中古車購入チェックポイント
更新日:2024.10.21 / 掲載日:2024.01.14
トヨタ クラウンVSトヨタ マークXを徹底比較
トヨタのクラウンとマークXは、いずれもミドル層を中心に長く愛されているセダンです。高級感あふれる外観と安定した走行性が特徴で、単身者からファミリー層まで幅広いファンを獲得しています。
両車種は購入時に比較される機会が多く、どちらを選ぼうか悩む方もいるでしょう。
この記事ではクラウンとマークXについて、その歴史や価格、走行性など様々な観点から比較していきます。自分が求めるポイントをチェックして長く乗れる車選びを行いましょう。
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トヨタのクラウンは1955年に初代が発売開始されました。発売から68年以上にわたり多くのユーザーに愛されている車です。「セダンの車といえばクラウン!」と答える人が多いほど、広く知られている車種でもあります。
クラウンは英語で王冠を意味し、そのボディからも高級感が漂います。なお、クラウンは初代から何度もモデルチェンジを繰り返しており、2023年の11月には16代目の販売開始も話題になりました。
ここからは時代とともに変化するクラウンの特徴を追っていきましょう。
13代目のクラウンは2008年から2012年に販売されていたモデルです。13代目からクラウンを象徴するエンブレムが新しくなったことが話題になりました。
このモデルからエンジンとモーターを使い分けて走行する「スプリット方式」という、プリウスに採用されるハイブリッドシステムが導入しています。このシステムの導入は、セダンが長年課題として抱えている燃費性能向上に役立っています。
14代目のクラウンは2012年から2018年まで販売されていました。こちらは「原点回帰」をテーマにモデルチェンジを行っています。先代のプラットフォームを踏襲し、クラウン独自のボディデザインを保ちながらも、2.5Lハイブリッドシステムの採用で走行性能が格段に向上しています。
15代目のクラウンは2018年から2022年まで販売されたモデルです。15代目ではトヨタ独自の安全運転支援システムである「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。
なお、2022年には16代目クラウンの発表もありメディアを賑わせました。発表会見で当時の豊田社長は「16代目はチェンジだけでなくチャレンジも必要だ」という旨のコメントを残しており、16代目のクラウンにはセダンだけでなくクロスオーバーやワゴンとSUVを融合した「ESTATE(2023年年内発売予定)」など、4種類のラインナップが見られます。
今後もクラウンの進化からは目が離せないでしょう。

トヨタのマークXはクラウンと並び人気のセダンです。2004年に販売開始され、その優雅なボディデザインや優れた走行性能が人気を博しました。
クラウンよりも販売価格を抑えながらも高級感のあるボディや内装はミドル世代を中心に支持されていました。セダン特有の重心が下がったデザインは走行時の安定性向上に貢献し、後部座席の広さは大切なお客様を乗せるシーンにも最適です。
なお、マークXは2019年12月に生産が終了しているため、現在購入する場合は中古車を探しましょう。
マークXはトヨタが1968年に販売開始し、当時高級セダンとして知られていた「マークII」の後継車です。マークIIはクラウンと並び高級感あふれる仕様であるものの、クラウンよりもやや手が届きやすい価格設定が特徴的です。
2014年にマークIIの生産が終了し、それに伴いマークXが誕生します。そのため、マークXの初代は10代目マークIIに該当します。
2019年には2代目のマークXが販売開始されました。プラットフォームには12代目のクラウンと同じものを採用し、軽量化を目指しつつ、見た目がダイナミックに変化した特徴を持ちます。
それまでマークXはプレミアムガソリンを採用していましたが、2代目からはレギュラーガソリンが採用されておりユーザーの燃料代削減に貢献しています。モデルチェンジに伴い、燃費性能も向上し、セダンの「燃費が悪い」という課題を克服しています。
2019年に惜しまれながら生産終了したものの、現在中古車市場で取り扱いが多く見られ、今もなお需要がある車と言えるでしょう。
マークXはガソリン車のみの取り扱いであることから、クラウンと比較してお求めやすい価格です。なお、現在は新車の販売を行っていないため、中古車販売店での購入になります。
中古車を購入する場合は、いくつかオンラインで費用を確認したり問い合わせる他、実際に店舗に行き、マークXの扱いがあるか確認する方法もおすすめです。
クラウンは2023年11月に予約が開始され、価格は高いもののハイブリッド車の場合はガソリン代を抑えられる特徴があります。

ここからはクラウンとマークXのボディサイズを比較してみましょう。サイズは下記の通りです。
ボディサイズを比較すると、マークXのほうがやや小さいと言えます。
なお、取り回しの良さを判断する「最小回転半径」はクラウンは5.5m、マークXは5.2m〜5.5mであるため、マークXの方が小回りがきく車と言えるでしょう。
高さについては両車種ともに1.5m以下のため、1.75mなど高さ制限が低く設けられている機械式駐車場においても駐車可能です。

こちらではクラウンとマークXの室内空間の広さを比較します。
ボディサイズはクラウンの方が大きいものの、室内空間はマークXの方が広めに作られています。大きな差は見られませんが、実際に試乗するとその違いを体感できるため、最寄りのディーラーや中古車販売店で車内空間の広さを確認してみましょう。
両車種とも室内空間は広めのため、大人がゆったりと過ごすことはもちろん、後部座席に荷物を積み込むことも可能です。仕事で人を乗せたり、荷物を積みたい場合にも適しているでしょう。
※燃料電池車の数値記載はありません。
マークXはガソリン車のみなので、クラウンのハイブリッド車と比較して燃費性能は劣るでしょう。しかし、ガソリン車ならではの力強い走りが好みの場合はマークXがおすすめです。
ハイブリッド車や燃料電池車、ガソリン車とそれぞれ特徴が異なるため比較が難しいですが、マークXはエンジンをコンパクトに収めつつ、かつ力強い走行が叶う6気筒を採用しているため走りに注目する人は満足できるでしょう。
クラウンは燃料電池車を採用している点が特徴的です。なお、まだ普及が進んでいない燃料電池車は、水素と酸素の化学反応で発電した電気エネルギーを使い、車のモーターを回す仕組みです。ガソリン車はガソリンスタンドで燃料補給を行いますが、燃料電池車は水素ステーションで燃料となる「水素」を補給します。
燃料電池車はクリーンな車であることから、今後広がりが期待されています。
タイヤサイズは大きくなると安定感が得られる反面、購入費用が高くなる傾向があります。
クラウンは3つのタイヤサイズから、マークXはグレードにより2つのタイヤサイズ設定があります。タイヤサイズが大きくなると車全体の見た目がダイナミックになるため、デザインを重視する方は意識してみましょう。

いずれもトヨタが販売する車で、安全性能は同じ「Toyota Safety Sense」が装備されています。
しかし、マークXは2019年まで販売されていたもののため、安全性能ではクラウンに劣ります。より安全性能を高めたい場合は新型クラウンがおすすめです。
なお、クラウンに搭載されるToyota Safety Senseでは下記の安全装備が含まれます。
・プリクラッシュセーフティ:車の「ぶつからない」をサポート
・レーントレーシングアシスト:高速道路におけるクルージングをサポートしてドライバーの負担を軽減
・レーンディパーチャーアラート:運転時の「はみ出さない」をサポート
・レーダークルーズコントロール:先行車に「ついていく」をサポート
・アダプティブハイビームシステム:夜間の視認性向上をサポート
・ロードサインアシスト:標識の見逃し防止サポート
・ドライバー異常時対応システム:救命・救護をサポート
・プロアクティブドライビングアシスト:安全運転をサポート
・発進遅れ告知機能:先行車や信号出遅れをサポート
・緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付):トラブル時の操舵回避をサポート
・フロントクロストラフィックアラート:出会い頭の事故防止をサポート
・レーンチェンジアシスト:高速道路でのスムーズな車線変更をサポート

ここではクラウンとマークXのラゲッジスペース(荷室)を比較します。アウトドアや仕事で荷物をたくさん積みたい場合はラゲッジスペースの広さを意識した車選びがおすすめです。
具体的な両車種のサイズは下記の通りです。
マークXは荷室サイズを確認できませんでしたが、容量のみで比較するとクラウンよりも優勢です。
なお、マークXはラゲッジルーム活用時に気になる汚れを防止するトランクマットやトレイの用意があります。アウトドアで濡れたり汚れたりする機会が多い場合、中古車の中でも装備があるものを探しましょう。
車は高額かつ長く乗るもののため、自分が気になるポイントを押さえてぴったりの1台を見つけましょう。
一方、価格重視でマークXを選ぶ場合は250GのFパッケージがおすすめです。ガソリン車ですが2,706,000円とクラウンよりも価格を抑えた乗り出しが可能です。
ただし、ガソリン代で比較するとハイブリッド車に軍配が挙がります。そのため、初期費用だけでなくランニングコストを意識して選択しましょう。
マークXを走り重視で選ぶ場合は3.5Lガソリンのモデルがおすすめです。ハイオクガソリンの使用にはなりますが、高い走行性能が期待できるでしょう。
マークXは3.5Lもしくは2.5LのPREMIUMモデルがおすすめです。こちらではステアリングが本革巻きと木目調で高級感があり、乗るたびに満足感を得られるでしょう。また、フロントグリルもメッキ塗装でよりダイナミックな印象を受けます。
装備が充実していると車に乗るたびに嬉しさを感じたり、お客様を乗せた時に満足してもらえたりとメリットがあります。予算を確認しながらも装備の充実に目を向けるとお気に入りの車選びが行えるでしょう。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
両車種は購入時に比較される機会が多く、どちらを選ぼうか悩む方もいるでしょう。
この記事ではクラウンとマークXについて、その歴史や価格、走行性など様々な観点から比較していきます。自分が求めるポイントをチェックして長く乗れる車選びを行いましょう。

この記事の目次
トヨタ クラウンのプロフィール

クラウンは英語で王冠を意味し、そのボディからも高級感が漂います。なお、クラウンは初代から何度もモデルチェンジを繰り返しており、2023年の11月には16代目の販売開始も話題になりました。
ここからは時代とともに変化するクラウンの特徴を追っていきましょう。
先代モデルとの比較
ここからは歴代のクラウンのなかでも直近の4代を紹介していきます。13代目のクラウンは2008年から2012年に販売されていたモデルです。13代目からクラウンを象徴するエンブレムが新しくなったことが話題になりました。
このモデルからエンジンとモーターを使い分けて走行する「スプリット方式」という、プリウスに採用されるハイブリッドシステムが導入しています。このシステムの導入は、セダンが長年課題として抱えている燃費性能向上に役立っています。
14代目のクラウンは2012年から2018年まで販売されていました。こちらは「原点回帰」をテーマにモデルチェンジを行っています。先代のプラットフォームを踏襲し、クラウン独自のボディデザインを保ちながらも、2.5Lハイブリッドシステムの採用で走行性能が格段に向上しています。
15代目のクラウンは2018年から2022年まで販売されたモデルです。15代目ではトヨタ独自の安全運転支援システムである「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。
なお、2022年には16代目クラウンの発表もありメディアを賑わせました。発表会見で当時の豊田社長は「16代目はチェンジだけでなくチャレンジも必要だ」という旨のコメントを残しており、16代目のクラウンにはセダンだけでなくクロスオーバーやワゴンとSUVを融合した「ESTATE(2023年年内発売予定)」など、4種類のラインナップが見られます。
今後もクラウンの進化からは目が離せないでしょう。
トヨタ マークXのプロフィール

クラウンよりも販売価格を抑えながらも高級感のあるボディや内装はミドル世代を中心に支持されていました。セダン特有の重心が下がったデザインは走行時の安定性向上に貢献し、後部座席の広さは大切なお客様を乗せるシーンにも最適です。
なお、マークXは2019年12月に生産が終了しているため、現在購入する場合は中古車を探しましょう。
先代モデルとの比較
ここからはマークXの歴史を振り返ります。マークXはトヨタが1968年に販売開始し、当時高級セダンとして知られていた「マークII」の後継車です。マークIIはクラウンと並び高級感あふれる仕様であるものの、クラウンよりもやや手が届きやすい価格設定が特徴的です。
2014年にマークIIの生産が終了し、それに伴いマークXが誕生します。そのため、マークXの初代は10代目マークIIに該当します。
2019年には2代目のマークXが販売開始されました。プラットフォームには12代目のクラウンと同じものを採用し、軽量化を目指しつつ、見た目がダイナミックに変化した特徴を持ちます。
それまでマークXはプレミアムガソリンを採用していましたが、2代目からはレギュラーガソリンが採用されておりユーザーの燃料代削減に貢献しています。モデルチェンジに伴い、燃費性能も向上し、セダンの「燃費が悪い」という課題を克服しています。
2019年に惜しまれながら生産終了したものの、現在中古車市場で取り扱いが多く見られ、今もなお需要がある車と言えるでしょう。
グレードと価格の比較
ここではクラウンとマークXのグレードと価格を紹介します。クラウンのグレード | メーカー希望小売価格 |
---|---|
Z(ハイブリッド車) | 7,300,000円(税込) |
Z(燃料電池車) | 8,300,000円(税込) |
マークXのグレード (ガソリン車のみの取り扱い) |
メーカー希望小売価格 |
---|---|
350RDS(2WD) | 3,921,500円 |
250G(2WD) | 2,970,000円 |
250S(2WD) | 3,267,000円 |
250RDS(2WD) | 3,498,000円 |
250G Fパッケージ(2WD) | 2,706,000円 |
250G Four(4WD) | 3,219,700円 |
250S Four(4WD) | 3,516,700円 |
250G Four Fパッケージ(4WD) | 2,955,700円 |
中古車を購入する場合は、いくつかオンラインで費用を確認したり問い合わせる他、実際に店舗に行き、マークXの扱いがあるか確認する方法もおすすめです。
クラウンは2023年11月に予約が開始され、価格は高いもののハイブリッド車の場合はガソリン代を抑えられる特徴があります。
外観とボディサイズの比較

クラウン | 全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mm |
マークX | 全長4,770mm×全幅1,795mm×全高1,435〜1,445mm |
なお、取り回しの良さを判断する「最小回転半径」はクラウンは5.5m、マークXは5.2m〜5.5mであるため、マークXの方が小回りがきく車と言えるでしょう。
高さについては両車種ともに1.5m以下のため、1.75mなど高さ制限が低く設けられている機械式駐車場においても駐車可能です。
室内の広さを比較

クラウン | 室内長1,970mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mm |
マークX | 室内長1,975mm×室内幅1,500mm×室内高1,170mm |
両車種とも室内空間は広めのため、大人がゆったりと過ごすことはもちろん、後部座席に荷物を積み込むことも可能です。仕事で人を乗せたり、荷物を積みたい場合にも適しているでしょう。
燃費性能の比較
クラウンとマークXの燃費(国土交通量審査値)は下記の通りです。クラウンのグレード ハイブリッド車 |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
Z(2.5L) | 18.0km/L | 14.4km/L | 18.4km/L | 19.7km/L |
マークXのグレード ガソリン車 |
JC08モード |
---|---|
3.5L(2WD) | 10.0km/L |
2.5L(2WD) | 11.8km/L |
2.5L(4WD) | 10.6km/L |
動力性能の比較
こちらではクラウンとマークXの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。クラウンのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車 | 直列4気筒 | 2.487L | 136kW(185PS)/6,000r.p.m |
燃料電池車 | 圧縮水素高圧タンク(3本) | タンク容量 141(前方64+中52+後方25) |
134kW(182PS)/6,940rpm |
マークXのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ガソリン車(3.5L) | V型6気筒DOHC | 3.456L | 234kW(318PS)/6,400rpm |
ガソリン車(2.5L) | V型6気筒DOHC | 2.499L | 149kW(203PS)/6,400rpm |
クラウンは燃料電池車を採用している点が特徴的です。なお、まだ普及が進んでいない燃料電池車は、水素と酸素の化学反応で発電した電気エネルギーを使い、車のモーターを回す仕組みです。ガソリン車はガソリンスタンドで燃料補給を行いますが、燃料電池車は水素ステーションで燃料となる「水素」を補給します。
燃料電池車はクリーンな車であることから、今後広がりが期待されています。
タイヤサイズの比較
こちらではクラウンとマークXのタイヤサイズを比較します。タイヤサイズは大きくなると安定感が得られる反面、購入費用が高くなる傾向があります。
クラウンのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
ハイブリッド車 燃料電池車 |
225/60R18 225/55R19 225/55R1 |
マークXのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
標準モデル | 215/60R16 |
Fパッケージ | 235/45R18 |
安全装備の比較

しかし、マークXは2019年まで販売されていたもののため、安全性能ではクラウンに劣ります。より安全性能を高めたい場合は新型クラウンがおすすめです。
なお、クラウンに搭載されるToyota Safety Senseでは下記の安全装備が含まれます。
・プリクラッシュセーフティ:車の「ぶつからない」をサポート
・レーントレーシングアシスト:高速道路におけるクルージングをサポートしてドライバーの負担を軽減
・レーンディパーチャーアラート:運転時の「はみ出さない」をサポート
・レーダークルーズコントロール:先行車に「ついていく」をサポート
・アダプティブハイビームシステム:夜間の視認性向上をサポート
・ロードサインアシスト:標識の見逃し防止サポート
・ドライバー異常時対応システム:救命・救護をサポート
・プロアクティブドライビングアシスト:安全運転をサポート
・発進遅れ告知機能:先行車や信号出遅れをサポート
・緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付):トラブル時の操舵回避をサポート
・フロントクロストラフィックアラート:出会い頭の事故防止をサポート
・レーンチェンジアシスト:高速道路でのスムーズな車線変更をサポート
ラゲッジスペースの比較

具体的な両車種のサイズは下記の通りです。
クラウン | 奥行1,120mm×幅1,335mm×高さ545mm 荷室容量:約450L |
マークX | 寸法の記載なし 荷室容量:最大479L |
なお、マークXはラゲッジルーム活用時に気になる汚れを防止するトランクマットやトレイの用意があります。アウトドアで濡れたり汚れたりする機会が多い場合、中古車の中でも装備があるものを探しましょう。
おすすめグレードの選び方
ここからはクラウンとマークXの両車種でお悩みの方向けに、価格や走り、装備の観点からおすすめのグレードを紹介します。車は高額かつ長く乗るもののため、自分が気になるポイントを押さえてぴったりの1台を見つけましょう。
価格重視
価格重視で選ぶ場合、クラウンはハイブリッド車がおすすめです。モデルはZモデルのみの取り扱いであることから、ハイブリッド車・燃料電池車のみの選択です。ハイブリッド車は7,300,000円と、燃料電池車の8,300,000円よりも100万円程度価格を抑えられるでしょう。一方、価格重視でマークXを選ぶ場合は250GのFパッケージがおすすめです。ガソリン車ですが2,706,000円とクラウンよりも価格を抑えた乗り出しが可能です。
ただし、ガソリン代で比較するとハイブリッド車に軍配が挙がります。そのため、初期費用だけでなくランニングコストを意識して選択しましょう。
走り重視
走り重視で選ぶ場合、クラウンはハイブリッド車がおすすめです。燃料電池車の場合、近くに水素ステーションがなければ燃料補給に不安を抱えます。水素ステーションは都道府県によっては数か所しかない可能性があります。また、旅行に行く機会が多い方は燃料電池車よりもハイブリッド車を選ぶと渋滞時や燃料不足の場合に不安を軽減できるでしょう。マークXを走り重視で選ぶ場合は3.5Lガソリンのモデルがおすすめです。ハイオクガソリンの使用にはなりますが、高い走行性能が期待できるでしょう。
装備重視
クラウンはZモデルのみの扱いですが、杢目調パネルや表皮巻きなど上質なインテリアが特徴的です。また、いたるところにクラウンのエンブレムがさりげなくあしらわれており、乗るたびに特別感を抱きます。室内には電動式のリアサンシェードや降車時リクライニングサポート機能など、乗る方をサポートする機能が盛り込まれています。マークXは3.5Lもしくは2.5LのPREMIUMモデルがおすすめです。こちらではステアリングが本革巻きと木目調で高級感があり、乗るたびに満足感を得られるでしょう。また、フロントグリルもメッキ塗装でよりダイナミックな印象を受けます。
装備が充実していると車に乗るたびに嬉しさを感じたり、お客様を乗せた時に満足してもらえたりとメリットがあります。予算を確認しながらも装備の充実に目を向けるとお気に入りの車選びが行えるでしょう。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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