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更新日:2019.06.24 / 掲載日:2019.01.21
ホンダS2000のおすすめの中古車をまとめてみた

グーネット編集チーム
S2000は、ホンダ伝統のスポーツモデルの証「S」バッチを輝かせる、本格的な2シーターオープンモデルとして、1999年4月にリリースされました。
本田技研工業創立50周年記念モデルとして企画されたモデルであり、かつS800以来しばらく途絶えていた後輪駆動オープンスポーツの発売ということで、発売早々から注目を集めた人気モデルです。
レブリミット9000rpmを実現した、新開発VTEC機構付2L 直列4気筒DOHCエンジンをフロントミッドシップに搭載し、人とクルマが一体となった爽快なスポーツドライブが楽しめるリアルスポーツオープンモデルとして開発されました。
高出力・高回転自然吸気エンジンにこだわり、細部まで徹底的にチューニングが施され、レスポンスの良い、伸びのある力強い動力性能を実現しています。
また、アルミボンネットの採用をはじめ、理想的な前後重量配分50:50を実現したFRパッケージデザインや前後異幅タイヤにより、ドライバーの狙ったイメージ通りのラインをトレースする操舵性能と旋回性能および、FRスポーツモデルならではの軽快で、ダイレクトな走行性能を実現しています。
約6秒で開閉するソフトトップを備えた、空力特性を追求したウェッジシェイプフォルムを採り入れた、流麗なロングノーズのスタイリングに仕上がっています。
低く設定されたバケット形状のシートを備えたインテリアは、プッシュボタン式エンジンスターターを採用しています。ステアリングホイール周りにスイッチ類を集中させる操作性を重視した、ややタイトなコクピットデザインがドライバーへ繰る歓びを享受します。
クローズボディ同等以上に剛性を高めたボディをはじめ、トルクセンシングLSDを備え、減衰力や取付け部分を強化した足回りの採用により、ロールの少ないソリッドな乗り心地と優れたトラクション性能を両立しています。
ややピーキーなエンジン特性を持つ2.0Lエンジンから、扱いやすさを向上させたトルクフルな2.2エンジンへの置換や、ギアレシオの改良とともに進化を続けていましたが、フルモデルチェンジを実施しないまま、2009年9月まで販売されました。
ここではS2000の中古車の中から人気の高いおすすめグレードや、中古車を探す際に押さえておきたいおすすめの装備、S2000のライバルとなるおすすめの車種などを紹介します。
S2000の特徴・どんな方におすすめなのか
ここでは1999年4月に発売された2.0Lエンジン搭載モデルの主な特徴を取り上げます。
【S2000の特徴】
・本格的な2シーターオープンスポーツモデル
・前後重量配分50:50を実現したコントローラブルなFRパッケージデザイン
・旋回性を向上させる前後異幅タイヤを装備
・ロングノーズ&ワイドトレッドのダイナミックなスタイリング
・手軽に爽快なオープンエアドライブが楽しめる約6秒で開閉するソフトトップ
・最大回転数9000rpm、最大出力250psを実現したVTEC機構付2.0 L 直列4気筒DOHC自然吸気エンジンの官能的な動力性能
・手首を返したシフトチェンジが可能なショートストロークのクロレシオ6速マニュアルトランスミッション
・フォーミュラーカーをイメージさせるステアリングホイール周りに集中したスイッチレイアウト
・クルマとドライバーが一体となった爽快なドライブフィール
・クローズドボディ同等以上の剛性を実現した世界最高水準の衝突安全性能を誇る「ハイX(エックス)ボーンフレーム構造」
【S2000はこんな方におすすめ】
S2000はキレの良い爽快な走りを提供する2.0Lエンジンもしくは、実用域の扱いやすさを重視した2.2Lエンジンが発売時期よって搭載されています。
性格のやや異なる2つのパワーユニットながら、高性能NAエンジンならではのシャープなレスポンスを誇る豪快な走りがドライバーを刺激する本格的なリアルスポーツモデルです。
日常の市街地走行にも十分対応し、休日のサーキット走行や郊外のワインディングロードで、クルマと一体となった本格的なスポーツ走行を楽しめるFR駆動モデルです。
スイッチ操作で簡単にソフトトップが開閉する機構を備え、グランドツアラーとしての高速巡行性を備え、優雅に大人2人のドライブを楽しみたい方々へおすすめのモデルです。
S2000の人気車種・おすすめグレード

グーネット編集チーム
S2000の中古車の中から、人気の高いおすすめグレードを世代ごとに紹介します。
ここでは、最終モデルとなる2.2Lエンジンを搭載する後期モデルを取り上げます。
初代 ホンダ S2000 AP系(1999年~2009年)のおすすめ人気車種・グレード
ホンダ S2000(S2000)ベースグレード(2007年10月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)215/45R17 87W(後)245/40R17 91W
エンジンタイプ:F22C型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:2156cc
最高出力:242ps(178kW)/7800rpm
最大トルク:22.5kg・m(221N・m)/6500~7500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.0km/L
車両重量:1250kg
価格:3,864,000円
自動車税:年間45,000円
※自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。
■主な装備
【エクステリア】
・電動リモコンカラードドアミラー
・ツインサイレンサー
・電動ソフトトップ(タイマー付熱線入りガラスリアウインドウ)
・ウインドディフレクター(可倒式)
・17インチタイヤ&アルミホイール(フロント:215/45R17 87W+17×7.0J&リヤ:245/40R17 91W+17×8.5J)
【インテリア】
・オーディオリモートコントロールスイッチ
・本革巻ステアリングホイール(一枚革)
・本革製チェンジブーツ
・アルミ&本革巻コンビシフトノブ
・アルミフットレスト(運転席側)
・アルミパッドスポーツペダル
・サイドガーニッシュアルミプレート
・デジタルメーター(時計機能/外気温表示機能付)
・エンジンスターターボタン
【安全装備】
・プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(HID、ロービーム、オートレベリング機構付)
・運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム
・EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS+ブレーキアシスト
・VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)
【快適装備】
・マニュアルエアコン
・電波式キーレスエントリーシステム(アンサーバック/ウエルカムランプ機能付)
・電波式キーレストランクオープナー
・全面高熱線吸収/UVカット機能付ガラス
【オーディオ】
・AM/FMチューナー付MD/CDプレーヤー
・4スピーカー+サテライトスピーカー(運転席側、助手席側)
【その他】
・EPS(電動パワーステアリング)
・ブレーキ
フロント:300mm径ベンチレーテッドディスクブレーキ+リヤ:282mm径 ディスクブレーキ
・トルセンLSD(リミテッドスリップデフ)
・イモビライザー
■特徴
・トルクフルでトップエンドまで淀みなくパワーが持続するVTEC機構付2.2L 直列4気筒自然吸気エンジン
・ダイレクトなスポーツ走行を提供するクロスレシオ6速マニュアルトランスミッション
・手軽のオープンエアが楽しめる電動ソフトトップを装備
・エアロパーツを配した流麗でノーブルな外観デザイン
・前後異幅タイヤや高性能サスペンションの装備に加え、理想の前後重量配分など優れたFRパッケージデザインによりスポーツカーらしい旋回性・ハンドリング性能を実現
・ソリッドでロールを抑えたスポーツな走行性能
・ロードホールディング性に優れ、しなやかな乗り心地を実現
・シンプルながらドライバーの操作性を重視した上質なインテリア
・オープンエアを快適に楽しむための、ウインドディフレクターやサテライトスピーカーを装備
・運転席&助手席SRSエアバッグシステムや高剛性ボディの採用など、優れた安全性能
S2000中古車を探す際にチェックしておきたいおすすめの装備・オプション

グーネット編集チーム
S2000は、クルマとドライバーが一体となった、質の高いスポーツドライブを提供する本格的なFR駆動2シーターオープンモデルとして高い人気を誇ります。
サーキット走行もこなすリアルスポーツモデルでありながら、ソフトトップを降ろしオープンエアを楽しめるモデルとしての楽しさを兼ね備えたモデルです。クローズ時の耐候性・静粛性・防犯性を高めるハードトップは、特に屋外に駐車する場合はおすすめの装備です。
また、S2000はグレードが販売時期により1~2グレードと限定されているのも特徴です。アグレッシブな空力パーツやよりハードな足回りを備えるホットバージョンや、車速応動可変ギアシフトステアリングを搭載しています。クイックなハンドリング特性を備えるモデルがラインナップされているので、チェックをおすすめします。
上品でラグジュアリーな本革シート&インテリアは人気の高いオプションとなっており、おすすめのオプションアイテムです。
たくさんのオプション装備の中から、人気の高いおすすめのアイテムを紹介します。
【エクステリア】
・ハードトップ
・ソフトトップカバー
・トランクスポイラー(ダックテール/ウイングタイプ)
・リヤストレーキー
・17インチアルミホイール(5本スポーク、F:17×7.0JJ+R:17×8.5JJカイザーシルバー・メタリック)
・16インチ鍛造アルミホイール(BBS製、F:16×6.5JJ+R:16×7.5JJ)
【インテリア】
・本革シート&インテリア
・リアルチタンパネル
・チタン製シフトノブ
【快適装備】
・アクアクリーンミラー(親水性ドアミラー、ブルー)
・バリアブル間欠ワイパースイッチ
【ナビゲーション・オーディオ】
・Honda DVDボイスナビゲーションシステム
・6連奏CDチェンジャー
【その他】
・スポーツサスペンションキット(スプリング+ダンパーセット)
・スポーツブレーキパッド
・ハードトップスタンド(カバー付)
S2000のライバルとなるおすすめ車種

グーネット編集チーム
S2000は2シーターの優雅なオープンボディながら、9000rpmの高回転域まできっちりパワー感が持続する自然吸気エンジンなどを搭載しています。個性的スポーツモデルでS2000の中古車を購入する際に比較される、ライバル車の中からおすすめの車を紹介します。
3代目 マツダ ロードスター NC系(2005年~2015年)
中古車価格相場:103.3万円(2018年8月21日時点)
ロードスターは1989年の誕生以来、マツダが世界へ誇るライトウェイトオープンモデルとして高い人気を誇ります。
初代モデルより一貫して「人馬一体」となった、軽快な走りを提供する2シーターオープンモデルとして、世界中に熱心な多くのファンを持つモデルです。
2016年4月には、初代モデルの誕生から27年間で累計生産台数100万台を達成するなど、今日も衰えないマツダの好調さを物語る象徴的なオープンモデルです。
中でも、2005年8月にフルモデルチェンジを受けた3代目では、トレッド幅を拡大させた3ナンバーボディが登場しました。新開発2.0L 直列4気筒DOHC自然吸気エンジンの採用や徹底した軽量化やボディバランスの見直しなどにより、バランスの良い爽快な走行性能を実現しました。
モダンで伸びやかなスタイリング、軽量・コンパクトボディを軽快に走らせる初代からの乗り味である「ヒラリ感」を継承しながら、キレのあるスポーティな走りとなっています。歴代モデルの持つ魅力をさらに高めることで、発売早々から高い支持を集めました。
S2000の官能的とも言える圧倒的な動力性能とは異なるものの、大人が楽しむ本格的な2シーターオープンスポーツモデルとして、S2000を購入する際に比較される人気の高いモデルです。