中古車購入チェックポイント
更新日:2019.02.25 / 掲載日:2019.02.25

ボルボV40の中古車購入の際の選び方の参考ポイント

ボルボV40の中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

初代ボルボ V40は、S40とメカニック部分を共有して製作されたコンパクトな5ドアステーションワゴンです。ボルボ、三菱自動車、フォードの合弁工場「ネッドカー」で生産され、日本でも1997年10月から2004年5月まで販売されました。

V40の車名は一時的に消滅したものの、2013年2月に誕生した2代目は、ステーションワゴンからCセグメントの5ドアハッチバックにスタイリングを変更し、上級クラスに負けない質感の高さや安全機能が売りの1台です。

車体自体がユーロNCAPの衝突テストで5つ星を獲得しているだけでなく、歩行者との衝突時にダメージを軽減する「歩行者エアバッグ」を世界に先駆けてオプション設定するなど、パッシブセーフティだけでなく、総合的な安全性能の高さが魅力です。

また、搭載されるエンジンも進化を続けており、装備の違いによってV40の中でも幅広いグレードがラインナップされており、派生モデルとして「V40 Cross Country」というクロスオーバーモデルも存在します。

オプション装備に関しても、パーク・アシスト・パイロット(縦列駐車支援システム)やラゲッジルームオーガナイザーなどが設定されており、用途や目的に合わせ、自分好みの1台に仕立て上げることができるのも大きな魅力の1台です。

ここではV40の中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

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V40の主なグレードの特徴と比較から選ぶ

V40の主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

初代 ボルボ V40 4B系(1997年~2004年)の主なグレードの特徴

・ベースグレード(1.8L)
1.8Lエンジンを搭載し、上級グレードと比べて、CD付きオーディオ、運転席パワーシート、アルミホイールなどが装備されていない廉価グレードとなります。

・ノルディック(2.0L)
リアルーフスポイラー、フロントフォグ、プレミアムスピーカーシステムなどを装備し、価格面でも中間に位置する売れ筋のグレードがノルディックとなります。

・T-4(1.9L)
最高出力200psと最大トルク30.6kgmを発生するハイプレッシャーターボエンジンを搭載したのが「T-4」となります。V40の中では唯一5速マニュアルの設定があるのも特徴的です。

・2.0T(2.0L)
ライトプレッシャーターボと呼ばれる低過給圧ターボ版が「2.0T」となります。コンビネーションレザーシートなどが標準となるほか、右ハンドルと左ハンドルを選択できるのも大きな特徴と言えます。

・クラシック(2.0L)
専用アイテムを装備して、2003年4月に発売された最上級グレードが「クラシック」です。
専用デザインのアルミホイールや、フルカラードボディなどが採用されており、最上級グレードにふさわしい機能が満載となります。

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ボルボ V40 4B系の中古車一覧

2代目 ボルボ V40 MB系(2013年~)の主なグレードの特徴

・T4(1.6L)
2代目V40発売時(2013年2月)に設定されたベースグレードとなります。パワートレインは、1.6L直噴ターボエンジンと6速デュアルクラッチトランスミッションの組み合わせです。

・T4 SE(1.6L)
ベースグレードのT4と比べ、ボルボ・ガードシステムやクルーズコントロール、デュアル・キセノンヘッドライト、アクティブ・ベンディング・ヘッドライト機能が標準で装備される上級グレードです。

・T5Rデザイン(2.0L)
2013年4月に追加されたV40で最もスポーティなグレードです。18インチ”Ixion”アルミホイールや専用フロントグリル、リアディフューザーなどの外装パーツでエクステリアが引き締められ、スポーツ・サスペンションやアンチロールバーなどで足回りにも手が入れられています。

・T3 キネティック(1.5L)
2015年8月にDrive-E(ドライブ・イー)の1.5L 4気筒直噴ターボ「T3」エンジンを搭載して追加設定されたのが「T3」グレードです。従来の「T4」に替わって導入されたグレードであり、これによってV40の全グレードが環境性能に優れたDrive-Eパワートレインに切り替わったことになります。その「T3」の中で、16インチ“Markeb”アルミホイールや本革巻ステアリングホイールが備わる最廉価版がこの「T3 キネティック」となります。

・T3モメンタム(1.5L)
「T3」グレードの中で、ダイヤモンドカット加工が施された専用デザインの17インチアルミホイールや、全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、電動リトラクタブル・ドアミラーなどが標準装備となったのが「T3モメンタム」となります。

・T3インスクリプション(1.5L)
「T3」の最上級グレードが「T3インスクリプション」です。クローム処理を施した専用フロントグリルや、ダイヤモンドカット加工された17インチ“Sarpas” アルミホイールなどのエクステリアの変更をはじめ、アクティブ・ハイビーム機能、パノラマ・ガラスルーフ、プレミアムサウンド・オーディオシステムなどの快適装備が備わります。

・D4キネティック(2.0L)
2015年7月に追加されたクリーンディーゼルモデルが「D4」というグレードです。搭載された2.0Lの4気筒ターボディーゼル「D4」エンジンは、デンソーによるコモンレール・ダイレクトインジェクションシステムや、2ステージターボチャージャー、アイシンAW社製8速ATの採用によって、400Nmものトルクを発生すると同時に高い燃費性能を実現しています。

・D4モメンタム(2.0L)
「D4」エンジンを積む中間グレードが「D4モメンタム」です。「D4 キネティック」と比べて、アルミホイールが17インチ化されるほか、速度感応式電動パワーステアリングが3段階レベル調整機能付になるなどの違いがあります。

・D4インスクリプション(2.0L)
「D4」の中の最上級グレードが「D4インスクリプション」です。シート地が本革になるほか、助手席8ウェイパワーシートが備わり、モダンウッドパネルがインテリアに使用されることも特徴的です。

・T2キネティック(1.5L)
2017年2月に追加されたV40シリーズのエントリーグレードです。パワートレインは、Drive-E(ドライブ・イー)1.5Lの4気筒ガソリンターボエンジンであり、電子制御式6速ATと組み合わされます。

エントリーグレードとはいえ、「歩行者エアバッグ」、「歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」、「全車速追従機能付CC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」などを標準装備しており、安全性能の面ではコストパフォーマンスに優れた1台です。

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ボルボ V40 MB系の中古車一覧

V40の燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

V40の燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、V40の主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。

初代 ボルボ V40 4B系(1997年~2004年)の燃費・維持費

・4B4184W:1.8L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:10.2km/L
年間ガソリン代:約142,156円(980.3L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約181,656円 ※3

1.8(1997年10月モデル)

・4B4194W:1.9L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:8.9km/L
年間ガソリン代:約162,921円(1,123.5L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約202,421円 ※3

T-4(1997年10月モデル)

・4B4204W:2.0L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:9.2km/L
年間ガソリン代:約157,608円(1,086.9L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約197,108円 ※3

2.0T(1997年10月モデル)

2代目 ボルボ V40 MB系(2013年~)の燃費・維持費

・MB4154T:1.5L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:17.1km/L
年間ガソリン代:約84,795円(584.7L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約119,295円 ※3

T2キネティック(2018年7月モデル)

・MB420:2.0L/8AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:15.9km/L
年間ガソリン代:約91,194円(628.9L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約130,694円 ※3

T5 Rデザイン(2016年7月モデル)

・MB4164T:1.6L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:16.2km/L
年間ガソリン代:約89,506円(617.2L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約129,006円 ※3

T4(2014年12月モデル)

・B5204T:2.0L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:13.2km/L
年間ガソリン代:約109,848円(757.5L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約149,348円 ※3

T5 Rデザイン(2013年2月モデル)

国土交通省ホームページ|(自動車税及び特例措置)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

V40の中古車価格相場から選ぶ

V40の中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

V40はボルボのラインナップの中でもエントリーモデルに位置付けられており、高い人気を誇ります。中古車価格も比較的安定しており、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から最適な1台を選べることもV40の大きな魅力と言えるでしょう。

V40の主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 ボルボ V40 4B系:9~57.2万円
4B4204W:9~57.2万円

2代目 ボルボ V40 MB系:75.8~442.1万円
MB4154T:139~358万円
MB4164T:75.8~318万円
MB420:188~385万円
MB5204T:105.8~248万円

D4 インスクリプション:218~382.1万円
D4 キネティック:219~318万円
T3 モメンタム:218~338万円
T3 SE:145.8~235万円
T5 Rデザイン:105.8~385万円

V40の中古車では、200万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成29年式と平成30年式のV40が豊富です。
それ以外にも、2代目へ切り替わった平成25年式は200万円未満の価格帯でも多く存在します。(上記中古価格帯については、2018年11月19日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

ボルボ V40の価格相場

ボルボ V40の中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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