中古車購入チェックポイント
更新日:2019.06.27 / 掲載日:2019.01.28
三菱RVRの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
RVRは車名の由来となる「Recreational Vehicle Runner:レクリエーショナルビークルランナー」の通り、オン/オフロードを問わない優れた走行性能やマルチパーパスに活躍する機能性を備えています。加えて、機敏な走りを提供するコンパクトトールワゴンとして1991年2月に初代モデルは発売されました。
ウエストラインを低く設定し、視界の良い大きなガラスエリアが開放感に満ちた室内空間を創造し、乗る人みんなが笑顔になる、軽快な走りを提供する新感覚のトールワゴンです。
初代モデルはフロントバンパーに力強いカンガルーバーを備え、ワゴンでありながら、ワイルド&タフネスを表現した独特なスタイリングも人気となりました。
3列シートを備えるミディアムサイズワゴン「シャリオ」とは基本的なコンポーネンツを共有し、ボディ長を短縮し、2列シートにしたモデルが「RVR」と位置づけられます。
2列目シートが使い勝手の良いベンチシート仕様の5人乗りモデルと後席の居住性を高めた4人乗りモデルが用意されました。
ほかにも1740mmのワイドボディを採用するスポーティギアモデルや全席のルーフが開閉する電動オープンルーフを備えるユニークなモデルなど、駆動方式、トランスミッション、エンジンなど、初代モデルは豊富なラインナップが特徴です。
2代目モデルは初代モデルからのキープコンセプトながら、外観上の特徴でもあったカンガルーバーを取り去りました。ワイド感を強調するフェンダーフレアとともに、より安定感のあるスリークなスタイリングを採り入れています。ランサーエボリューションと共通する圧倒的な動力性能を発揮するインタークーラー付ターボエンジンが搭載されるなど、スポーツ性を高めたモデルとして知られます。
また、先代の助手側スライドドアから両側スライドドアとなり、実用性・乗降性の向上性もはかられました。
フルモデルチェンジは実施されないまま、2003年1月まで2代目モデルは販売されましたが、約7年後の2010年2月にダイナミックな都会的なボディをまとったSUVモデルとして、現在の3代目モデルがリリースされ、今日に至ります。
ここではRVRの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
RVRの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは2010年2月発売の3代目モデルを取り上げます。
3代目 三菱RVR GA系(2010年~)の主なグレードの特徴
・M
3代目モデルはラインナップが大幅に整理され、MIVEC 1.8 L直列4気筒SOHCエンジンに6速スポーツモード付CVTとの組み合わせとなります。
駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。
「M」グレードは、ハロゲンヘッドライト、電動格納式リモコンカラードドアミラー、ウレタンステアリングホイール、マニュアルエアコン、ハニカムパターンファブリックシート仕様となるベースグレードです。
ベースグレードながら、オートストップ&ゴーやオートライトコントロールをはじめ、e-Assist(衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]+車線逸脱警報システム[LDW]+オートマチックハイビーム[AHB])や運転席SRSニーエアバッグ、エマージェンシーストップシグナルシステム、アクティブスタビリティコントロール+ヒルスタートアシストなどの快適・安全装備が施されています。
足回りは16インチタイヤ&スチールホイール+フルホイールカバーが装着されます。
・B
「M」グレードに対して、スーパーワイドHIDヘッドライト(光軸自動調整機構付)やLEDデイライト、ウインカー付ドアミラー、メッキベルトラインモール、シルバーフロントスキッドプレート、マフラーカッターが装備される上位グレードです。
また、本革巻ステアリングホイール&シフトノブやフルオートエアコン、エアコンダイアルがメッキリング加飾となり、シート地は赤ステッチ入り+ストライプパターンの上級ファブリック仕様へ変更されるだけでなく、パワーウィンドウスイッチパネルやニーパッドの質感が高められます。
加えて、エンジンスイッチ+キーレスオペレーティングシステム、パドルシフト、クルーズコントロールが追加装備されます。
足回りは17インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
RVRの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、RVRの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年12月時点で参照したものとなります。
3代目RVR GA系(2010年~)の燃費・維持費
・GA3W:1.8L/CVT/FFモデル(DOHCエンジン)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:—-km/L
年間ガソリン代:約—-円(—-L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約—-円 ※3
・GA3W:1.8L/CVT/フルタイム4WDモデル(DOHCエンジン)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:—-km/L
年間ガソリン代:約—-円(—-L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約—-円 ※3
・GA4W:1.8L/CVT/FFモデル(SOHCエンジン)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.4km/L
年間ガソリン代:約87,662円(649.3L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約127,162円 ※3
・GA4W:1.8L/CVT/フルタイム4WDモデル(SOHCエンジン)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.8km/L
年間ガソリン代:約91,216円(675.7L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約130,716円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年12月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
RVRの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
3代目RVRは1770mmのワイドトレッドを活かした安定感のある走行安定性能をはじめ、足元やヘッドクリアランスに余裕のある広々とした室内空間や使い勝手の良いラゲッジスペースを備えた、精悍なスタイリングが魅力のコンパクトSUVモデルとして人気の高いモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力といえるでしょう。
RVRの主なグレード・型式の中古車価格帯
3代目RVR GA系:58~245万円
GA3W:62.2~146万円(FFモデル)
GA3W:75.5~144.7万円(4WDモデル)
GA4W:99~207.4万円(FFモデル)
GA4W:108~245万円(4WDモデル)
M:79.8~174万円
G:75~228.7万円
ローデストG:115.8~177.9万円
3代目モデルは、2010年2月にリリースされ、その後は3度のマイナーチェンジや数度の仕様変更を経て、現在も販売される現行モデルです。
発売年にあたる2010年式と主に外観の意匠が変更になったマイナーチェンジおよび仕様変更が実施された2017年式に多くの登録台数が見受けられます。
2010年式では60万円台から80万円台が中心となります。3回目の車検を迎える時期であることを考えると、しっかりした中古車相場が形成されているといえるでしょう。
走行距離に関しては、近年モデルでは2万km未満の車両が多く見られるものの、総じて偏りは見られず、年式相応のマイレージといえるでしょう(上記中古価格帯については、2018年12月20日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。