中古車購入チェックポイント
更新日:2019.02.18 / 掲載日:2019.02.18
ホンダアコードの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
アコードはワールドベーシックモデルとして親しまれる「シビック」の上級モデルとして開発され、3ドアハッチバックセダンが1976年5月にリリースされました。
翌1977年10月には「クルマは人が運転するもの、人を乗せるもの」を基本テーマに、ひとりひとりの「居住性」を尊重した、ファミリーセダンの模範となるクルマ作りを目指し4ドア「サルーン」がリリースされました。
その後もスポーティな2ドアクーペや多目的ステーションワゴンなど、派生モデルがリリースされますが、快適性能を追求した4ドアセダンモデルを基本に熟成が図られています。
空気抵抗を低減し、スタイリッシュな低ボンネットフードを実現するリトラクタブルヘッドランプやしなやかな乗り心地と優れたロードホールディング性能を発揮する4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを搭載しています。加えて、小回り性能の向上や高速走行時のレーンチェンジの挙動を安定させる4輪操舵システム、全域にわたりパワフルでキレのある走りを提供するVTECエンジンの搭載など、走りの質を重視するホンダらしく、常に時代をリードする先進技術が搭載されています。
2013年6月にマイナーチェンジが実施された、実質的な9代目モデルでは、次の100年を見据えたクルマ作りの原点と言える、新世代パワートレイン技術「Earth Dreams Technology(アース・ドリームス・テクノロジー)」を採用し、走る楽しさと経済性を高次元で具現化したモデルとして誕生しました。
また、家庭用電源から充電が可能な「アコードプラグインハイブリッド」が同時に発売され、「アコードハイブリッド」とともに、アコードの名は冠しているものの独立した新モデルとしてリリースされました。
その後、「アコードプラグインハイブリッド」の販売終了を受け、2016年5月の仕様変更時に従来の「アコード」へ車名を変更しました。
革新的な2モーターを内蔵したハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i‐MMD(Intelligent Multi‐Mode Drive:インテリジェント・マルチモード・ドライブ)」を搭載し、クラストップレベルの環境に配慮した省燃費性能を実現しながら、ホンダのこだわりであるレスポンスの良い伸びのある加速性能と爽快なドライブフィールを両立しています(2016年5月時点)。
さらに世界初の搭載となる、高度化光ビーコンを使用した信号情報活用運転支援システムの搭載でも大きな話題となりました。
ここではアコードの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
アコードの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
9代目 ホンダ アコード CR系(2013年~)の主なグレードの特徴
・LX
搭載するパワートレインは、アトキンソンサイクル i-VTEC 2.0L 直列4気筒DOHCエンジンにSPORT HYBRID i-MMDの組み合わせとなります。
ベースグレードながら、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」、LaneWatch、モーションアダプテックEPSをはじめ、LEDヘッドライトやLEDアクティブコーナーライト、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)、信号情報活用運転支援システムなどの充実した安全装備が施されています。
また、快適性能を高めるインテリジェント・デュアル・フルオートエアコンディショナーやリアベンチレーション、テレスコピック&チルトステアリング、Hondaスマートキーシステムに加え、運転席&助手席パワーシートなどが装備されています。
さらに、静かなハイブリッドモデルならではの、室内の静粛性を高める遮音機能付ガラスや、ノイズキャンセリング機能付アクティブサウンドコントロールが装備されます。
機能豊富なインターナビに対応したナビゲーションシステムが標準搭載となっています。
シートはエコロジー素材として注目の高いバイオPET表皮仕様となり、足回りは17インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・EX
「LX」グレードに対して、エンジンスタートボタン付Hondaスマートキーシステムやオートリトラミラーをはじめ、ドライビングポジションシステムや前席&後席左右シートヒーターに加え、直射日光を遮り後席の快適性を向上させる電動リアサンシェードなどの快適装備が追加される上位グレードです。
またカラードサイドシルガーニッシュ、カラードトランクスポイラーが装着され、安定感のあるスポーティなスタイリングが特徴です。
シートはソフトウィーブとプライムスムースを組み合わせた肌触りの良いコンビタイプとなります。
足回りは18インチロープロファイルタイヤ&アルミホイールが装着されます。
アコードの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、アコードの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
9代目 ホンダ アコード CR系(2013年~)の燃費・維持費
・CR6:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:30.0km/L
年間ガソリン代:約45,000円(333.3L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約84,500円 ※3
・CR7:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:31.6km/L
年間ガソリン代:約42,721円(316.4L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約82,221円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
アコードの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
9代目のアコードは全長4915mm、全幅1850mmの大柄で躍動感あふれるスポーティなスタイリングとなっています。大人4人を乗せ、静かに快適に高速道路を移動するクルージング性能やレスポンスの良いダイナミック加速性能を両立する上級ハイブリッドセダンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。
また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
アコードの主なグレード・型式の中古車価格帯
9代目 ホンダ アコード CR系:118~399.8万円
CR6:118~269.8万円
CR7:225~440万円
LX:118~259.8万円
EX:134.8~440万円
2013年6月にフルモデルチェンジを受けた9代目モデルでは、クラストップレベルの省燃費性能を実現するハイブリッドセダンと高い人気を誇ります。
初年度モデルの2013年式を中心に多数の登録車両が見受けられます。
2013式では160万円台から190万円台の価格帯が中心となり、安定した価格相場が形成されています。
また、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準装備された2016年式モデルにも、登録台数の山が見られ、ほぼ300万円以上のプライスタグが掲げられています。
9代目モデルは現行機種と言うこともあり、1万kmから7万km未満のほぼ年式相応のマイレージを刻む車両が中心となります(上記中古価格帯については、2018年10月1日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。