モーターショー
更新日:2022.04.20 / 掲載日:2022.04.20
オートモビルカウンシル2022 レポート【輸入車編】
2022年4月15日(金)~4月17日(日)の3日間、幕張メッセ (千葉県千葉市)にて、車両メーカー、サプライヤー、ヘリテージカー販売店、オーナーズクラブ、自動車関連グッズの販売店などが集うヘリテージカーの祭典「オートモビルカウンシル2022」(主催:AUTOMOBILE COUNCIL 実行委員会)が開催された。
自動車をカルチャーとして捉え、ヘリテージカーの魅力を中心に真のカーライフが文化として根付くよう企画された同イベントでは、これまでの歴史を彩った自動車たちが大集合。さまざまなヒストリックカーに加え、メーカーからは注目の新型車も登場した。
当記事では、【国産・特別展示編】に続き、クラシックカーから電気自動車までバラエティー豊かな輸入車の展示をレポートする。
以下、アウトドアブームに後押しされた新企画「SUV&GEAR コンセプト展示」や、主催者テーマ展示などの様子をお届け。その他、盛りだくさんの展示車両を国別にご覧いただきたい。
【新型車】プジョー&ヒョンデ
PEUGEOT 208 GT
一部改良が行われたプジョーのコンパクトカー、「208」。208 / e-208は、2020年欧州カー・オブ・ザ・イヤー、2020-2021 ⽇本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど国内外で⾼い評価を受けている。
NEW 308 GT HYBRID
同じくプジョーの新型Cセグメントコンパクトカー「308」は、今年ワールドプレミアが行われ、日本でも受注が開始されたばかり。フロントグリルにプジョーの新エンブレムを装着した最新世代だ。
HYUNDAI IONIQ 5
今年、日本へ再参入を果たしたヒョンデ(旧ヒュンダイ)も登場。EVモデルのクロスオーバーSUV「IONIQ 5(アイオニックファイブ)」を展示した。同社は今後、日本市場ではこの電気自動車アイオニック5と、燃料電池車の「ネッソ」の2車種を展開する方針。
SUV&GEAR コンセプト展示「1977 Jeep Wagoneer&アメリカンヴィンテージギア」
今年より新たに設けられた「SUV&GEAR コンセプト展示」には、プレミアムSUVのルーツとも言える「1977Jeep Wagoneer」と、アメリカンライフスタイルのヴィンテージギアを展示。アウトドア、ファッション、カルチャーを含めたSUV の楽しみ方を提案した。
1977 Jeep Wagoneer
1962年に発表されたプレミアムSUVの元祖というべきモデルがこの「Jeep Wagoneer」。軍用車から大きく転換を迫られた70年代に、フルタイム4駆システムで自動車業界に革命をもたらした。展示車両が生産された77年は、ワゴニアの中でも高セールスを記録した年で、現代に続く「ラグジュアリーSUV」の礎を作ったモデルと言える。コンパクトなボディに豪華な内装・装備は当時「四輪駆動のシャンパン」と称されるほどだった。
主催者テーマ展示「スーパーカードリーム」
優美なボディとミドシップ・レイアウトで、自動車の進化を促したスーパーカー。子どもから大人まで、人々を熱狂させた4台のクルマたちが集結した。
主催者テーマ展示「DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の主役たち」
名門メーカーが威信を賭けて開発したマシンを、一流ドライバーたちが駆るDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)。市販車の開発段階からDTM参戦が企図された生粋のツーリングカー・レーサーの中から、3台のワークスマシーンが一堂に会した。
【国別】最新モデルからクラシックカーまで勢揃い!
イタリア
イギリス
ALVIS(アルヴィス)
これはアルヴィスが最初に量産したモデルで、1920年から1922年までに603台が生産され、現存する5台のうちの1台。当時、アルヴィスのワークスドライバーであったジョー・ブラウン(Jo Brown)氏が 各レースで大成功を収め、アルヴィス・ワークスの名を冠して売り出されたモデル。この展示車両は、実際の競技で5つの金メダル獲得をはじめ数多くの栄冠に輝いた、当時のままの良好な状態で維持されている希少な1台。
英国の自動車メーカー「ALVIS(アルヴィス)」。過去のオリジナルのデザインを再現し製作されるクルマは、シャシー・ナンバーとエンジン・ナンバーを引き継ぐため「コンティニュエーション・シリーズ」と呼ばれる。
ドイツ
フランス
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