中古車購入チェックポイント
更新日:2019.03.10 / 掲載日:2019.03.10
【グー連載コラム】買取サービス活用のススメ (2019年3月)

本企画では買い替えを成功させるためのお得な愛車の手放し方、“買取サービス”について考察していく。
(掲載されている内容はグー本誌2019年4月号の内容です)
【今回のテーマ】 賢く売却するために知っておくべき愛車の現在の状態とは?
愛車に関する情報を精査し多角的に検討するのが賢明
クルマも人も千差万別であるから、買い替えに当たって「このタイミングがベスト」という明確な答えはない。所有しているクルマの状態はもちろん、それぞれのライフプランや経済状況といったさまざまな要件を加味しながら考える必要がある。
タイミングとして基準にしやすいのは一定年数で終わりを迎える、車検や保証が切れるときだ。現状維持か、あるいは買い替えるか、それぞれにかかるコストを踏まえて考えるのが得策といえる。
また、売却する時は、車検や保証が切れる前がいい。なぜなら車検にかかった費用が買取額に反映されることはないからだ。保証の延長も同様のことがいえる。もちろん売却するか否かは、買取査定を受け、愛車の価値をきちんと把握して判断したい。そのうえで愛車の現在の状態や車齢、維持するためのコストなどを多角的に捉えれば、限りなくベストに近いタイミングが見えてくるはずだ。
1.車検を通すのに多大なコストがかかるようになってきたら売り時

初年度登録から7年を経過したタイミングが売却を検討する時期
車検が買い替えのターニングポイントになるが、最近は初年度登録から7年くらい、つまり車検を3回通すまでは継続して所有するケースが多い。それ以上になると年数はもちろん、走行距離が増えて車検時に交換が必要となる部品が多くなり、整備費用を含めた出費が大きくなる。車検にかかる費用がおおむね20万円から30万円という金額になるなら売却も視野に入れて検討すべきだ。
2.保証期間が終わる時期になったら維持費を再検討してみよう

保証を延長する場合の費用を要確認
保証期間はおおむね一般保証で3年または6万km、機関系は特別保証と呼ばれ、5年または10万kmと設定されていることが多い。買い替えを検討するなら特別保証を終えた時点となる。ここで延長保証や次の車検まで維持する場合の費用と、買い替えた場合の費用を算出して、天秤にかけてみるといい。コストだけでなく両シチュエーションにおける金銭的なメリットやデメリットも勘案するといいだろう。
3.愛車が現行型であればモデルチェンジのタイミングも重要

新型に関する情報を収集してリセールバリューを考えよう
クルマは登場後、数年を経て新型に切り替わる。いわゆるモデルチェンジが、買い替えを検討するタイミングになる。特に現行型を所有しているなら、現行型のまま売却するのと型落ちになってから売却するのとでは買取額に差が出るのは必至。先代型なら相場への影響度合いはさらに大きくなる。リセールバリューがあるうちに売却するほうが得する可能性が高いというわけだ。