの位置など、より使いやすくするための工夫が施されているのも現行の特徴。
N-BOX カスタムの変更点は?

現行(後期型)のN-BOXカスタムは、先代のギラギラ感とも前期型のシンプルさとも異なる、大胆なクロームメッキグリルと一文字LEDによる圧倒的な迫力へと進化した。内装は液晶メーターの採用で前方視界の死角が激減し、イルミの刷新で上質感が増している。装備面ではナビやステアリングヒーター、マルチビューカメラなどの高級装備が標準化され、USBのType-C対応など現代的な利便性も大きく高まった。
現行/先代で中古車相場の違いは?

最後に中古車相場を見ていこう。ホンダ N-BOXの中古車価格帯と中古車平均価格を比較すると次のようになる。
| 中古車価格帯 | 中古車平均価格 | 物件掲載台数 | |
| 現行(2023年~) | 120万円〜230万円 | 160万円 | 約3700台 |
| 先代(2017年~2023) | 70万円〜170万円 | 110万円 | 約4800台 |
現行と先代では先代の方が1000台ほど多く流通している。価格帯は先代が70万円から、現行は120万円からとなっており、どちらも100万円台の予算で購入可能だが、平均価格の価格差は50万円ほどあり悩ましい。現行の後期型は登場が2026年7月のため、まだ数は少ないが今後デモカーなどの入れ替えで登録される中古車も多くなるだろう。N-BOXそのものがベーシックモデルという位置付けのため、グレードによる価格差はそれほど大きくないため、装備の充実したモデル(現行なら「ファッションスタイル」、先代なら「G・EX」)などを検討することをオススメする。