モータースポーツ
更新日:2021.11.16 / 掲載日:2021.11.16
北米トヨタ NHRA参戦用のGRスープラ ファニーカーを発表

北米トヨタは現地時間の11月14日、米カリフォルニア州のオートクラブ・レースウェイにて2022年NHRAシーズン参戦用の新型ファニーカー「GRスープラ」を発表した。
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トヨタは2012年からカムリで参戦

NHRAは北米に拠点を置くドラッグレースの統括団体で、同団体が運営するレースは世界トップクラスの規模を誇り、アメリカでも絶大な人気を集めている。ドラッグレースには多くのクラスが存在しており、ファニーカーもその一つに当たる。
トヨタは、2012年から今シーズンまで「カムリ」でファニーカーに参戦。それ以前には「セリカ」や米国向けに販売されていた「カムリソラーラ」などで参戦した経歴があり、2021年シーズンはNHRA参入から20周年を迎えていた。来シーズンは、そのカムリからGRスープラへバトンが渡される。
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市販車に近いスタイリングが特徴

GRスープラ ファニーカーのスタイリングは、ヘッドライトやボンネットの形状など、市販車の特徴を多く取り入れているのが特徴。トヨタ・モーター・ノース・アメリカのモータースポーツ・グループ・マネージャーであるPaul Doleshal氏は、「市販のGRスープラの特徴をできるだけ多く取り入れるように努力した」と述べる。
約2年の開発期間をかけて安全性を強化

新型GRスープラ ファニーカーはスタイリング面での強化に加えて、安全性も強化。コックピットはドライバーの視界を確保するためにヘルメット周りのスペースを拡張し、安全フォームを追加した。この安全性の強化はドライバーのJ.R. Toddの協力を仰ぎ、約2年間の開発期間を掛けて行われたという。J.R. Toddは「GRスープラの新型ファニーカーをTRDのエンジニアと一緒に開発できたことは、本当にユニークな経験だった。ドライバーである私たちにとって、視界の確保など、以前から直面していたいくつかの問題に全員で取り組み、この車をできるだけ安全にするための作業に参加できたことには大きな意義がある。(前代の)カムリでは、全米選手権での初優勝やチャンピオン獲得など大きな成功を得られたが、この新しいGRスープラでさらなる成功をファンの皆様に届けていきたい」と語った。
トヨタは過去、トップフューエルで6度、ファニーカーで3度のチャンピオンを獲得。新型車でさらなる飛躍を狙う。
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