中古車購入チェックポイント
更新日:2020.07.10 / 掲載日:2020.07.10
【グー連載コラム】車両チェックマイスターへの道 (2020年7月)
実際に中古車販売店を訪れた際にどんな部分をどうチェックすべきか。
クルマの部位ごとに見ておくべきポイントを紹介していこう。
(掲載されている内容はグー本誌2020年8月号の内容です)
【車種別チェックポイント】 日産 デイズルークス編
KEY POINT
同車の一番の魅力であり、使用頻度も高い、シートのスライド機構やスライドドアなどの可動状態を重点的にチェックすべき。
[最終型]中古車中心相場:50万から150万円 新車販売時期:2014年2月から2020年2月
デイズルークスは日産が初めて企画から参画したスーパーハイトワゴンで、広さと使い勝手を両立したパッケージングがファミリー層を中心に好評を博してきた。20年2月に後継モデルのルークスが登場したことで、今後、相場は下がると見られ、室内が広い軽自動車の購入を検討している人には絶好の選択肢。
スーパーハイトワゴンはミニバンなどの実用系車種と同じように、先に市場へ導入されていた競合モデルをつぶさに研究して開発されることが多い。デイズルークスが登場した14年当時の軽自動車クラスでは、タントやN-BOXといったモデルが人気を集めていた。後発となるデイズルークスは、競合車よりも車内を1mmでも広くしたり、利便性や快適性を高める機能をプラスするなど、毎日の生活でより便利なクルマとするべく作られている。1台を長く愛用したいと考える人にとっても最適なモデルである。
中古車を選ぶ際には、エンジンや電装系のコンディションチェックを行うと同時に、シートのスライド機構や格納がスムーズに行えることや、スライドドアの可動具合なども重点的に見ておこう。実用性を重視して選ぶクルマなので、機能や装備が正しく使えることの確認が、失敗を防ぐポイントとなる。
【チェックポイント1】 オイル交換の履歴
マニア受けするモデルではないため、前オーナーがオイル交換などを怠っていた可能性もある。点検記録簿などで確認しておくといい。
【チェックポイント2】エンジンの始動確認
始動装置に不具合があり、リコールが出ていたので、対策が済んでいることの確認はもちろん、始動のスムーズさもチェックしたい。
【チェックポイント3】シートのシミや汚れ
子どもを乗せることが多い車種だけに、シートは表面のシミや汚れだけでなく、食べこぼしなどが隙間にないかも確認しておきたい。
【チェックポイント4】 エアコンの効き具合は?
設定した温度に応じた風(冷風・温風)が出てくるかどうかだけでなく、異音や嫌な臭いが発生していないかどうかもポイントだ。
【チェックポイント5】 スライドドアを開閉
電動、手動式、いずれの場合もスライドドアの開閉動作の確認は必須。車内のスイッチ、キーでのリモコン操作もチェックしたい。
【チェックポイント6】シートスライドの状態
後席は左右分割してスライドしたり、格納できる。日常的な場面での使用頻度が多い機能なので、スムーズに可動するか確認しよう。
グレードで異なる顔つき! ドレスアップ車も多め
グレードで異なる顔つき! ドレスアップ車も多め
標準仕様に加えて、ハイウェイスターやライダー、ボレロなど、純正でも多彩なバリエーションが用意されているうえに、社外パーツでドレスアップされた物件も多い。好みや予算に応じて選択しよう。
撮影/フォッケウルフ
※写真はすべて現行型。
※中古車価格はグーネット 2020年6月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。