中古車の購入傾向が一番高いのは「佐賀県」！こだわりが一番多い地域は「富山県」！

　グーネットマガジンでは、車の観点から都道府県別の県民性を捉え、また、今後の自動車マーケットの動向を探るため、「都道府県別の現所有車の実態や車購入時の意識調査」を実施し、その調査結果を公表した。同アンケートは、全国の20歳以上の男女4,713人を対象とし、2022年12月6日に調査したもの。

【調査概要】
調査方法：Uvoice調べ
調査対象：全国20歳以上の男女
調査期間：2022年12月6日（水）
回収サンプル数：4,713
サンプル属性： 男女比：男性（49％）、女性（51％）　 年代別：20代(15.1%)、30代（21.2％）；40代（21.2%）、50代（21.3%）、60代以上（21.2%） 車所有者率：中古車所有者（29.2%）、新車所有者（47.8%）、車持っていない（28%）　※車所有率には中古車・新車の両方を所有する人も含まれる

都道府県別の平均車所有台数　第一位は「山形県」

　都道府県別の平均車所有台数を見てみると、一人当たりの車平均所有台数が最も多い地域は山形県（1.87台/人）。次いで佐賀県（1.80台/人）、福井県（1.71台/人）という結果となった。また、アンケートの結果から滋賀県と佐賀県は、ほぼ全員が車を持っていることがわかった。

　一方で、一人当たりの車の平均所有台数が最も少ない地域は東京都（0.45台/人）。車以外の公共交通の利便性が高い東京都、大阪府、京都府、神奈川県等、都市部に在住している方の車非所有率が高かったことから、公共交通の発展が車の所有率に影響を与えていることがうかがえる。

　なお、交通手段が少ないことから高い順位が予測された沖縄県（0.96台/人）は全国で41位だった。その理由として、沖縄県の平均同居人数が1.1名と正の関係があるからと予測される。

　次に、車の所有者について見てみると、青森県と高知県の人は本人の所有車ではなく家族の所有車率が高い傾向にあった。理由としては、同居状況のデータより、「親との同居率」が最も多いだからだと推測される。

　一方で、富山県、新潟県、大分県、山形県の人は本人の所有車であることが多いと判明。理由としては、同居状況のデータより、片親家庭や祖父母と一緒に住んでいる人が最も多いため、比較的経済的に自立している方が多い印象が見受けられる。

都道府県別新車と中古車の購入傾向

　新車と中古車の購入傾向を地方別に見てみると、新車の購入率が最も高いのは関東地方（68.9％）であった一方、中古車の購入率が最も高いのは九州地方・沖縄（50.1％）という結果となった。

　次に、新車と中古車の購入傾向を都道府県別に見てみると、群馬県、富山県の人は新車を購入する傾向にあり、佐賀県、鹿児島、鳥取県の人は中古車を購入する傾向にあることが分かった。

新車と中古車を購入する時の重視ポイント

　新車と中古車を購入する時の重視ポイントについて見てみると、新車は「購入価格」（56.0％）が最も多く、次いで「燃費の良さ」（50.8％）、「走行性能・運転しやすさ」（47.8％）という結果に。

　一方で、中古車は新車同様、「購入価格」（58.7％）が最多となり、次いで「車の状態（新しさ等）」（41.6％）、「燃費の良さ」（36.6％）という結果となった。

　このことから、中古車を購入する時に重視されるポイントは「購入価格」と「車の状態」で、中古車を購入する方は比較的に「安全性能」と「デザイン」を気にしていない傾向にあることが分かった。

都道府県別中古車を購入する時の重視ポイント

　中古車を購入する時の重視ポイントを都道府県別に見てみると、こだわりが一番多いのは「富山県」で、特に外装と内装のデザインを重視している。一方、一番こだわりが少ないのは「秋田県」で、口コミを重視する傾向が高いことが分かった。

　また、中古車のブランド・メーカーを最も気にする都道府県は「香川県」で、石川県、滋賀県、長崎県の人は、中古車のブランドより販売店を重視している結果となった。