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更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.10.26
【ランドローバー】オフロードの乗り心地を快適にする「アダプティブ・ダイナミクス」とは

オフロードを難なく駆け抜ける走破性とともに、ラグジュアリーな乗り心地までも両立されていると評価されているのが、ランドローバーという車種ブランドです。
今回は、そんなランドローバーの一部モデルに搭載された新技術、アダプティブ・ダイナミクスについてご紹介します。
アダプティブ・ダイナミクスとは
アダプティブ・ダイナミクスとは、ランドローバーとともに、インドのタタ自動車グループに属するジャガー各モデルにも搭載された、車体の態勢を維持するための制御技術のことです。
具体的には、まずインテリジェントセンサーが、
・キックダウン等の加速アクセル操作
・コーナリングでのステアリング位置
・ブレーキング
などといったドライビングスタイルに合わせて車体の動きを1秒間に500回以上、状況把握・分析します。
そして、得たデータによって可変サスペンションのダンパー減衰力を自動調整し、車体を常にフラットな状態に保ってくれる装置となっています。
また、同様に搭載される、トルクベクタリングバイブレーキ※と連動し、オフロードのみならずオンロード走行の操縦性までもが高められています。
※カーブのきついコーナリング時、内側後輪へ自動ブレーキをかけることで挙動を安定化し、コーナリングをスムーズにしてくれます。
アダプティブ・ダイナミクスがもたらす効果
アダプティブ・ダイナミクスを搭載した車両では、その車体が常に快適な状態に保ってくれます。
そのため、ドライバーへの運転ストレスや体への負担を、大きく緩和してくれる効果が得られます。
また、アダプティブ・ダイナミクスは、もともと独立した英国自動車メーカーだったジャガーとランドローバーが、2008年を境にタタ自動車の傘下に収まった結果生まれた、先進技術の結晶ともいえます。
セダンが主力のジャガーブランドだけでなく、悪路を走行する機会の多いオフロード車種である、ランドローパーブランドに採用されたことでもわかる通り、横転防止やダンピングの最適化による運転姿勢の適切な確保などといった、安全面向上への狙いもうかがえます。
アダプティブ・ダイナミクスが搭載する車種
ジャガーの高級セダンにも負けない乗り心地の良さと、オフロードをものともしないランドローバーの特性を兼ね備える、このアダプティブ・ダイナミクスを搭載した主なランドローバー車種は、以下の通りとなっています(2017年12月現在)。
・レンジローバー
・レンジローバースポーツ
・レンジローバーイヴォーク
・ディスカバリースポーツ