中古車購入チェックポイント
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.11.02
ホンダストリームの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ストリームは2000年10月に誕生して以来、取り回しの良い5ナンバーサイズにこだわり、使い勝手の良い広々としたユーティリティスペース&ラゲッジスペースを実現した新世代のミニバンとして、高い人気を誇るモデルです。
「時流・流れ」の意味を持つ英語の「STREAM」に由来する車名を持ち、従来にはなかった新しい時代を象徴、牽引するクルマを目指し、「7 Seater New Age STREAM」をコンセプトにしています。大人7人が最後列でもリラックスして楽しい時間を過ごせるよう開発されました。
クーペをイメージさせる低全高の流れるような流麗なスタイリングを採用し、乗降性・ボディ剛性の高いヒンジ式ドアとともに、重心の低いスポーティな走りを提供しています。洗練されたミニバンとして、新しいジャンルを築き、多くのフォロワーを生みだしたモデルです。
視認性の高い大型3眼メーターやチタン調パネルを装備し、身体をしっかりホールドする1列目シートとともに、ミニバンでありながらドライバーがクルマと一体となったスポーティな走りが楽しめるよう、操作性を重視したスポーティなコックピットデザインを採り入れています。
加えて簡単操作でステーションワゴンのように、多目的に使用可能な広々としたラゲッジスペースを実現するなど、分割可倒式2列目シートと相まって、ミニバンに求められる優れた実用性・利便性の高さが魅力のモデルです。
2006年7月にリリースされた2代目モデルでは、初代モデルの優れた特徴を受け継ぎながら、よりダイナミックでスポーティなスタイリングの採用とともに、全高を低め立体駐車場に対応するなど、機動性の向上など商品力が強化されます。
また、2列目シートの5人乗り仕様の追加や2012年4月のマイナーチェンジでは、2列目シートが2人掛けとなる6人乗りへ変更されるなど、多くの後発ライバル車との差別化がはかられました。
ここではストリームの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ストリームの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

【2代目 ホンダ ストリーム RN6/7/8/9系(2006年~2014年)の主なグレードの特徴】
RSZ
2012年4月のマイナーチェンジでは、剛性の高いスポーティなサスペンションや17インチロープロファイルタイヤを装備する「RSZ」グレードに統合されます。
搭載するエンジンはi-VTEC機構付1.8Lエンジンもしくは2.0 Lエンジンが設定され、駆動方式は2WD/FFとフルタイム4WDが選択可能です。
運転席&助手席SRSエアバッグシステム、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABSや・VSA(ABS&+TCS+横すべり抑制)などの安全装備に加え、オートエアコンディショナー、テレスコピック&チルトステアリングや運転席ハイトアジャスター、アンサーバック機能付電波式キーレスエントリーシステムなどの快適装備が施されています。
ダーククロームメッキフロントグリル、カラードサイドシルガーニッシュが装着されます。
加えて2.0Lモデルにはブルーステッチが施された本革巻ステアリングホイール仕様となります。
足回りは17インチロープロファイル&アルミホイールが装着されます。
RSZ Sパッケージ
「RSZ」グレードに対して、全ドアワンタッチ式パワーウィンドウや本革巻セレクトレバー、フォグライトに加え、大型テールゲートスポイラーやエアロリヤバンパー&アンダーカバーが追加装備されるスポーティな上位グレードです。
精悍なメッシュタイプのフロントグリル仕様となり、2.0Lモデルのみ1列目/2列目シートが掛け心地の良いシックなグランスムース&メッシュファブリックのコンビシート、ステンレス製スポーツペダル&フットレストが装着されています。デュアルフェイスコックピットがスポーティなレッド照明、ステアリングとセレクトレバーのステッチもカラーコーディネートされレッドステッチへ変更されます。
足回りは同サイズのタイヤながら、アルミホイールが軽量タイプとなります。
加えて、スペアタイヤがレス仕様となり、応急パンク修理セットが装備されます。
ストリームの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

ここでは、ストリームの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
【2代目 ホンダ ストリーム RN6/7/8/9系(2006年~2014年)の燃費・維持費】
RN6:1.8L/5AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:13.2km/L
年間ガソリン代:約102,272円(757.5L x 135円)※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約141,772円 ※3
RN7:1.8L/5AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:12.2km/L
年間ガソリン代:約110,655円(819.6L x 135円)※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約150,155円 ※3
RN8:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.2km/L
年間ガソリン代:約95,070円(704.2L x 135円)※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約134,570円 ※3
RN9:2.0L/5AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:12.2km/L
年間ガソリン代:約110,655円(819.6L x 135円)※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約150,155円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ストリームの中古車価格相場から選ぶ

ストリームは背の低い5ナンバーサイズのボディながら、スペース効率を追求したパッケージデザインにより、3列シートの足元や高さにも余裕がうまれ、大人7人が快適に過ごせる居住性を実現するとともに、セダン並みのロールを抑えたスポーティな走りを可能にするミニバンであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。
また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力といえるでしょう。
【ストリームの主なグレード・型式の中古車価格帯】
2代目 ホンダ ストリーム RN6/7/8/9系:8.8~159.9万円
RN6:4.8~139.8万円
RN7:18~128万円
RN8:12~134.8万円
RN9:12.8~159.9万円
ZS:34~88万円
ZS Sパッケージ:19.8~99.8万円
ZS特別仕様車 スポーティエディション:68.9~119.9万円
RSZ:4.8~135.8万円
RSZ特別仕様車 HDDナビエディション:15.8~78万円
2006年7月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルは、2014年5月まで販売されました。
2007年式から2009年式を中心に多くの登録車両が見受けられます。
当該年式の車両価格は20万円台から40万円台が中心となるものの、程度の良い走行距離の少ない車両では100万円前半のプライスを掲げる車両も多く見られ、今なお人気の高さを窺わせる中古車相場が形成されています。
走行距離に関しては、既に販売終了から4年を経過しているため、5万kmから15万km未満の車両が中心となり、ほぼ年式相応のマイレージと言えるでしょう(上記中古価格帯については、2018年10月17日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。