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更新日:2023.08.15 / 掲載日:2023.08.15

【2023年版】根強い人気を誇る90年代SUVのおすすめモデルランキング

オンロードもオフロードもそつなくこなし、あらゆるシーンで活躍するSUVは、今や単なるブームではなく世界的なトレンドとなっており、各メーカーからサイズや価格帯の異なるニューモデルが毎年のようにリリースされています。

そんな中、今のSUVトレンドの立役者とも言える90年代にデビューした車種の人気が高まり、中古車市場での引き合いも増えているようです。

そこで今回は90年代にリリースされた中で特に人気の高いSUVを紹介した上で、それぞれのスペックや特徴、中古車相場などを比較していきます。

90年代のSUVが人気の理由

まずは、90年代にリリースされたSUVが現在高い人気を博しているのはなぜなのか、その主な理由について見ていきましょう。

丈夫で長持ちする車種が多い

これは現在販売されているモデルにも言えることですが、もともとSUVというタイプはオフロード走行に対応するため、セダンやミニバンより頑丈な足回りとボディを持っています。

特に90年代にリリースされたSUVは、環境性能や燃費性能が重視される現在のSUVよりエンジンなどのパワートレインの構造が単純で整備が容易なため、定期的な点検とメンテナンスを怠らなければ、長持ちする車種が多いのが人気の理由です。

デザインが新鮮でカッコいい

SUVブームが始まった90年代は、ラダーフレーム構造の強靭なボディに大型のオフロード用タイヤを装着し、オーバーフェンダーやグリルガードなどを備える「クロスカントリーSUV」が主流でした。

一方、今リリースされているSUVの多くは、高い悪路走破性を保ちつつも街乗りしても違和感のない流麗なプロポーションの「クロスオーバーSUV」が中心となっています。

おしゃれで都会的なクロスオーバーSUVが全盛期を迎えている現在、スクエア基調の武骨な90年代のクロカンSUVのデザインが、新鮮でカッコよく見えるという若い世代のユーザーも多いようです。

懐かしさや憧れがある

前述した通り、90年代にSUVブームの足掛かりを築いたクロカンSUVの武骨なデザインは、今の若い世代の目には「新鮮」に映るようです。しかし、当時すでに車を運転する年齢になっていた方にとって、90年代にリリースされたSUVは「懐かしさ」と「憧れ」を感じる存在でもあります。

また、90年代のSUVは現在のSUVと比較して車体サイズが大きく、当時の新車販売価格も他のタイプよりかなり割高でした。そのため、「欲しい」と思いつつも用途や予算の問題で購入を断念する方もいました。そんなユーザーが、自らの「懐かしさ」や「憧れ」から、90年代にリリースされたSUVを中古車として購入するケースも多いようです。

三菱 パジェロ

三菱 パジェロの特長

パジェロは、三菱自動車が1982年から約40年間にわたって製造・生産してきた本格派クロスカントリーSUVです。車体の屈強さと、雪道・砂利道・山道・ぬかるんだ道などを難なく走り抜けるオフロード性能の高さが特徴となっています。

また、室内空間も広くラゲッジスペースも充実しているため、快適性や環境性能、安全性や汎用性などを重視したクロスオーバーSUVが主流である今でも、アウトドアユーザーを中心に根強い人気を保っている90年代を代表するSUVの一つです。

三菱 パジェロの中古車相場

三菱 パジェロ(2代目モデル)を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1991年式:120万円~208万円
1992年式:100万円~249万円
1993年式:94万円~180万円
1994年式:100万円~179万円
1995年式:79万円~213万円
1996年式:82万円~228万円
1997年式:88万円~308万円
1998年式:78万円~880万円
1999年式:118万円~158万円

三菱 パジェロ(2代目モデル)の中古車は、現時点で中古車市場に45台以上が流通しています。

グレード・タイプ(ショート・ロング)や、年式・車体の状態・走行距離などによって多少上下しますが、「通常モデル」については100万円台で販売されていることがほとんどです。しかし、1997年10月に販売された限定モデルである「パジェロエボリューション」だけは、桁外れの高値で取引きされています。

装備

三菱 パジェロ(2代目モデル)には、ホイールベースの長さによってショートタイプとロングタイプ、車幅によってワイドタイプと標準タイプという4つのボディタイプがあります。

パワーウィンドウ、集中ドアロック、ステアリングチルト機構などの装備は、全てのタイプに標準装備です。

他には、運転席・助手席エアバッグ、アンチロックシステム(ABS)などが三菱 パジェロ(2代目モデル)には搭載されています。

スペック

エンジンは、2.4L直列4気筒16バルブOHC最高出力145ps(メタルトップワイド ルーキーSX)

ボディサイズは、全長4060mm×全幅1785mm×全高1815mm(メタルトップワイド ルーキーSX)

燃費

三菱 パジェロ(2代目モデル)のカタログ燃費は、公式HPにおいて公表されていません。

他の世代のモデルとの比較

初代:1982年~1991年
初代パジェロは、三菱が1970年代に販売していた「フォルテ」のボンネットトラックから荷台部分を取り除き、街乗りもこなせるオールマイティなオフロード車として開発されました。

1982年の販売当初は貨物登録のバンタイプのみでしたが、翌年からは乗用登録であるワゴンタイプやホイールベースとボディの延長とともにハイルーフ化された4ドアモデルが追加されるなど、徐々に居住性や乗降性が向上しました。

2代目:1991年~1999年
1991年に登場した2代目パジェロは、マルチモードABSやスーパーセレクト4WDといった世界初となる技術・装備が採用されるなど、本格派のクロスカントリーSUVとして完成されています。

92年・93年と2年連続でパリ・ダカールラリーで総合優勝を果たした2代目モデルの人気はすさまじく、高額な販売価格にもかかわらず国内新車月間販売台数1位を獲得しています。まさに90年代のRV人気をけん引し、現在のSUVブームの基礎を築いたと言えるモデルです。

3代目:1999年~2006年
この世代では、モノコックボディをラダーフレームの中に入れ込む「ラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディ」が初採用されています。これにより、突出した悪路走破性とボディの強靭さというパジェロ本来の長所を維持しつつ、大幅な軽量化による乗り心地の向上を実現しています。

三菱 パジェロの中古車を探す

日産 テラノ

日産 テラノの特長

テラノは、日産自動車が1986年~2002年まで製造・販売していたSUVです。

同社のピックアップトラックである「ダットサン」がベースで、他社の競合RVにはないスクエアでスタイリッシュなルックスと、本格クロカンとしては扱いやすいサイズ感が特徴になっています。

日産 テラノの中古車相場

日産テラノ(初代モデル)を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1986~1989年式:流通量希少のため算出不可
1990年式:189万円~
1991年式:168万円~
1992年式:138万円~258万円
1993年式:217万円~248万円
1994年式:239万円~278万円
1995年式:139万円~237万円

日産テラノ(初代モデル)の中古車は、現時点で中古車市場に10台ほど流通しています。

デビューから30年以上経過しているモデルなので、走行距離も10万kmを大きく超えている中古車がほとんどです。

人気のボディカラー

日産テラノ(初代モデル)のボディカラーは年式やグレードによって異なりますが、下記の色が設定されていました。

・ブラック
・ホワイト
・レッド

この中では、膨張色で持ち前のボディの迫力が強調される定番の「ホワイト」が人気です。

スペック

エンジンは、2.7L直列4気筒OHV最高出力85ps(2ドアA1M)

ボディサイズは、全長4365mm×全幅1690mm×全高1680mm(2ドアA1M)

税金

まず毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる自動車税は、ガソリン・ディーゼルモデルともに本来「50,000円/年」ですが、日産テラノ(初代モデル)は全ての中古車が新規登録から13年以上経過しているため、「58,600円/年」に加算されます。(自動車税の増額は新規登録等から13年経過した時の1回のみ)

一方、継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税に関しては、新規登録等から13年経過・18年経過と2回増額となります。日産テラノ(初代モデル)は新規等登録から18年経過しているため、本来「32,800円」ですが、「50,400円」に税額がアップします。

他の世代のモデルとの比較

初代:1986年~1995年
日本中がクロカンブームに沸いていた1986年に登場した初代テラノは、5ナンバー規格に収まるコンパクトな2ドアボディに、新開発の2.7L直列4気筒OHVディーゼルエンジンを搭載していました。

後に、ディーゼルターボモデルや3LV6ガソリンエンジンモデル、乗降性と居住性に優れる4ドアモデルが追加されるなど、ラインナップが充実していきました。

2代目:1995年~2002年
この世代では2ドアモデルが廃止され4ドアモデルのみとなりました。デザイン的にもスクエア基調が弱められ、やや曲線的になっているのが特徴です。

また、オフロード・オンロードの両方で安定した走行が可能な電子制御式フルタイム4WDシステムが採用されたり、安全性向上のためエアバッグが全車標準装備になったりするなど、SUVとしての完成度が飛躍的に向上しています。

なお、テラノの国内販売は2002年に終了していますが、インドやロシアでは後継にして海外専売モデルの「バスファインダー」が2013年に登場し、2022年まで製造・販売されていました。

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トヨタ ハイラックスサーフ

トヨタ ハイラックスサーフの特長

ハイラックスサーフは、トヨタ自動車が1983年から販売している大型SUVです。その名の通り、同社のピックアップ・トラックであるハイラックスの派生モデルです。

国内では2009年に販売終了していますが、海外市場では「4 Runner(フォーランナー)」という名前で発売され、いまだに根強い人気を維持しています。

同時期に活躍した「いすゞのビッグホーン」「三菱のパジェロ」と並び、都会派クロカンの元祖と言える1台です。

トヨタ ハイラックスサーフの中古車相場

ハイラックスサーフ(3代目モデル・SSR-X)を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1995年式:流通量希少のため算出不可
1996年式:119万円~299万円
1997年式:105万円~288万円
1998年式:116万円~308万円
1999年式:59万円~288万円
2000年式:85万円~288万円
2001年式:129万円~269万円
2002年式:98万円~268万円

ハイラックスサーフ(3代目モデル・SSR-X)の中古車は、現時点で中古車市場に90台以上が流通しています。

年式問わず、走行距離が20万kmに近い車体は比較的リーズナブルで、反対に10万kmを切る中古車は30年近く経過しているモデルと考えれば非常に高額です。

人気のボディカラー

ハイラックスサーフ(3代目モデル)のボディカラーは年式やグレードによって異なりますが、下記の5色が設定されていました。

・ダークブルーマイカメタリックトーニングG
・グレイッシュパープルメタリックトーニングG
・ライトブルーマイカメタリックトーニングG
・ダークティールグリーンマイカトーニングG
・ウォームグレーパールメタリック

この中では、この世代のハイラックスサーフの象徴的なカラーリングで、深い紺色の「ダークブルーマイカメタリックトーニングG」が人気です。

スペック

エンジンは、2.7L直列4気筒16バルブDOHC最高出力150ps(SSR-X・標準ボディ)

ボディサイズは、全長4540mm×全幅1690mm×全高1750mm(SSR-X・標準ボディ)

税金

まず毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる自動車税は、ガソリン・ディーゼルモデルともに本来「50,000円/年」ですが、3代目ハイラックスサーフは全ての中古車が新規登録から13年以上経過しているため、「58,600円/年」に加算されます。(自動車税の増額は新規登録等から13年経過した時の1回のみ)

一方、継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税に関しては、新規登録等から13年経過・18年経過と2回増額となります。3代目ハイラックスサーフは新規等登録から18年経過しているため、本来「32,800円」ですが、「50,400円」に税額がアップします。

他の世代のモデルとの比較

初代:1983年~1989年
トヨタが北米市場で人気を得ていたハイラックス・ピックアップに、雨風を防ぐシェルを載せることにより、居住性と快適性を持つオールタイムRVにしようという発想で生まれたのが初代ハイラックスサーフです。

1983年の米国でデビューの翌年に国内販売が始まり、ハードトップとサンルーフを外すとオープンカー気分を楽しめる仕様になっていました。しかし、国内ではルーフを取り外しての公道走行が法律で認められていませんでした。

2代目:1989年~1995年
1989年、初のフルモデルチェンジを受け登場した2代目ハイラックスサーフは、先代モデル最大の特徴ではあるものの「無用の長物」状態だった着脱式ルーフを廃止しました。

そして、リアサスペンションをリーフスプリングからコイルスプリングを用いた4リンク式に変更することで、走行安定性や乗り心地をUPさせています。また、スチール製のワゴンボディを採用したうえで4ドアタイプをラインナップするなど、乗用SUVとしてのクオリティが飛躍的に向上しているのが特徴です。

3代目:1995年~2002年
先代モデルで乗降性や居住性を大幅にアップしたのに加え、この世代では走行性能や安全性能、ユーティリティの向上が図られています。

例えば、サスペンションや4WDシステムが一新されているほか、ABSやSRSデュアルエアバッグの採用、前後シートのフルフラット化など、数々の改良・変更が施されています。

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いすゞ ビッグホーン

いすゞ ビッグホーンの特長

ビッグホーンは、トラックやバスの名門メーカーであるいすゞが、1981年~2002年まで製造・販売していた本格クロスカントリーSUVです。

日本の物流を支えてきたいすゞのノウハウや技術が生かされており、優れた悪路走破性と屈強なボディと高いユーティリティを併せ持っているのが特徴です。

後にRVブームをけん引した「トヨタ ハイラックスサーフ」「三菱 パジェロ」「日産 テラノ」の先輩にあたるモデルだと言えます。

いすゞ ビッグホーンの中古車相場

いすゞ ビッグホーン(2代目モデル)を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1991年式:流通量希少のため算出不可
1992年式:128万円~
1993年式:88万円~237万円
1994年式:79万円~139万円
1995年式:65万円~88万円
1996年式:132万円~167万円
1997年式:69万円~79万円
1998年式:59万円~168万円
1999年式:78万円~139万円
2000年式:68万円~170万円
2001年式:80万円~198万円
2002年式:108万円~185万円

いすゞ ビッグホーン(2代目モデル)の中古車は、現時点で中古車市場に45台以上流通しています。

基本的に車体の状態がよく走行距離の短い車体が年式やグレードに関わらず高値になっていますが、値段設定の仕方は販売店によってまちまちです。

人気のボディカラー

いすゞ ビッグホーン(2代目モデル)のボディカラーは年式やグレードによって異なりますが、下記の5色が設定されていました。

・エボニーブラック
・クリームホワイト
・ブロンズブルーマイカ
・アイアングレーメタリック
・ラディアントレッド

この中では、重厚感ある「ブロンズブルーマイカ」と「アイアングレーメタリック」が人気です。

スペック

エンジンは、3.1L直列4気筒OHVICディーゼルターボ最高出力125ps(イルムシャー ロング)

ボディサイズは、全長4660mm×全幅1745mm×全高1840mm(イルムシャー ロング)

税金

いすゞ ビッグホーン(2代目モデル)の場合、グレードや販売時期によって排気量が異なるため「2,500cc超3,000cc以下」または「3,000cc超3500cc以下」の分類に属します。

本来、自動車税の金額は「50,000円/年」または「57,000円/年」です。

しかし、いすゞ ビッグホーン(2代目モデル)は全ての中古車が新規登録から13年以上経過しているため、自動車税は増税され「58,600円」または「66,700円/年」になります。

継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税に関しては、新規登録等から13年経過・18年経過と2回増額となります。

いすゞ ビッグホーン(2代目モデル)は、車両重量が「1.5t超2t以下」のモデルと「2t超2.5t以下」のモデルが存在し、かつ新規登録から18年経過しているため、自動車重量税も本来「32,800円」と「41,000円」だった金額が、「50,400円」と「63,000円」に増税されます。

他の世代のモデルとの比較

初代:1981年~1991年
1981年に本格派クロカンSUVの先駆け的存在としてデビューした際には「ロデオビッグホーン」と名乗っていました。

登場当初のボディバリエーションは、ホイールベースの長短による「ショート」と「ロング」、キャビン上半が全て幌の「ソフトトップ」と着脱式の金属ルーフを持つ「メタルトップ(バン)」の計4種類で全て「2ドア」でしたが、後に乗降性と居住性に優れる「4ドア」が追加されました。

2代目:1991年~2002年
この世代では、全幅を先代モデルの5ナンバー規格から3ナンバー規格まで拡大したことにより、室内空間にゆとりが生まれています。

また、販売当初からディーゼルモデルにMAX125psのインタークーラー付きターボエンジンを、ガソリンモデルにクロカンとしては初となるV6DOHCエンジンを搭載するなど、パワートレインも格段の進化を遂げています。

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三菱 RVR

三菱 RVRの特長

RVRは、本格クロカンが主役だった1991年に初登場した、都市型SUVのパイオニア的車種です。

ライバル車種よりコンパクトで扱いやすいサイズ感と普段使いを重視した4 ~ 5人乗りのゆとりある室内スペース、そして今や都市型SUVに必須とも言えるスライドドアを備えていたことなどで好評を博しました。

三菱 RVRの中古車相場

三菱 RVR(初代モデル)を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1991~1993年式:流通量希少のため算出不可
1994年式:75万円~
1995年式:流通量希少のため算出不可
1996年式:79万円~
1997年式:185万円~

三菱 RVR(初代モデル)の中古車は、現時点で中古車市場に数台しか出回っていません。

大ヒットしたモデルの割に現役として残っている車体は少ないですが、最高グレードである「ハイパースポーツギアR」を除けば比較的リーズナブルな価格で購入可能です。

装備

三菱 RVR(初代モデル)には、ガソリンモデルとディーゼルモデルの2つのタイプがあります。

それぞれタイプ・グレードによって標準装備されている用品が異なりますが、ステアリングチルト機構、集中ドアロックなどの装備は全てのタイプに標準装備です。

他にも、クルーズコントロール、ABS(アンチロックブレーキ)などといった安全装備も、三菱 RVR(初代モデル)にはオプションとして追加することができました。

スペック

エンジンは、2L直列4気筒16バルブDOHC最高出力140ps(Sグレードの場合)

ボディサイズは、全長4290mm×全幅1695mm×全高1625mm(Sグレードの場合)

税金

まず毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる自動車税は、ガソリン・ディーゼルモデルともに本来「36,000円/年」ですが、三菱 RVR(初代モデル)は全ての中古車が新規登録から13年以上経過しているため、「45,400円/年」に加算されます。(自動車税の増額は新規登録等から13年経過した時の1回のみ)

一方、継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税に関しては、新規登録等から13年経過・18年経過と2回増額となります。

3代目ハイラックスサーフは新規等登録から18年経過しているため、本来「24,600円」ですが、「37,800円」に税額がアップします。

他の世代のモデルとの比較

初代:1991年~1997年
初代モデルは、三菱自動車が同時代に販売していた7人乗りミニバンの「シャリオ」と、主要な部品を共有する姉妹車として誕生しました。

全長はシャリオより短縮されていますが、3列目シートがない分車内空間にゆとりがあります。特に4人乗りモデルはシートアレンジ次第で、大人がのんびり足を伸ばしてくつろげるほどです。

デビュー当初は2L・NAのDOHCガソリンエンジンを搭載したモデルのみでしたが、セールスが伸びるとともディーゼルターボ搭載モデルなどが追加されました。

世代末期にはその走行性能の高さから「RV版ランサーエボリューション」との異名を持つ、最強グレードの「ハイパースポーツギア」が設定されています。

2代目:1997年~2003年
この世代では、初代モデルと同じ5ナンバー規格の「スポーツギア」と3ナンバー規格の「GDI」という2タイプ構成になったものの、ヒットした最大の要因である片側スライドドアや広大な室内空間を生み出すシートアレンジなどは踏襲されました。

また、1999年に行われたマイナーチェンジによってエクステリアデザインをセールスが好調だったシャリオグランディス(姉妹車であるシャリオの後継モデル)に近づけたり、両側スライドドアモデルを新設定したりするなどテコ入れが行われました。

しかし、32万台以上を売り上げた初代モデルほどのヒット作にはならず、2002年に生産が終了し翌年の在庫完売をもって三菱自動車のラインナップから姿を消すことになります。

3代目:2010年~
先代モデルが消滅して約7年後の2010年2月、象徴的なスライドドアを廃止し、ヒンジ式ドアを採用する新型コンパクトSUVとして復活したのが現行の3代目RVRです。

ただ、デザインは海外で高い人気を誇っている「アウトランダー」にそっくりで、プラットフォームなどの基本コンポーネンツは同社の中型セダンである「ギャランフォルティス」と共用しているため、先代までのRVRとカテゴリーや見た目の雰囲気が異なります。

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スバル フォレスター

スバル フォレスターの特長

フォレスターは、スバル(旧・富士重工業株式会社)が1997年~現在まで製造・販売を続けている中型クロスオーバーSUVです。

「水平対向エンジン+4WD」というスバル特有のパワートレインが特徴で「森に住む人」を意味するその車名が示す通り、山道や悪路をものともしない高いオフロード性能を持っています。

また、SUVの中では低重心であるため、オンロード走行の安定性にも優れている点やステーションワゴンを思わせるスタイリッシュ、かつ躍動的なフォルムでも人気を博しています。

スバル フォレスターの中古車相場

スバル フォレスター(初代モデル)を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1997年式:流通量希少のため算出不可
1998年式:49万円~
1999年式:流通量希少のため算出不可
2000年式:流通量希少のため算出不可
2001年式:119万円~
2002年式:流通量希少のため算出不可

スバル フォレスター(初代モデル)の中古車は、現時点で中古車市場に数台しか流通していません。

ただ、現役時代14万台以上売れたヒットモデルな上、車体やエンジンも頑丈で長寿命なので時間に余裕を持って探せば、状態の良い中古車がリーズナブルな価格で見つかるかもしれません。

装備

スバル フォレスター(初代モデル)には販売当初、いずれも2.0 Lガソリンターボエンジンを搭載した「C/tb」「S/tb」「T/tb」という3つのグレードが設定されていました。

集中ドアロック、ステアリングチルト機構、フルオートエアコンなどの装備は全てのタイプに標準装備です。

また、運転席エアバッグ、ABS(アンチロックブレーキ)などといった安全装備もオプションとして追加することが可能です。

スペック

エンジンは、2L水平対向4気筒DOHC16バルブICターボ最高出力250ps(S/tb)

ボディサイズは、全長4450mm×全幅1735mm×全高1580mm(S/tb)

税金

まず毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる自動車税は、ガソリン・ディーゼルモデルともに本来「36,000円/年」ですが、スバル フォレスター(初代モデル)は全ての中古車が新規登録から13年以上経過しているため、「45,400円/年」に加算されます。(自動車税の増額は新規登録等から13年経過した時の1回のみ)

一方、継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税に関しては、新規登録等から13年経過・18年経過と2回増額となります。

スバル フォレスター(初代モデル)は新規等登録から18年経過しているため、本来「24,600円」ですが、「37,800円」に税額がアップします。

他の世代のモデルとの比較

初代:1997年~2002年
1997年2月にデビューした初代フォレスターは「RVがスポーツの走りを手に入れた」というキャッチフレーズが示す通り、MAX250psをはじき出す2.0 L水平対向4気筒ターボエンジンを全グレードに搭載していました。(その後、NAモデルも追加されます)

また、後に追加されたN・MTモデルにはトランスファーに低速副変速機を付け、ギヤ比全体をドライバーが走行中に2段階切り替え可能な「デュアルレンジ」が採用されていました。

2代目:2002年~2007年
この世代が登場する頃には、他社からも様々な思想・コンセプトを持ったクロスオーバーSUVがリリースされていましたが、フォレスターは頑なに「走れるRV」という路線を守り抜きます。

とはいえ、専用サスペンション装着することで車高を1,550mmに抑えてオンロード走行性能を強化し、立体駐車場の使用を可能にした「クロススポーツ」や、265ps/38.5kgf・mを発生する2.5L・DOHCターボエンジンと専用の6速マニュアルが組み合わせた「STiバーション」など、タウンユースに応えるグレードや走行性能を重視したモデルが追加されています。

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日産 サファリ

日産 サファリの特長

サファリは、日産車体が製造を担い、日産自動車が販売していた中型のクロスカントリーSUVです。

国内での販売は2007年に終了しています。しかし、ボディの強靭さと圧倒的な悪路走破性に対する海外での評価は健在で「パトロール(PATROL)」という車名で現在も生産・輸出が続いており、トヨタ・ランドクルーザー(ヘビー系)とともに国際的な組織や紛争地域で活躍しています。

日産 サファリの中古車相場

日産 サファリ(2代目モデル)を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1987年式:流通量希少のため算出不可
1988年式:240万円~
1989年式:229万円~
1990年式:240万円~
1991年式:119万円~239万円
1992年式:258万円~
1993年式:162万円~
1994年式:158万円~198万円
1995年式:流通量希少のため算出不可
1996年式:169万円~289万円
1997年式:流通量希少のため算出不可

日産 サファリ(2代目モデル)の中古車は、現時点で中古車市場に10台以上が流通しています。

非常に根強い人気を保っているモデルであるため、年式が古くとも走行距離が20万kmを切っている中古車はおおむね200万円以上です。

人気のボディカラー

日産 サファリ(2代目モデル)のボディカラーは、下記の6色が設定されていました。

・スポーティブラックツートン
・ホワイト
・エメラルドツートン
・ダークブラウンツートン
・ダークグレーパール
・パッションレッドツートン

この中では、膨張色でありサファリの持ち前の迫力が一層際立つ「ホワイト」が人気です。

スペック

エンジンは4.2L直列6気筒OHV最高出力125ps(バン エクストラ 標準ルーフ 4ドアDX)

ボディサイズは全長4845mm×全幅1800mm×全高1790mm(バン エクストラ 標準ルーフ 4ドアDX)

税金

まず毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる自動車税は、本来「75,500円/年」ですが、2代目サファリ(エクストラ 標準ルーフ 4ドアDX)は全ての中古車が新規登録から13年以上経過しているため、「87,900円/年」に加算されます。(自動車税の増額は新規登録等から13年経過した時の1回のみ)

一方、継続車検時に2年分まとめて支払うことになる自動車重量税に関しては、新規登録等から13年経過・18年経過と2回増額となります。

2代目サファリ(エクストラ 標準ルーフ 4ドアDX)は新規等登録から18年経過しているため、本来「41,000円」ですが、「63,000円」に税額がアップします。

一部の中古車は貨物車登録されている場合があり、税額が異なる可能性があります。

他の世代のモデルとの比較

初代:1980年~1987年
サファリの源流である「初代パトロール」は、1951年に警察予備隊(現自衛隊)用に製造された本格オフローダーでした。しかし、三菱のジープとの入札競争に敗れたことで量産化・大衆化の道を歩みはじめました。

その後、1960年に登場した2代目パトロールを経て1980年のフルモデルチェンジ時に、国内販売向けが「サファリ」と車名を変更しています。

市販用のボディラインナップは、3ドアショートボディ・FRPハードトップ(乗用車登録)と5ドアロングボディ・メタルトップ(貨物登録)の2種類です。

また、初代・2代目パトロールと同様にボディの耐久性と悪路走破性をキープするため、ラダーフレーム+4輪リジット・リーフ式サスペンションという組み合わせは踏襲されていました。

2代目:1987年~1997年
1987年にデビューした2代目モデルは、当時大人気だった刑事ドラマの特装車として登場したことで有名です。

2年後にデビューした最大のライバルであるトヨタのランドクルーザー80が丸みのあるデザインに一新され高級化路線を進んだのに対し、2代目サファリは初代モデルが持つ武骨でスクエアなデザインを踏襲しています。

ボディタイプは7人乗り4ドアロングと5人乗り2ドアハードトップの2種が設定されており、前者は4.5L直列6気筒ガソリンエンジンまたは4.2L直列6気筒ディーゼルエンジンを、後者は2.8L直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載していました。

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※本記事は、2023年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

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誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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