中古車購入チェックポイント
更新日:2019.06.27 / 掲載日:2019.02.12
日産デイズルークスの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
デイズルークスは、日産初のオリジナル設計となる軽自動車である「デイズ」に続く第2弾モデルとして、2014年2月に誕生しました。
ヒンジドアを備える安定感のあるどっしりしたフォルムを持つハイトワゴン「デイズ」とは異なり、リモコンオートスライドドアやロングスライド機構付リヤシートを備えています。利便性・居住性を高めた軽スーパーハイトワゴンとして開発されました。
全高を1775mmに設定し、低床化や徹底したスペース効率デザインにより、クラストップレベルの室内高1400mmを実現しています(2014年1月時点)。
ラインナップは清潔感のある上品なフロントマスクを備える標準モデル、日産のミニバンの中でも人気の高いエアロパーツを装着しています。
安定感のある精悍なスタイリングが特徴の「ハイウェイスター」、日産の関連会社オーテックジャパンがドレスアップを行うフェミニンな「ボレロ」、ビュレットグリルを装着しスポーティな佇まいが印象的な「ライダー」などといった、個性豊かなモデルが用意されています。
駆動方式は軽快な2WD/FFモデルと悪路の走破性を高めるフルタイム4WDモデルが用意されています。
パワーユニットには、先進のエコロジー技術を搭載した直列3気筒NAエンジンと、低回転域から軽々と加速させる動力性能を誇るパワフルな直列3気筒インタークーラー付ターボエンジンの2タイプが設定されています。
車両の周囲を俯瞰で表示する「アラウンドビューモニター」やインテリジェントエマージェンシーブレーキをはじめ、車線逸脱警報や踏み間違い衝突防止アシスト、エマージェンシーストップシグナルなど、先進の安全装備が設定されている点も大きな魅力といえる1台です。
ここではデイズルークスの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
デイズルークスの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 デイズルークス B21系(2014年~)の主なグレードの特徴
・S
直列3気筒自然吸気エンジンを搭載するベーシックグレードです。
全グレードとも2WD/FFとフルタイム4WDモデルが設定されています。
ベーシックグレードながら、撥水シートや5:5分割可倒式リヤシート、助手席側スライドドアオートクロージャー、運転席シートリフター、スーパーUVカットグリーンフロントガラス+UVカット断熱グリーンガラス(フロントドア/フロントクォーター)などの快適装備が施されています。
また、前席SRSエアバッグシステム&SRSサイドエアバッグシステムをはじめ、インテリジェントエマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、ヒルスタートアシストに加え、エマージェンシーストップシグナルなどの充実した安全装備が施されています。
NAエンジン搭載車には、アイドリングストップに加え、バッテリーアシストシステムのエコロジー技術が搭載されます。
シート地はアイボリーカラーのスエード調クロス、ハロゲンヘッドランプ、リモートコントロールエントリーシステム、マニュアルエアコン仕様となります。
足回りは14インチタイヤ&フルホイールカバーが装着されます。
・X
「S」グレードに対して、アラウンドビューモニターやディスプレイ付自動防眩式ルームミラー、イモビライザーなどの安全装備が追加されます。
プッシュエンジンスターター&インテリジェントキーをはじめ、オートエアコン&ナノイー搭載リヤシーリングファンに加え、断熱ルーフや後席ロールサンシェード、スピード消臭シートなどの快適装備に加え、両側スライドドアオートクロージャー、助手席側リモコンオートスライドドアが追加されます。
インテリアはエアコン吹き出し口やセンタークラスターサイドなど広範囲にシルバーフィニッシャーが装着され室内の質感が高まるとともに、助手席シートバックテーブルが追加され実用性の向上がはかられています。
・ハイウェイスターX Gパッケージ
「ハイウェイスター」はフロントエアロバンパー+サイドシルスポイラー+ルーフスポイラーが装着され、スポーティなスタイリングが特徴のモデルです。
「X」グレードに対して、ハイビームアシストやオートライトシステム、LDW(車線逸脱警報)、両側リモコンオートスライドドアが追加装備され、LEDヘッドランプや本革巻ステアリング、スピーカー数が6個へグレードアップされます。
また、ドアトリムクロスやシート地が精悍なエボニーカラーとなり、シルバー加飾付ピアノ調パワーウインドウスイッチベースが装着されるなど、スポーティなインテリアとなります。
足回りが15インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・ハイウェイスター Gターボ
直列3気筒インタークーラー付ターボエンジンが搭載される最上位スポーティグレードです。
「ハイウェイスターX Gパッケージ」グレードに対して、クルーズコントロール、ステアリングスイッチが追加装備されます。
デイズルークスの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、デイズルークスの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
初代 デイズルークス B21系(2014年~)の燃費・維持費
・B21A:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.0km/L
年間ガソリン代:約61,363円(454.5L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約72,163円 ※3
・B21A:0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.6km/L
年間ガソリン代:約65,533円(485.4L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約76,333円 ※3
・B21A:0.66L/CVT/FFモデル/ターボ
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.2km/L
年間ガソリン代:約60,810円(450.5L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約71,610円 ※3
・B21A:0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.4km/L
年間ガソリン代:約66,176円(490.1Lx135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約76,976円 ※3
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは発売時期から10,800円の税額を用いています。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
デイズルークスの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
デイズルークスは質感の高い洗練されたモダンなスタイリングやクラストップレベルの室内高などを特徴に持ち、実用性・居住性に優れる軽スーパーハイトワゴンモデルであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
デイズルークスの主なグレード・型式の中古車価格帯
日産 初代 デイズルークス B21系:42.5~183万円
B21A:43.5~183万円(CVT/FFモデル)
B21A:75~182万円(CVT /フルタイム4WDモデル)
S:43.5~139.9万円
X:46.8~157.3万円
ハイウェイスター X Vセレクション:75.5~178.8万円
ハイウェイスター X Gパッケージ:63.5~183万円
ハイウェイスター ターボ:55.8~159.8万円
ライダー:68~182万円
ボレロ:99.9~149.8万円
デイズルークスは2014年2月に誕生以来、安定したセールスを維持する人気モデルです。中古車台数の特徴として挙げられるのが、2016年式モデルの登録台数もやや少ない傾向となっています。
エレガントなフロントマスクの採用やナノイー搭載リヤシーリングファン、スピード消臭シートが装備された、2016年12月にマイナーチェンジ後の2017年式を中心に中古車相場が形成されています。
2017年式モデルでは120万円台から140万円の価格帯に最も多くの登録車両が見られます。
走行距離に関しては、1000km未満のデモカーや未登録車両が多く見受けられ、既に登録されている車両でも発売から年数が浅いため、3000kmから4万km未満のやや走行距離の少ない年式相応のマイレージと言えるでしょう(上記中古価格帯については、2018年9月10日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。