中古車購入チェックポイント
更新日:2019.06.25 / 掲載日:2019.02.12
トヨタアイシスの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
アイシスは2004年9月の発売以来、5ナンバーサイズのボディを活かした取り回し性能や、ユニークなセンターピラーをビルトインした「パノラマオープンドア」が特徴となっています。優れた乗降性が魅力のミニバンとして、2017年12月まで販売されました。
洗練されて品格のあるスリークなスタイリングをはじめ、「エモーショナル&ジオメトリック」をテーマにデザインされた非対称のコックピットの意匠や、心地良さを演出する落ち着きのあるモダンなインテリアなど、素材の持つ質感にこだわった上質で伸びやかな室内空間を演出しています。
ダンブル機構を備える助手席をはじめ、チップアップ機構付2列目シート、フラットで広々としたラゲッジスペースを提供する後方床下格納機能付3列目シートなど、乗車人員や用途に応じて多彩なシートアレンジが、ミニバンとしての魅力を高めます。
高剛性ボディや最適化されたサスペンションを採用し、揺れを感じにくいフラットでしなやかな乗り心地を実現しています。
実用域の扱いやすさに定評のある1.8Lエンジンおよび高速走行でも余裕のあるクルージング性能を発揮する2.0Lエンジンが設定され、取り回しの良いボディと相まって、日常の市街地走行から大人数を乗せたロングドライブまで、快適な居住性と走行性能を両立する人気のミディアムクラスミニバンです。
約13年間の長きにわたり販売されたアイシスですが、以降センターピラーレスドアを採用する3列シートの5ナンバーサイズミニバンはリリースされておらず、再販売が期待されるモデルです。
ここでは、アイシス中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
アイシスの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 トヨタ アイシス 10系(2004年~2017年)の主なグレードの特徴
・L
1.8L直列4気筒DOHCエンジンを搭載するベーシックグレードです。
1.8Lモデルは装備を簡素化した「L Xセレクション」以外は2WD/FFモデルとフルタイム4WDが設定されています。
ベーシックグレードながら、パノラマオープンドアや助手席側パワースライドドア&イージークローザーをはじめ、UVカット機能付フロントドアガラスやUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア/リヤクォーター/バックドア)、湿度コントロールオートエアコン、スマートエントリー&スタートシステムなどの快適装備が施されています。加えて、デュアルSRSエアバッグシステム、VSC&TRCが装備されます。
メッキ加飾ヘッドランプエクステンション、LED電動格納式リモコンカラードドアミラー、ウレタン巻3本ステアリングホイール、シフトレバー&ノブ、木目調センターパネル&ドアトリム、シート表皮はトリコット仕様となり、4スピーカーが装着されます。
足回りは15インチタイヤ&樹脂フルキャップ付スチールホイールが装着されます。
・G
「L」グレードに対して、リヤスポイラー、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、コンライト、オプティトロンメーター、プラズマクラスター、ステアリングスイッチ、2列目シートアームレストが装備される上級グレードです。
3本スポークステアリングホイールやシフトレバー&ノブが本革巻、運転席アームレストが角度調節式、インサイドドアハンドルがメッキ仕上げ、スピーカー数が6個になります。
また、本グレードのみドアミラーがオート格納式+リバース連動機能付となります。
1.8 L モデルに加え、2.0L直列4気筒DOHCエンジン搭載モデルも用意されています。
なお、2.0Lモデルは2WD/FFモデルのみの設定となり、スポーツタイプのオプティトロンメーターが装着されます。
・プラタナ
「L」グレードに対して、専用エアロパーツが装備やヘッドランプエクステンションがブラック仕上げ、となるスポーティグレードです。
シート表皮が消臭機能付ジャガード織物、センターパネルやドアトリムが高輝度シルバーメタリック加飾仕様となります。
2.0Lモデルのみスポーツオプティトロンメータータイプ、ステアリングホイールなどが本革巻、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックが装備されます。
足回りは1.8Lモデルが15インチタイヤ&アルミホイール、2.0Lモデルは16インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・プラタナ Vセレクション
「プラタナ」グレードに対して、アウトサイドドアハンドルがメッキ仕上げ、スーパーUV+IRカット機能付フロントドアガラス、角度調節式運転席アームレスト、2列目シートアームレスト、メッキインサイドドアハンドル、プラズマクラスター、6スピーカーなどが装備される上位グレードです。
また、1.8 Lモデルにもスポーツオプティトロンメーターや本革巻3本スポークステアリングホイールやシフトレバー&ノブが装着されます。
アイシスの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、アイシスの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
初代 トヨタ アイシス 10系(2004年~2017年)の燃費・維持費
・ZGM10G:1.8L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.4km/L
年間ガソリン代:約87,662円(649.3L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約127,162円 ※3
・ZGM15G:1.8L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:13.6km/L
年間ガソリン代:約99,264円(735.2L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約138,764円 ※3
・ZGM11W:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.4km/L
年間ガソリン代:約93,750円(694.4L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約133,250円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
アイシスの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
アイシスは、3列シートを備えた7人乗りモデルのミニバンです。3列目シートでも大人がゆったりと寛げる快適な居住性を備え、5ナンバーサイズのボディならではの優れた取り回し性能や乗り降りのしやすい独自のパッケージデザインが特徴の人気モデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
アイシスの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 トヨタ アイシス10系:4~208万円
ANM10G:9.8~69.9万円
ANM15W:15~129.9万円
ZGM15W:39~189万円
ZGM11W:34.9~175.5万円
L:9.8~208万円
L Gエディション:19.8~136万円
G:9.8~165万円
G Uセレクション:10~80万円
プラタナ:7~209万円
プラタナ Vセレクション:39~178.8万円
アイシスは2004年9月にリリースされ、2017年12月まで約13年間販売されました。
販売および生産途中での仕様変更や2007年5月のマイナーチェンジを経て、熟成が図られたモデルです。
特に年式に偏りもなく、2005年から2007年式を中心に多くの登録車が見受けられます。
中古車相場としては10万円台から100万円台の価格帯に広く分布しています。
走行距離では発売期間が長いこともあり、多くの車両が4万kmから15万km未満のほぼ年式相応と言えるレジストリと言えるでしょう。人気が高いモデルと言うことあり、豊富な登録車両の中から、予算やグレード、年式など希望に応じて最適な1台が見つかることでしょう(上記中古価格帯については、2018年9月25日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。