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更新日:2022.03.22 / 掲載日:2021.10.12

トヨタ プリウス/2015年~ 【ONE MAKE MARKET RESEARCH】

文●工藤貴宏 写真●ユニット・コンパス、トヨタ
(掲載されている内容はグー本誌 2021年10月発売号掲載の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2021年9月調べ。

ハイブリッドカーの歴史を作り出したといっても過言ではない偉大なモデル。今では日常的になり、プリウスの立ち位置も初代から大きく変化している。

2015年式トヨタ プリウス Aプレミアム(CVT) ●全長×全幅×全高:4540×1760×1470mm ●ホイールベース:2700mm ●トレッド前/後:1530/1540mm ●車両重量:1380kg ●排気量:1797cc ●エンジン:直4DOHC ●エンジン最高出力:98ps/5200rpm ●エンジン最大トルク:14.5kgm/3600rpm ●モーター最高出力(前/後):72ps/7.2ps ●モーター最大トルク(前/後):16.6kgm/5.6kgm ●サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン ●ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク ●タイヤ前後:195/65R15 ●中古車参考価格帯:100万円~320万円(15年~21年 ※全グレード)

TNGAを採用し走りの質感を大きく高めた新世代プリウス

デザインが個性化した理由はどこにある?

編集部●プリウスといえば、初代モデルが1997年末に発売された世界初の量産ハイブリッドカーです。もう20年以上も経つんですね。
工藤●「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーもとてもインパクトがあった。……って、今日は昔話をする場ではないでしょ?
編集部●そうでした。今回紹介するプリウスは4代目。2015年にデビューです。
工藤●初代と比べて変化しているのは、車体がセダンではなく5ドアハッチバックなってサイズも大型化していること、燃費性能が大幅に向上していること、そしてドライバビリティもよくなっていることなど。
編集部●新車価格も上がりましたが、標準グレードで259万7000円は、車格アップや装備の充実を考えれば許容範囲ですかね。
工藤●そう考えていいと思う。
編集部●4代目の特徴は?
工藤●個性的になったね。3代目は好き嫌いが分かれないであろう、まとまりのいいデザインだったけど、4代目、特にその前期型はプロポーションもシャープになったし、ライトの形状などはけっこうアクが強い。
編集部●それもあってか、ライトは、2018年のマイナーチェンジでスッキリとしたデザインに修正されましたね。
工藤●あと、ポジションもかなり変わった。以前はハイブリッドカーといえばプリウスだけだったけど、今やトヨタのなかでハイブリッドを選べない車種を探すのが難しいほど。
編集部●同クラスにカローラのハイブリッドもありますしね。
工藤●そんな変化が、プリウスの立ち位置を難しいものにしているのも事実だよね。ハイブリッドが欲しいからといって、必ずしもプリウスを選ぶ必要がないわけだから。

Profile 工藤貴宏:学生時代のアルバイトから数えると、自動車メディア歴が四半世紀を超えるスポーツカー好きの自動車ライター。2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

プラグインハイブリッド「プリウスPHV」という選択

 「PHV」とは「プラグインハイブリッド車」を意味し、普通のプリウスに対しひとまわり大きなバッテリーを搭載。さらにそのバッテリーは電気自動車のように外部から充電できるのが特徴。状況によっては60km程度までエンジンを止めたままモーターで走ることが可能で、ガソリンを節約できる。 ●中古車参考価格帯:200万円~370万円(17年~21年 ※全グレード)

[モデルヒストリー]

2015年12月:フルモデルチェンジ

「TNGA」というトヨタの新しい設計思想を取り入れて車体設計を刷新。そこに実質新設計のハイブリッドシステムを搭載している。最も燃費に優れる仕様は、JC08モード燃費値が40.8km/Lにまで到達。

2017年11月:一部改良

 これまで白だった上級グレードのセンターコンソールトレイが、ピアノブラックも選択可能に。また、11.6インチと特大サイズの画面を組み合わせたナビを上級仕様にメーカーオプション設定。

2018年12月:マイナーチェンジ

 フロントはバンパーに加えてヘッドライトのデザインを改め、リアは縦長だったテールランプを水平基調とするなどエクステリアをリフレッシュ。専用端末を組み込み、通信機能を標準搭載している。衝突被害軽減ブレーキの搭載も拡大。

インパネは縦型ディスプレイの採用が拡大された。また一部仕様には非接触充電器やシートベンチレーションも設定している。

2020年7月:一部改良

 先進安全機能の性能を向上。衝突被害軽減ブレーキが昼間の自転車や、昼間に加えて夜間の歩行者も検知できるようになった。またAC100Vのコンセントを全車標準装備とするなど機能も向上。

[インテリア]先進性を感じる運転席 後席も快適に座れる

 シャープなスタイルながら、一方でしっかりと居住性も確保しているプリウス。前席の先代との大きな違いは着座位置を低くしたことで、これはスポーツカーのような運転感覚を求めての決断。後席は、頭上がやや狭いのは否めないが、足もとスペースは十分に広くて実用的。ラゲッジルームは床が低く、「ハイブリッドカーだから」という言い訳は不要だ。

インパネは、センターメーターを採用し、水平基調としたことで横方向の広がりが感じられる。黒を基調にしつつも、一部仕様は白をアクセントにした斬新なコーディネートとなっている。フロントシートは新設計で、理想的に身体を支えられるように設定。上級グレード「Aプレミアム」では本革シートを採用している。他グレードは、合成レザーやファブリック。
ナビは基本的に、8インチと大きな画面の横長タイプを採用。2017年11月から11.6インチの縦長タイプも設定されたが、2021年6月以降は8インチのディスプレイオーディオを採用。

[メカニズム]走行性能の向上が4代目の大きなテーマ

 これまでのプリウスも、フルモデルチェンジのたびに走行性能をレベルアップしてきた。しかし、それ以上のジャンプアップをねらったのが4代目。TNGAという思想を取り入れたことで、骨格となるプラットフォームやサスペンションの性能が大幅に向上。従来のプリウスではスポーティさが物足りないと考えていたドライバーにも、走りの楽しさを提供することが可能に。

E-Four

4代目モデルになり、プリウスとしてはじめて採用されたのが4WD。後輪はエンジンとは機械的につながっておらず、モーターだけで駆動する「E-Four」と呼ぶシステムを組み込んでいる。

HYBRID

1.8Lエンジンにモーターを組み合わせたシステムの基本は従来と同じだが、徹底的にブラッシュアップ。エンジンもハイブリッドの機関系も、実質的に新設計といえるほどの変更を受けている。

TNGA

TNGAとは「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」の略。プラットフォームを軸に部品や開発の共有化を進めると同時に、集中を進めることで性能を高める考え方だ。それを受けたプリウスの車体も強固に作られ、走行性能と乗り心地にメリットをもたらしている。

中古車の選択肢も豊富 選び放題といえる状況

編集部●プリウスの新車販売が以前より減っているのは、やはりプリウス以外にもハイブリッドの車種が増えた影響でしょうかね。
工藤●カローラからミニバンの「ヴォクシー/ノア」、SUVでは「カローラクロス」と同じクラスでも選択肢はたくさん。そうすると「プリウスを選ぶ理由はどこにあるのか?」って話になってくる。
編集部●どこにあるんでしょう?
工藤●だから、スタイルに凝ったんじゃないかな。もはや「無難である必要はない」と。ボディ形状もそれらとは違うハッチバックとして。ところで中古車の状況は?
編集部●以前より新車販売が減ったとはいっても、人気モデルであることには変わりないので中古車も豊富ですね。
工藤●選び放題?
編集部●100万円前後の価格も含め、かなり好みに応じて選べます。
工藤●希少な人気車種というわけでもないから、今後も順調に相場は下がるだろうし、買うタイミングは特に気にしなくてもいいだろうね。
編集部●欲しいと思った時が買い時と言っていいでしょう。
工藤●そうそう、この世代から待望の4WDが追加されたんだ。
編集部●それは朗報です。雪国などで「プリウスが欲しいけれど4WDがないから買えない」と思っていた人も選べますね。

上級グレードにはリチウムイオンバッテリーを採用

工藤’sコメント「さらなる燃費を求めて新採用した高機能タイプだ。」

 これまでプリウスに積んでいたバッテリーは「ニッケル水素電池」のみだったが、4代目では多くのグレードに「リチウムイオン電池」と呼ぶタイプを組み合わせている。その特徴は、高価だが同じ容量なら小型軽量となり、同じサイズなら大容量化が実現できること。

[インプレッション]4代目の注目は走行性能と快適性!

 燃費はいいけれど運転していて楽しくない。多くの人にとってプリウスはそんなイメージだったかもしれない。しかし、4代目はそんなイメージを過去のものとした。車体の構造から考え方を変え、サスペンションがしなやかに動くようになってハンドリングが高まったことに加え、乗り心地まで向上して滑らかになっているのだから、多くのユーザーをハッピーにしてくれる。またパワートレインも、過去のモデルに比べるとアクセル操作に対する反応がよくなったので心地よいドライバビリティとなった。

[マーケットデータ]

年式
 デビュー翌年の2016年式が最も多く、全体の半数近くを占める。マイナーチェンジ後の割合は少なめだ。
グレード

 中間グレード「S」が全体の7割弱を占めている。次いで「A」が多い。装備を簡素化した「E」はかなり少ない。

走行距離

 走行距離は、どのゾーンも満遍なく流通している。3万km未満が4割程度流通しており、低走行車も充実する。

工藤貴宏が注目するプリウスの「ココが○」

その1:ハイブリッドカーのパイオニアとして、こだわりの燃費。
その2:4代目モデルは走行性能も大幅アップ。走りが楽しい。
その3:スポーティなスタイルながら、居住性もしっかり確保。

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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