中古車購入チェックポイント
更新日:2019.06.27 / 掲載日:2019.02.04
トヨタSAIの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
SAIは「才:優れた環境・安全性能を有する才能」と「彩:上質感あふれる彩り」の2つの和名を車名の由来としています。先進のハイブリッドシステムを搭載する、質感の高い内外装デザインを採り入れた上級セダンとして、2009年12月にリリースされました。
上質な居心地の良いトラディショナルなセダンパッケージながら、洗練されたモダンなボディデザインを採用し、アトキンソンサイクルの2.4L 直列4気筒エンジンにトヨタ独自のハイブリッドシステム「THS II(TOYOTA Hybrid System II)」を組み合わせています。余裕のある静かでスムーズな走りと23.0km/Lの圧倒的な省燃費性能を実現した、ハイブリッド専用セダンです。
PET素材を広範囲に使用したインテリアやEV走行モードを備える環境性能の高い走りなど、先進のエコロジー性能を備えている点が特徴的なモデルです。
併せて、ドライブ状況をリアルタイムで表示する「ハイブリッドシステムインジケーター」の装備やトヨタ独自のテレマティクスサービスを・G-BOOK mx通じて、楽しみながらエコドライブを実践できる「ESPO(ECO:エコ+PASSPORT:パスポートの2語の略称)」など、ユニークな機能を備えています。
最小回転半径5.2mを実現し、チルト&テレスコピックステアリングやパワーシート機構を備える運転席からの眺めの良さと相まって、市街地走行のすれ違いや縦列駐車、車庫入れでも取り回しの良さが実感できる、安心感の高いパッケージデザインが大きな魅力です。
ヒップポイントを高めたシート高や「パワーイージーアクセスシステム」の採用など、乗降性の高さも日常のドライブに欠かせない、重要な快適性能と言えるでしょう。
また、7つのSRSエアバッグシステムやミリ波レーダー方式を採用する前方&後方プリクラッシュセーフティシステム、レーダークルーズコントロールの搭載など、安全性能の高さからも高い人気を誇ります。
ここではSAI中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
SAIの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 トヨタ SAI AZK10系(2009年~2017年)の主なグレードの特徴
・S
ベーシックグレードながら、LEDヘッドランプ&LEDクリアランスランプやサイドターンランプ付電動格納式ドアミラー(レインクリアリングミラー)をはじめ、スーパーUV400カットフロントドアガラス(撥水・遮音機能付)やステアリングスイッチ付本革巻ステアリングホイールが備えられています。ほかにも安全・快適装備として左右独立温度コントロールフルオートエアコン、運転席8ウェイパワーシートなどが装備されています。
シート表皮は上質なファブリック仕様となり、足回りは16インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・S Cパッケージ
「S」グレードに対して、インナーミラーが自動防眩タイプ、フロントワイパーが雨滴感応式へとグレードアップされ、助手席4ウェイパワー機構、フロントドアガラスはIRカット機能が追加されます。
また、クルーズコントロールや高濃度タイププラズマクラスターが追加装備されるなど、快適性能の向上が図られています。
・G
「S Cパッケージ」グレードに対して、サイドマッドガード&ドアメッキモール、LEDフロントフォグランプが追加装備されるとともに、電動格納式ドアミラーにオート格納+ヒーター機構+リバース連動+メモリー機能が加わる上位グレードです。
ステアリングホイールが本革巻&木目調となり、ドアトリムスイッチベースにも木目調加飾が施されます。
ほかにも電動チルト&テレスコピックステアリング、マイコンプリセットドライビングポジションシステム、パワーイージーアクセスシステムが追加装備されます。
また、T-Connect SDナビゲーションシステム& SAI・スーパーライブサウンドシステム (10スピーカー)に加え、音声ガイダンス機能付バックガイドモニターが装備されます。
・GAパッケージ
「G」グレードに対して、レーンキーピングアシスト、プリクラッシュセーフティシステム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)、SRSリヤサイドエアバッグなど、充実した安全装備が追加される最上位グレードです。
また、ヘルプネットのサービスが、エアバッグが作動すると自動的にヘルプネットセンターへ通報されるエアバッグ連動タイプとなります。
SAIの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、SAIの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。
初代 トヨタ SAI AZK10系(2009年~2017年)の燃費・維持費
・AZK10:2.4L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.4km/L
年間ガソリン代:約60,267円(446.4L×135円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約105,267円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
SAIの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
SAIは、プリウス等で実績のあるハイブリッドシステム「THS II(TOYOTA Hybrid System II)」を搭載する、ハイブリッド専用セダンとして開発されました。滑らかで余裕のある走行性能やコンパクトカー並みの優れた省燃費性能などから人気の高い上級セダンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。
流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
SAIの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 トヨタ SAI AZK10系:49.8~334.9万円
AZK10:49.8~334.9万円
S:49.8~264.6万円
S ツーリングセレクション:112~158万円
S Cパッケージ:99.9~278.6万円
G:69.9~334.9万円
G Aパッケージ:97~300万円
G ヴィオラ:200~308万円
2009年12月に誕生した前期モデルは、登録から年数の経過とともに、だいぶ値ごろ感が出始めています。実質初年度モデルと言える2010年式と2011年式は70万円台から100万円台を中心に多くの登録車両が見受けられます。
精悍なフロントマスクにデザインが変更された2013年8月以降の後期モデルでは、人気の高さも加わり、160万円以上の中古車販売相場が形成されています。
2017年11月で終了したこともあり、登録から日の浅い車両や走行距離の短い車両では、200万円台後半の価格帯にも多くの分布が見られます。
走行距離に関しては2010年式では5万kmから9万km未満のレンジに多くの分布が見られますが、特に偏りも見られないため予算に応じて、年式や装備、グレードなど好みの1台が見つかることでしょう。
運転席からの見切りが良く、操作性に優れる、上級ハイブリッドセダンとして、幅広い層の方々から支持を集める人気の高いモデルなので、登録車両が多いのが特徴のモデルです(上記中古価格帯については、2018年9月3日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。