中古車購入チェックポイント
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.10.30

スズキソリオバンディットの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

ソリオバンディットの画像1

グーネット編集チーム

ソリオバンディットは、スズキの最量販モデルとして1993年9月の誕生以来、高い人気を誇る軽トールワゴン「ワゴンR」の流れをくみ、ボディサイズを拡大した5ナンバーサイズのコンパクトトールワゴンです。

ベースとなる2代目「ソリオ」の派生モデルとして、2012年6月に初代モデルがリリースされました。軽自動車規格から全長・全幅を拡大し、5ナンバー登録としたことで5人乗りが可能となりました。

また、搭載するエンジンの排気量も1.2Lへ拡大し、市街地走行から高速走行まで余裕のある動力性能を発揮する、「ワゴンR」の上級モデルとなります。

軽自動車を得意するスズキのクルマ作りのノウハウが活かされ、コンパクトなボディに最大限のスペースを実現した使い勝手の良さが特徴です。加えて、若いファミリー層を意識した個性的なフロントマスクやスポーティな内外装デザインを採り入れ、ベースモデル「ソリオ」との違いを鮮明にアピールしています。内外装の意匠以外は基本スペックを共有するスタイリッシュなモデルです。

2015年8月に2代目モデルがリリースされ、先代モデル同様に「ソリオ」とは内外装デザインを変更した派生モデルとして位置づけられます。

上下2段に分かれたLEDヘッドランプ、LEDポジションランプや重心の低い精悍なスタイリングを演出するダイナミックなエアロバンパー、スケルトンタイプのブラックパール仕上げが施されたフロントグリルが採用されています。加えて、彫りの深いサイドを走る大胆なキャラクターラインなど、スポーティで存在感のある質感の高い佇まいが特徴です。

室内は高さを低く抑えたセンターメーターをはじめ、強度を保ちながらピラー幅を細めるなど、フロントクォーターガラスを含め広いガラスエリア、高めに設定したアイポイントと相まって、誰もが運転のしやすさが実感できる眺めの良い、クリーンな運転環境を生みだしています。

また、2代目モデルの大きな特徴として、高燃焼効率を誇る新開発1.2L直列4気筒デュアルジェットエンジンに広い速度域でモーターがエコドライブをアシストするマイルドハイブリッドモデル、AGS(オートギアシフト)を採用しています。ダイレクトでパワフルな加速性能とモーターのみの経済的な走りを実現するハイブリッドモデルが用意されています。

ここではソリオバンディットの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

スズキ株式会社-広報_スズキ「ワゴンR」が5年7ヶ月で国内累計販売台数100万台を達成。

スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2012年6月18日 スズキ、小型乗用車「ソリオ」に「ソリオ バンディット」を設定して発売

スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2015年8月26日 スズキ、小型乗用車 新型「ソリオ」 、「ソリオ バンディット」を発売

スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2016年11月29日 スズキ、ハイブリッドを搭載した小型乗用車 新型「ソリオ」 、「ソリオ バンディット」を発売

ソリオ バンディット 走行・環境性能 | スズキ

ソリオバンディットの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

ソリオバンディットの画像2

ここでは2015年発売の2代目モデルを取り上げます。

【2代目 スズキ ソリオバンディット MA06系(2015年~)の主なグレードの特徴】

ハイブリッドMV

1.2L 直列4気筒DOHCデュアルジェットエンジンに回生エネルギーから充電、発電するエコロジーシステム「マイルドハイブリッド」を搭載するグレードです。
駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。

運転席&助手席SRSエアバッグ+フロントシートSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグやデュアルカメラブレーキサポートをはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能やハイビームアシスト、アダプティブクルーズコントロールが備わっています。加えて、LEDヘッドランプやオートライトシステムなどの充実した安全装備が施されています。

また、後席左側ワンアクションパワースライドドアや後席両側スライドドアストッパー&クローザーなど、乗り降りをスムーズで快適にする装備をはじめ、女性に人気の高い髪や肌に潤いを与え、ニオイや菌を脱臭・抑制するナノイー搭載フルオートエアコン、IRカット機能付フロントガラス+プレミアムUV&IRカットフロントドアガラスに加え、運転席シートリフター&チルトステアリングなどの快適装備が搭載されます。

さらに利便性の高いワンタッチダブルフォールディング機構を備える、ロングスライド&リクライニング5:5分割可倒式リヤシートが装着されます。
インパネガーニッシュはシルバーメタリックタイプとなり、4WDモデルのみラゲッジアンダーボックス、助手席側にもシートヒーターが装備されます。

足回りは15インチタイヤ&アルミホイールとなり、2WDモデルのみリヤにもスタビライザーが装着されます。

ハイブリッドSV

ベースとなる1.2Lデュアルジェットエンジンは共有ながら、AGS(オートギアシフト)と組み合わされるハイブリッドシステムが搭載されるグレードです。
駆動方式は2WD/FFのみの設定となります。

「ハイブリッドMV」グレードに対し、助手席シートヒーター、電気で空気を暖めるPTCヒーター、モーターパワーメーター付専用マルチインフォメーションディスプレイが追加装備されます。

また、インパネガーニッシュはブルーメタリック、フロントグリルはブルーメッキ、リヤコンビネーションランプはブルークリアタイプとなります。

ソリオ バンディット 主要装備・主要諸元 – detail.pdf

スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2015年8月26日 スズキ、小型乗用車 新型「ソリオ」 、「ソリオ バンディット」を発売

スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2016年11月29日 スズキ、ハイブリッドを搭載した小型乗用車 新型「ソリオ」 、「ソリオ バンディット」を発売

スズキ ソリオバンディット MA06系中古車検索ページ

ソリオバンディットの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

ソリオバンディットの画像3

ここでは、ソリオバンディットの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。

【2代目 スズキ ソリオバンディット MA06系(2015年~)の燃費・維持費】

MA36S:1.2L/CVT/FFモデル

使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:27.8km/L
年間ガソリン代:約48,561円(359.7L×135円)※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約83,061円 ※3

ハイブリッドMV(2017年9月モデル)

MA36S:1.2L/CVT/フルタイム4WDモデル

使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:23.8km/L
年間ガソリン代:約56,722円(420.1L×135円)※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約91,422円 ※3

ハイブリッドMV(2017年9月モデル)

MA46S:1.2L/5AT/FFモデル

使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:32.0km/L
年間ガソリン代:約42,187円(312.5L×135円)※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約76,687円 ※3

ハイブリッドSV(2017年9月モデル)

国土交通省ホームページ|(自動車税及び特例措置)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

ソリオバンディットの中古車価格相場から選ぶ

ソリオバンディットの画像4

ソリオバンディットは躍動感あふれるスポーティなスタイリングを採り入れ、スズキの軽自動車作りのノウハウが活かされた利便性の高い広々とした室内空間に加え、軽量ボディをストレスなく爽快に走らせる動力性能とクラストップレベルの省燃費性能を実現したコンパクトトールワゴンであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。

また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

【ソリオバンディットの主なグレード・型式の中古車価格帯】

2代目 スズキ ソリオバンディット MA06系:99~221.1万円
MA36S:89~201万円
MA36S:139.9~216万円
MA46S:112~221.1万円

ハイブリッドMV:89~216万円
ハイブリッドSV:112~221.1万円

2015年8月にフルモデルチェンジを受けた現行の2代目モデルは、誕生から3年を経過した今日も人気の高さから安定した中古車価格相場を形成しています。
発売初年度の2015年式はリリースが8月だったこともあり、翌2016年式以降から登録車両数が安定的に多く見受けられます。
2018年7月には従来パッケージ付グレードとして設定されていたステレオ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」が、アダプティブクルーズコントロールやハイビームアシスト、後退時ブレーキサポートなどの機能を追加し標準装備となり、登録車両数も増えています。

2016年式では150万円台から170万円台が販売価格の中心となります。
走行距離に関しては1000km未満の未登録車両やデモカーと思われる低走行車両も多く見られますが、全体的には1万kmから3万km未満のほぼ年式相応のマイレージ車両が中心となります(上記中古価格帯については、2018年10月16日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

ソリオバンディット(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

ソリオバンディット MA06系(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2015年8月26日 スズキ、小型乗用車 新型「ソリオ」 、「ソリオ バンディット」を発売

スズキ ソリオバンディットの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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