中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.04 / 掲載日:2010.07.23

トヨタ ヴェルファイア

  • トヨタ ヴェルファイア

    トヨタ ヴェルファイア

    DBA-ANH20W
    参考車両:2.4V 2WD 8人乗り
    初年度登録2009年6月

  • トヨタ ヴェルファイア

全体のチェックポイント

高級車のイメージもあるが、実際には仕様グレードによって装備は異なる。オプションを加えれば、高級になると考えたほうがいい。参考車両はメーカーオプション装備を組み込んでいるが、高級車を期待するなら、装備を事前にチェックしたい。現車のチェックでは、外装の小傷に気を取られて、大きなダメージを見逃さないように。内装も細かくチェックして、装備類の機能と動作を確認。エンジンやトランスミッションなど、走行に関わる部分の状態も必ず確認。納車整備や保証など、車両の販売条件にも注意したい。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    トヨタ ヴェルファイア(正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

     やや離れた遠目から、車両の様子を観察しよう。全体から見て、外装部品や塗装面の状態などに違和感や不自然に見える部分などがないかチェック。
     前面は、バンパー/グリル/ヘッドライト/フェンダー/ボンネットなどが並んでいるバランスをチェック。基本的に左右対称になっていることがポイントだ。
     左右ライトの片方だけが新しい場合(交換の疑い)は、その側の車体部を修理している可能性もある。ナンバープレートの傷や変形なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパー下部や角付近の損傷などにも注意。

  • 2.後部のチェックポイント

    トヨタ ヴェルファイア(後面)

  • 2.後部のチェックポイント

     前面と同様に、バンパー/テールゲート(バックドア)/コンビネーションランプ(テールライト)/フェンダーなどのバランスをチェック。
     テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間が狂っている箇所、その部分の車体部を修理している。
     後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が車体後部の修理/交換を推測するヒントになる。

  • 3.整備状態を確かめる

    トヨタ ヴェルファイア(整備状態を確かめる)

  • 3.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、エンジンルーム内をチェックしよう。オイルの滲みや汚れ(漏れの兆候)などにも注意。できれば、オイルの量および汚れ、ブレーキの液量なども点検したい。
     新しい部品が付いていれば、消耗部品を交換したか、故障など不具合が起きたか、それとも事故などでダメージを負ったのか、整備記録も探ってみよう。

4.車体内側の鉄板部を確認

 エンジンルーム内のパネルやフレームなど、各部の鉄板を調べよう。ダメージを負うと、走行機能面に支障が生じる重要な部分だ。修理している車両は、修復歴車であることを明示しているはずだが、念のために、歪みや修理/交換の形跡などがないか確認しよう。カバーや部品類などに隠れている細部までは見えないが、奥まで覗いて慎重にチェックしたい。

5.前部の必須チェックポイント

 エンジンルームの前部にある、車体の左右に繋がってラジエターサポートは、車体に大きな衝撃を受けると影響が及びやすい。修理/交換の形跡などがないか調べよう。本体は樹脂カバーで覆われている部分もあるが、左右フェンダー側との接続部周辺、ヘッドライトやグリルなど関連部品の状態も確認。バンパーやフェンダーなど、周辺も含めてチェックしよう。

  • 6.ボンネットのチェック

    トヨタ ヴェルファイア(ボンネットのチェック)

  • 6.ボンネットのチェック

     外面だけでなく、裏面側に修理跡などがないかも確認。外と内のパネルを貼り合わせている接合部(特にシーラーの状態)に注意。
     外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジやヒンジも確認。ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷も考えられるが、他の部分を修理/交換していないか、車体部も慎重に調べる必要がある。

  • 7.取り付け状態を調べる

    トヨタ ヴェルファイア(取り付け状態を調べる)

  • 7.取り付け状態を調べる

    フロントフェンダーは、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないかもチェック。取り付けネジも確認。ネジを回した形跡があれば、フェンダーを外して修理、あるいは交換している可能性がある。ブラケット(フェンダーを支えている台座金具)や周辺部の状態にも注意しよう。
     フロントフェンダーは、車体構成上は重要な車体補強部材とはなっていないので、傷や凹みなどを修理しても修復歴にはならない。しかし、大きな衝撃を受けて修理/交換していれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないか確認する必要がある。

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

    トヨタ ヴェルファイア(隙間の幅と色調を比べる)

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

     外装部品の立て付けを見る時は、例えば車体前部側面では、バンパー、ヘッドライト、フェンダー、ボンネット、ドア、ピラー(フロントウインドウ部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを受けてずれてしまったか、修理あるいは交換した際に取り付け位置が狂った可能性もある。
     隙間を境に、隣り合うパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が違って見えることがある。

  • 9.角度を変えると見える

    トヨタ ヴェルファイア(角度を変えると見える)

  • 9.角度を変えると見える

    車体まわりは、見る角度を変えながらチェックしよう。プレスラインのずれや崩れ、立て付けの微妙な狂い、塗装面の異常なども判断しやすい。
     表面を斜め方向から透かして見ると、見落としがちな浅くて広い凹み、あるいは波打ち(しわ)なども確認できる。
     しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。部分的に色艶が違っているとか、ザラザラした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

10.縁と奥もチェック

 フェンダーは、ホイールアーチ部(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷があれば、凹みを伴っていないか、フェンダーに歪みがないか確認。
 鉄板を内側に折り込んでいる縁の部分に修理跡などがないかもチェック。さらに奥を覗いて、タイヤハウス内の状態もチェック。フロントフェンダーは、フェンダーライナー(内側にある泥よけ)の状態にも注意しよう。

  • トヨタ ヴェルファイア(縁と奥もチェック1)

  • トヨタ ヴェルファイア(縁と奥もチェック2)

  • 11.周辺も調べて判断する

    トヨタ ヴェルファイア(周辺も調べて判断する)

  • 11.周辺も調べて判断する

     車体側面は、ドアに大きなダメージを負うと、外して修理したり、あるいは交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジおよびヒンジの状態をチェックしよう。
     ただし、ドアの立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけではドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺にダメージや修理跡などがないかも調べて判断する必要がある。

12.スライドドアのチェック

 損傷などがないかチェックして、立て付け状態を確認。ドアの開閉具合とスライドの動作もチェック。電動開閉式は、スイッチの操作具合にも注意。ドアの動きが重いとか、引っかかりがあるなどの症状は、スライド機構のほか、車体部のダメージも疑ってみる。
 フロントドアと同様に、内側や縁の部分に修理跡などがないかも慎重にチェック。周辺部に異常がないかも調べよう。
 ドアを支えている金具類のほかに、レール(スライドさせる溝)の部分もチェック。各部品の取り付け状態にも注意しよう。

  • トヨタ ヴェルファイア(スライドドアのチェック1)

  • トヨタ ヴェルファイア(スライドドアのチェック2)

  • トヨタ ヴェルファイア(スライドドアのチェック3)

  • トヨタ ヴェルファイア(スライドドアのチェック4)

  • 13.リアフェンダーのチェック

    トヨタ ヴェルファイア(リアフェンダーのチェック)

  • 13.リアフェンダーのチェック

     損傷や修理跡などがないかチェック。スライドドアやリアバンパーなど、周辺部にも注意して、立て付け状態も確認。ホイールアーチ部も慎重にチェック。スライドドアを開けて、開口部に修理/交換跡などがないかも調べよう。
     車体左側は、フューエルリッドも開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないかチェック。リッドの交換にも注意。

14.下側に注意ポイント

 車体側面は、サイドシル(車体前後方向に通っている梁)に損傷や修理跡などがないかも確認。ドアの開口部の状態も調べよう。
 必ず下側も覗いてみること。注意したいのは、下に張り出している部分。仕上げが粗く、汚れていることも多いので判断は難しいかもしれないが、損傷や歪み、腐食、修理/交換の形跡などがないかチェックしよう。

  • トヨタ ヴェルファイア(下側1)

  • トヨタ ヴェルファイア(下側2)

15.テールゲートのチェック

解錠/施錠の具合をまずチェック。開閉して、テールゲートの動き具合と、上げた状態でしっかり止まっていることも確認。
 閉める時にカチッと収まらない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもあるので要注意。
 テールゲートの内側に修理跡などがないかチェック。取り付け状態も確認。ヒンジおよび車体側のヒンジ固定部周辺に歪みや修理跡などがないかも調べよう。

  • トヨタ ヴェルファイア(テールゲートのチェック1)

  • トヨタ ヴェルファイア(テールゲートのチェック2)

16.鉄板の接合部を調べる

 開口部の左右を見ると、鉄板の接合部がある。修理/交換の形跡などがないか、溶接やシーラー、塗装の状態を慎重にチェック。開口部下部は鉄板部は見えないが、コンビネーションランプやバンパーなどの取り付け状態に注意しよう。
 後方から強い衝撃を受けると、広範囲に波及することがある。修理/交換跡があれば、他の部位のダメージにも注意する必要がある。

  • トヨタ ヴェルファイア(鉄板の接合部を調べる1)

  • トヨタ ヴェルファイア(鉄板の接合部を調べる2)

17.タイヤとホイールのチェック

トヨタ ヴェルファイア(タイヤとホイールのチェック)

 タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検。傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかもチェック。同時に、摩耗状態も調べよう。接地面の外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗が起きていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているのか、あるいは車体が歪んでいるのか、確かめる必要がある。
 ホイールは、リム部(タイヤと接している外周部)を傷付けることも多い。傷があれば、曲がりを伴っていないか確認。アルミホイールは、過度の衝撃による変形や割れなどにも注意したい。

  • 18.床下を覗いてチェック

    トヨタ ヴェルファイア(床下)

  • 18.床下を覗いてチェック

     フレーム(骨格部)やメンバー(補強部材)など、鉄板部に損傷や修理/交換の形跡などがないかチェック。マフラーやサスペンション、ブラケットなど、部品や金具類も、損傷や曲がり、歪み、修理跡、交換の形跡などがないかチェック。車体の前後左右、四方から奥まで覗いて、細部までチェックしよう。
     油脂汚れ(オイルやグリスなどの漏れの兆候)やゴム部品の劣化(ひび割れ)などにも注意。錆が発生していれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態を調べよう。

  • 19.不具合の兆候を探る

    トヨタ ヴェルファイア(不具合の兆候を探る)

  • 19.不具合の兆候を探る

    電子キーおよびスタート/ストップスイッチの操作具合をチェック。エンジンをかけて、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。始動操作時には、表示/警告灯類の点灯にも注意。
     スムーズに始動しないとか、不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えている。わからないことや疑問があれば、販売店に聞いてみよう。

  • 20.オートマチックのチェック

    トヨタ ヴェルファイア(オートマチックのチェック)

  • 20.オートマチックのチェック

     エンジンをかけてブレーキを踏んだままセレクトレバーを操作して、各ポジションにスムーズに切り替えできるかどうかチェック。
     できれば試走して、走行中のオートマチック動作を確認したい。ATはS(スポーツ)モード、CVTはM(マニュアル)モードを備えている。どちらの場合も、走行時の操作具合と機構の動作をチェック。電子機器が絡んで判断が難しい部分もあるので、エンジンと共に販売店で点検してもらおう。

  • 21.装備機器類の機能を確認

    トヨタ ヴェルファイア(装備機器類の機能を確認)

  • 21.装備機器類の機能を確認

     ウインカーやヘッドライト、ブレーキ/バックランプなどの保安装置類をはじめ、電装機器や電動機構は、スイッチを入れるだけでなく、調整操作して機能を確認。エアコンは、吹き出し切り替え、風量、温度調整(冷房の効きに注意)などを試してみる。パワーウインドウの開閉、室内ランプの点灯、スマートエントリー/電子キーの具合なども、忘れずにチェックしよう。
     参考車両は、カーナビ&サウンドシステム、バックガイドモニター、ETCユニットなどのほか、ナビ、シフトやツインムーンルーフなども組み込んでいる。仕様グレードで異なる装備、メーカーオプションあるいは後付け装備の追加など、販売店で車両の装備も確かめよう。

22.室内の隅まで細かくチェック

 シートや内装材などに汚れや染み、傷、穴などがないか。運転席の周囲だけでなく、2列目や3列目席、ラゲッジスペースまで、念入りに調べよう。床や天井の状態も確認。ボックスやポケットは、内部の状態も確認。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口などは、可動部の破損にも注意。レジャー用具などを積んでいると、3列目席とラゲッジスペースの床周辺を傷付けやすい。小さい子供は染みを付けることがある。車両の使い方による傷みやすい部分に注意しながらチェックしよう。

  • トヨタ ヴェルファイア(室内の隅まで細かくチェック1)

  • トヨタ ヴェルファイア(室内の隅まで細かくチェック2)

車両の情報をチェック

トヨタ ヴェルファイア(車両の情報をチェック)

 「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容などを確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などを追加している場合は、それぞれすべての使用説明書が揃っていることも確かめよう。
 「定期点検整備記録簿」は、記載内容を必ず確認。定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。取り付けネジ●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。
●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)は、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルが折れ曲がっている角の線)や、モール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

今回の車両のプロフィール

トヨタミニバンを象徴する最上級モデル。「アルファード」がフルモデルチェンジした2008年5月に、スタイルが異なる兄弟車として新車名を付けた「ヴェルファイア」を同時発売。両車の外観を見分ける目安として、“吊り目”のアルファード、“2段ヘッドライト”のヴェルファイアなどとも呼ばれてる。●エンジンは、「2.4L(2362cc)」と「3.5L(3456cc)」の2種。2.4は7段変速「M(マニュアル)モード付CVT」、3.5L車はマニュアル感覚の自動変速「S(スポーツ)モード付6速AT」。駆動方式は、2WD(FF前輪駆動)と4WD(2.4は2008年8月に追加設定)がある。仕様グレードは、排気量で分かれているが、3タイプある装備内容はほぼ共通となっている。「3.5X/2.4X」は、装備を控えたタイプ。助手席側パワースライドドア、ウレタンシフトレバー&ノブなどが標準。2WDは17インチアルミホイール、4WDは16インチアルミホイールの設定。「3.5Z/2.4Z」は、エアロパーツ(前後バンパー、サイドパネル、マフラーカッター)を装着したスポーティタイプ。スモークのヘッドライト&リアコンビネーションランプ、本革巻きシフトレバー&ノブ、18インチアルミホイールなどを装備。「3.5V/2.4V」は上級タイプで、オート格納&リバース連動ミラー、雨滴感知式ワイパー、両側パワースライドドア、バックドアイージークローザー、本革巻きシフトレバー&ノブ、運転席電動8ウェイシート+ドライビングポジションシステム、助手席4ウェイシート+パワーオットマンなどを標準装備。「7人乗り」は、リラックスキャプテンシート。「8人乗り」は、6:4分割チップアップシート。7人乗りには、左席サイドリフトアップシート装着車も設定。3.5L車は、AFS(照射角度制御)付ヘッドランプを標準装備。

「4WD」は、ヒルスタートアシストコントロールを標準装備。全車オーディオレス(8スピーカー)が標準装備で、ナビなどは別途オプションを設定している。グレードとは別にパッケージ装備も設定しており、3.5Z「Gエディション」は、AFS(照射角度制御)付ヘッドランプや7人乗り専用エグゼクティブパワーシートのほか、3.5V/2.4Vとほぼ同等の装備を追加する。3.5V「Lエディション」では、ツインムーンルーフ、角度調整式大型セカンドシート、パワーバックドア、本革シート、運転席/助手席温熱シートなども組み込まれる。他にも、特別仕様車として、両側パワースライドドアや専用インテリアなどを採用した2.4Z/3.5Z「プラチナセレクション」を2009年6月に発売。2010年4月には、専用アルミホイールやオート格納&リバース連動ミラー、雨滴感知式フロントワイパーなども加えた2.4Z/2.5Z「プラチナセレクションII」を発売している。

参考車両と同時期の仕様グレード設定(2009.06)

2.4

グレード型式シフト駆動定員
2.4X (SL)*DBA-ANH20WCVT-7MFF8
DBA-ANH25WCVT-7M4WD8
2.4VDBA-ANH20WCVT-7MFF7/8
DBA-ANH25WCVT-7M4WD7/8
2.4ZDBA-ANH20WCVT-7MFF7/8
DBA-ANH25WCVT-7M4WD7/8

3.5

グレード型式シフト駆動定員
3.5XDBA-GGH20W6ATFF8
DBA-GGH25W6AT4WD8
3.5V (SL) (L)*DBA-GGH20W6ATFF7/8
DBA-GGH25W6AT4WD7/8
3.5Z (SL) (G)*DBA-GGH20W6ATFF7/8
DBA-GGH25W6AT4WD7/8

(SL):サイドリフトアップシート装着車/7人乗り (G):Gエディション/7人乗り (L):Lエディション/7人乗り

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