中古車購入チェックポイント
更新日:2019.03.08 / 掲載日:2019.03.08
日産ルークスの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ルークスは、軽自動車を得意とするスズキからの「パレット」のOEMモデルとして、2009年12月に誕生しました。
軽自動車に求められる本質である「経済性」「軽快な走り」「取り回し性能」に加え、時代の流れとともにニーズの高まる「居住性」「環境性能」に応えるべく、全高を高くしたスーパーハイトワゴンスタイルを採り入れています。高効率パッケージデザインによりクラストップレベルの広々とした室内空間が特徴のモデルです。
また、アイドリングストップシステム機構の採用やアイドリング中の燃料消費を抑えるニュートラル機構をCVTに搭載しています。環境性能や省燃費性能に定評のあるK6A型エンジンの採用と併せて、爽快で機敏なフットワークの良い走りを実現しています。
スライドドアクローザー機構付大開口両側スライドドアを全車に標準装備し、一部グレードでは助手席側に加え、運転席側にもパワースライド機構を備えています。
お年寄りや子どもでも乗り降りしやすい340mm(2WD車)の低ステップ高と相まって、スムーズで快適な乗降性が大きなポイントといえるでしょう。
また、坂道の途中でクルマを停めて乗り降りする際もドアが閉まらないよう、ドアを全開状態で保持できる「スライドドアストッパー」を備えるなど、日常の送迎を安心して行える実用性の高い安全装備を全車に標準装備しています。
大きなガラスエリアの採用をはじめ、運転席からの良好な眺めや見切りの良いボディ形状より、最小回転半径4.2m(Eグレードの場合)を実現する取り回し性能と相まって、市街地走行のすれ違いから縦列駐車や駐車操作まで安心感の高い、誰もが運転のしやすさが実感できるパッケージデザインも魅力のひとつです。
加えて、ミニバンを中心に日産のラインナップの中でも高い人気を誇るスポーティグレード「ハイウェイスター」が設定されている点も大きな特徴です。
エアロパーツを装着し、重心の低いアグレッシブなスタイリングを生みだし、高速走行でも安定感のある走りを提供します。発売早々から高い支持を集め、リリースから3週間の時点で受注の際に74%を占めた中心グレードです。
ここではルークスワゴンの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ルークスの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 日産 ルークス ML21系(2009年~2013年)の主なグレードの特徴
・E
直列3気筒自然吸気DOHCエンジンを搭載するベーシックグレードです。
駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが用意され、トランスミッションはCVTとの組み合わせとなります。
ベーシックグレードながら、電動格納式リモコンカラードドアミラーやUVカット断熱機能付プライバシーガラス(リヤドア、リヤクォーター、バックドア)、チルトステアリング&運転席シートリフターをはじめ、プッシュエンジンスターターやインテリジェントキー、両側スライドドア+両側スライドドアクローザー、CD一体AM/FMラジオなどの快適装備が施されています。
また、デュアルSRSエアバッグシステム、ABS(アンチロックブレーキシステム)、EBD(電子制御制動力配分システム)などの安全装備が施され、4WDモデルのみフロントがベンチレーテッドタイプのディスクブレーキとなります。
マニュアルエアコン、ウレタン3本スポークステアリングホイール、マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ仕様となり、加えてパワースライドドア機構はレス仕様となります。
足回りは13インチタイヤ&スチールホイール+フルホイールカバーが装着されます。
・X
本グレードのみ、駆動方式はフルタイム4WDモデルのみの設定となります。
「E」グレードに対して、ダークブラウン調センタークラスターフィニッシャー、外気温度表示付オゾンセーフオートエアコン、後席助手席側パワースライドドア機構、運転席&助手席SRSサイドエアバッグが追加装備される中間グレードです。
また、オーディオはレス仕様となります。
足回りは14インチタイヤ&スチールホイール+フルホイールカバーが装着されます。
・ハイウェイスター
「X」グレードに対して、フロントエアロバンパー+サイドシルプロテクター+リヤエアロバンパールーフスポイラーが装着され、リヤコンビランプがスモークタイプとなるスポーティグレードです。
ほかにもバイキセノンヘッドランプやフロントバンパー組込みハロゲンフォグランプ、オートライトシステムなどの安全装備をはじめ、LEDサイドターンランプ内蔵電動格納式リモコンカラードドアミラー、タコメーターやピアノブラック調センタークラスターフィニッシャー&フロントドアアームレストフィニッシャー、6スピーカーなどの充実した装備が追加されます。
足回りは14インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・ハイウェイスターターボ
直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボが搭載されるスポーティグレードです。
「ハイウェイスター」グレードに対して、本革巻3本スポークステアリングホイール、運転席側パワースライドドア機構が追加装備されます。
ルークスの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、ルークスの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
初代 日産 ルークス ML21系(2009年~2013年)の燃費・維持費
・ML21S:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.8km/L
年間ガソリン代:約64,903円(480.8L×135円) ※1
軽自動車税:年間7,200円 ※2
年間維持費:約72,103円 ※3
・ML21S:0.66L/CVT/FFモデル/アイドリングストップ
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.2km/L
年間ガソリン代:約60,810円(450.4L×135円) ※1
軽自動車税:年間7,200円 ※2
年間維持費:約68,010円 ※3
・ML21S:0.66L/CVT /フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:18.6km/L
年間ガソリン代:約72,580円(537.6L×135円) ※1
軽自動車税:年間7,200円 ※2
年間維持費:約79,780円 ※3
・ML21S:0.66L/CVT/FFモデル/ターボ
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:18.8km/L
年間ガソリン代:約71,808円(531.9L×135円) ※1
軽自動車税:年間7,200円 ※2
年間維持費:約79,008円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは7,200円の税額を用いています。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
ルークスの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
ルークスは親しみやすいスタイリッシュな外観デザインを採り入れ、ユーティリティ&ラゲージスペースを重視した高効率パッケージデザインにより、クラストップレベルの圧倒な広さを誇る開放的な室内空間を実現する、人気の高い軽スーパーハイトワゴンとして、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力といえるでしょう。
ルークスの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 ルークスML21系:1~548万円
ML21S:1~548万円(NAエンジン/FFモデル)
ML21S:25~119万円(NAエンジン/フルタイム4WDモデル)
E:1~89.5万円
G:21.9~481万円
Xアイドリングストップ:31~82万円
ハイウェイスター:13.8~126万円
ハイウェイスターリミテッド:13.9~119万円
ハイウェイスターターボ:22.5~548万円
ルークスはスズキより「パレット」のOEM供給を受け、2009年12月より2013年3月まで販売されました。途中、3度の燃費性能向上の仕様変更を受けていますが、フルモデルチェンジはありませんでした。そして、2014年2月に日産自動車と三菱自動車合弁会社で開発・製造されたデイズルークスへ移行しました。
中古車市場を見ると、新車時の人気と同じようにエアロパーツを装着したスポーティグレード「ハイウェイスター」の比率が高くなっています。
2010年式から2012年式の登録車両が多く占め、40万円台から70万円台の価格帯が中心となります。
走行距離に関しては、既に初年度モデルでは9年経過していることもあり、2010年式や2011年式では5万kmから9万km未満の車両が多い傾向が見受けられます。
しかしながら、大きな偏りもなくほぼ年式相応のマイレージ車両といえるでしょう(上記中古価格帯については、2018年12月11日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。