モーターショー
更新日:2022.04.20 / 掲載日:2022.04.20
オートモビルカウンシル2022 レポート 【特別展示・国産車編】

ヘリテージカーの祭典「オートモビルカウンシル2022」(主催:AUTOMOBILE COUNCIL 実行委員会)が、2022年4月15日(金)~17日(日)にかけて盛大に開催された。
会場ではメーカー・インポーターからヘリテージカー専門店、オーナーズクラブなど、昨年度より18増の76社・団体がこだわりの名車を出展。さらに、ヘリテージカーと音楽が融合したクラシック/ジャズライブ「MUSIC MEETS CAR」やアートギャラリーなどのイベントも、場内を大いに盛り上げた。
また、今回は2022年1月に新型車が日本公開された日産・フェアレディZの50年以上にわたる系譜を振り返る「日産自動車:フェアレディZの系譜」と、2021年のF1世界選手権でダブル表彰台獲得の好走を見せた「本田自動車工業:Red Bull Racing Honda RB16B〈トルコGPスペシャルカラー〉」という、2つの特別展示を開催。さらに、ホンダは2022年に発売50周年を迎えるシビックの企画展を展示、マツダも50年以上にわたるモータースポーツ参戦の足跡をテーマとした展示を実施し、自動車メーカーの歴史と未来への挑戦の姿勢を具現化した意欲的な展示を披露した。
当記事では、専門店秘蔵のヘリテージカーと併せて、国内メーカー2社の特別展示と国産車の展示を振り返る。
【日産自動車:フェアレディZの系譜】初代から最新世代のプロトタイプまで


フェアレディZは今年、最新世代が待望の日本上陸を果たした、話題のモデルの一つ。今回の展示では、初代から最新世代のプロトタイプまで、50年以上の歴史を語るうえで外せない4車種が勢揃い。圧巻の迫力で来場者を魅了した。




(写真下段)日産 フェアレディ280Z-T 2シーターTバールーフ【1982年:HS130型】




(写真下段)日産 フェアレディZ カスタマイズド プロト【東京オートサロン2022参考出品車】
最新世代となる「フェアレディZ カスタマイズド プロト」は、熱狂的なZファンに捧げる一台として、歴代Zへのオマージュをちりばめたモデル。伝説のフェアレディZ432Rを彷佛とさせるオレンジのボディカラーを基調にエンジンフード、 ルーフ、テールなど、ブラックでコンビネーションされたカラーリング。 さらに、スポーティでパワフルな世界観を拡張するアルミホイール、オーバーフェンダー、ホワ イトレタータイヤ、大型リヤスポイラーなどの専用装備が走りの本能を刺激する。
【本田自動車工業:Red Bull Racing Honda RB16B】2021年トルコGPで結実した感謝の思い



2021年限りで撤退を表明したホンダの、F1世界選手権参戦車両がその雄姿を披露。当初は日本GPで日本のファンに感謝を伝えるためにレッドブルとホンダが準備していた特別カラーリングであったが、日本GP中止のため、一度は棚上げに。しかし、両者の思いはトルコGPで結実、決勝レースではダブル表彰台を獲得するという好走を見せた。
【ホンダ メーカーブース展示】名車シビックの50年を振り返る





ホンダブースでは、50周年を迎えた今なお進化を止めない人気モデル・シビックの歴史を振り返る展示を開催。資料コーナーでは、歴代シビックの姿を収めた巨大年表や、初代モデル当時のカタログ、そして70年代後半~80年代前半にかけて活躍したレース参戦モデル「YAMATO CIVIC」のパネルを展示。オールドファンを唸らせた。






(写真中・下段)ホンダ シビック(富士GCマイナーツーリング仕様車)
【マツダ メーカーブース展示】モータースポーツへの挑戦の歴史と未来を展示






今回が同イベント6度目の出展となったマツダは、「MAZDA SPIRIT RACING~『共に挑む』~」をテーマに掲げ、同社のモータースポーツにおける挑戦の歴史と未来を象徴するモデル3台を展示。1968年耐久レースに挑戦した「コスモスポーツ マラソン デ・ラ・ルート仕様」、1970年スパフランコルシャン24時間耐久レースに挑戦した「R100 ファミリア プレストロータリー」の国内レース仕様、そして現在、スーパー耐久シリーズ用サポート車両として使用する「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」が一堂に会した。また、MAZDA SPIRIT RACINGに携わる同社の前田育男氏と、カーグラフィック社長でレースドライバーの加藤哲也氏によるトークイベントも開催された。
【ヘリテージカー専門店ブース】秘蔵の国産ヘリテージが登場!









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