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更新日:2024.07.29 / 掲載日:2024.07.29

立体駐車場に入るおすすめミニバン&SUV4選

 都市部にドライブに行く際、最も気になるのは駐車場問題。立地スペースの関係から、機械式立体駐車場に駐車することも少なくありません。しかし、立体駐車場はサイズ制限があり、どんなクルマも必ず駐車できるわけではないのです。特に高さ制限が厳しく、施設によっては背の高いミニバンやSUVは不可なことがあります。そこで今回は、ミニバンやSUVでも立体駐車場に入るモデルを4台ピックアップしてみました。

機械式立体駐車場に入るクルマの特徴は?

 機械式立体駐車場で問題になるのは、高さ制限。多くの施設では、全高1.79m以下の制限が設けられています。例えば、ダイハツ タント(全高1775mm/4WD車)のような軽スーパーハイトワゴンでは、制限ギリギリとなり、場合によっては天井に干渉してしまう恐れもあります。また、古い施設では1.55m以下の制限が設けられているケースもあります。この場合、人気の軽スーパーハイトワゴンやミニバン、SUVは駐車できません。機械式立体駐車場を頻繁に利用するなら、自分のクルマのサイズをきちんと把握しておきましょう。

立体駐車場に入る条件はこちらで検索

車高を1.55m以下、車幅を1.9m以下で検索してみよう!

Point 1:全高1550mm以下であればOK

 最近は高さ制限が1.79m以下という施設が多いため、以前ほど車高を気にする必要はなくなりました。しかし1.55m以下の制限があるケースもまだまだ存在するので、全ての機械式立体駐車場を利用するなら全高1550mm以下のモデルである必要があります。

Point 2:全幅1.85m以下の施設も存在する

 機械式立体駐車場では、高さ制限以外にも車幅制限があります。多くの場合は全幅1.85m以下の制限があるため、車幅が広すぎる車種は利用できないケースが考えられます。具体的には現行型のメルセデス・ベンツ Eクラス(車幅1880mm)のような大型セダンはもちろん、車高が低いけれど車幅が広いトヨタ GRスープラ(車幅1865mm)も利用できない場合があるので注意しましょう。

【おすすめモデル1】ホンダ ジェイド

 機械式立体駐車場に入るミニバンといえば、ホンダ ジェイドが代表的存在。全高が1530mm~1540mmと、どのグレードでも1550mm以下となるので立体駐車場の利用が可能です。全長4660mm、全幅1775mmと手頃なサイズゆえ、運転が苦手な人でも扱いやすいのが特徴。パワートレインは、ガソリンとハイブリッドが設定され、後者なら優れた燃費性能も魅力のひとつとなります。

ホンダ ジェイドのここに注目!

1.車高が低くても快適な室内空間

 低車高ゆえ室内が狭いと思われがちですが、ジェイドは頭上空間にもゆとりがあるほか、前後シート間隔も大きいため足もとスペースも広いのが特徴。また、後席中央に大型センターアームレストや反転テーブルなどが配置され、使いやすいのも嬉しいポイントです。

2. 安全装備「ホンダセンシング」の採用

 いざという時に自動でブレーキをかけてくれる衝突被害軽減ブレーキをはじめ、数多くの先進安全装備が盛り込まれた「ホンダセンシング」がジェイドにも採用されています。デビュー時は「ハイブリッドX」のみ標準装備でしたが、2018年のマイナーチェンジ以降は全車標準装備となりました。

3. ミニバンとしてはスポーティな走り

 ミニバンといえば走りを妥協したイメージを持つかもしれません。しかし、車高が低いジェイドは、セダンやワゴンに匹敵するスポーティな走りが楽しめます。特に注目なのが「RS」グレード。こちらには専用セッティングのサスペンションや、ブレーキ制御によって運動性能を高める「アジャイルハンドリングアシスト」を採用し、高い運動性能を実現しています。

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【おすすめモデル2】マツダ CX-3

 多くのSUVは車高が高く、機械式立体駐車場を利用できないことが多いです。しかしコンパクトSUVならば車高制限以下のモデルも珍しくありません。その代表格が、2015年に発売されたマツダ CX-3。全長4275mm、全幅1765mm、全高1550mmというサイズのため、機械式立体駐車場にも対応。短い全長のため、コンパクトカーのような使いやすさも魅力となっています。また、クリーンディーゼルを搭載するなど、ライバルにはない特徴もあります。

マツダ CX-3のここに注目!

1. 低燃費で走りに優れたクリーンディーゼル

 デビュー当初、CX-3には1.5L ディーゼルターボのみが搭載されました。コンパクトSUVでディーゼル車を搭載するのは珍しく、これがCX-3の大きな特徴となっています。WLTCモード燃費は最大20.0km/Lと優秀な値で、ディーゼル特有のトルクフルな走りも魅力です。

2. クラスを超えた高品質な内外装

 コンパクトSUVでありながら、質感はワンクラス上のレベル。エクステリアはマツダの新しいデザインテーマ「魂動(こどう)」を採用し、スタイリッシュ。インテリアは、包まれ感のあるコックピット、高品質なディテールの作り込みなどで所有欲を満たしてくれます。

3. 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」

 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を導入し、高い安全性を確保。ミリ波レーダーやカメラを用い、事故の被害を軽減するプリクラッシュセーフティをはじめとする多くの安全装備が盛り込まれています。

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【おすすめモデル3】レクサス UX

 2018年に登場したプレミアムなクロスオーバーモデルがレクサスUX。レクサスのSUVのなかで最もベーシックな存在ですが、質感や走りはレクサスブランドの名に恥じない完成度といえます。全長4495mm、全幅1840mm、全高1540mmのコンパクトなボディのおかげで、機械式立体駐車場も問題なく利用できます。パワートレインはガソリン、ハイブリッドが設定され、好みによって選択可能となっています。

レクサス UXのここに注目!

1. 軽量かつ低重心の「GA-Cプラットフォーム」

 UXにはGA-Cプラットフォームが採用されています。これは、ボディの高剛性化に加え、軽量化に伴う低重心化により、スポーティで気持ちよく走れる運動性能を身につけました。上質な走りは海外メーカーのライバルにも劣らぬ完成度といえます。

2. 専用内外装の「Fスポーツ」を設定

 レクサスブランドのスポーティ仕様が「Fスポーツ」ですが、これはUXにも設定されています。フロントグリルにメッシュパターンを採用するほか、専用アルミホイールを装着。サスペンションも専用セッティングとなり、SUVながらも走りを存分に楽しめます。

3. 先進安全技術「レクサスセーフティシステム+」

 UXにはさらに進化した予防安全パッケージ「レクサスセーフティシステム+」が導入されています。単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能なプリクラッシュセーフティなど、多くの先進安全装備が盛り込まれています。

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【おすすめモデル4】スバル XV

 最後に紹介するのは、2017年に発売されたクロスオーバーモデルのスバルXV。ベースとなるのはインプレッサですが、車高は1550mmにまで高められました。機械式立体駐車場に収まる高さを維持しつつ、全車4WDを採用したことで、本格SUVにも負けない悪路走破性能を持つのが大きな特徴です。また、アイサイト(バージョン3)をはじめとする先進安全装備も設定され、多くのユーザーにおすすめできるモデルといえます。

スバル XVのここに注目!

1. 安定感のある走りを生み出す「シンメトリカルAWD」

 スバルXVは全車に水平対向エンジン+シンメトリカルAWDが採用されています。水平対向エンジンは重心が低く、より安定感のある走りに貢献。これにスバル独自の4WDシステムを組み合わせることで、雨天や積雪などの悪路はもちろん、高速道路でも安定感のある走りを披露してくれます。

2. インプレッサよりも高めのアイポイント

 クロスオーバーモデルは、車高が少し高めに設定されていることが多いです。スバルXVもインプレッサよりアイポイントが高く、遠くまで見通せるので運転に不慣れな人でも乗りやすいのが特徴です。また、ピラー形状も工夫されていたり、三角窓が配置されているので視界が良好。

3. アイサイトによる安心感の高さ

 スバルは衝突被害軽減ブレーキを含む「アイサイト」を早い段階で導入するなど、安全性能を重視したメーカーです。こちらのスバルXVには全車速追従機能付クルーズコントロール機能も備わり、ロングドライブの負担を大きく軽減してくれます。

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