モーターショー
更新日:2023.04.21 / 掲載日:2023.04.21
思わず二度見!レトロなのに斬新な個性派モデル3選【オートモビルカウンシル2023】
ヴィンテージカーの祭典「オートモビルカウンシル2023」は、国内外の旧車が一堂に会するイベント。モータースポーツを一般ユーザーに浸透させた歴代の人気スポーツカーや、異国情緒漂うインポートカーが来場者の視線を惹きつけます。
ところが中には、当時の最先端技術や発想が盛り込まれたコンセプトカーや、普段なかなかお目にかかれないショーファードリブンの超高級車といった、思わず立ち止まってじっくりと眺めたくなる個性派モデルもあります。
そこで今回は、多くの来場者を思わず二度見させたであろう、レトロで斬新な個性派モデル3台をご紹介します!
1.これぞ超高級車!ベンツの6ドア・ロングボディセダン

正面から見るとセダンタイプならではの顔つきですが、横から見ると3枚並んだドアが圧倒的な存在感を放つ……それがメルセデス・ベンツ「260E ロング」。日本に正規輸入されたのは10台程度と言われている、稀少なモデルです。
セダンタイプをベースとしており、フロントから3列目まで快適な居住性を確保。そしてどの列からも自由に乗り降りできる左右3枚ずつのドアが特徴的です。


■マツシマホールディングス:https://matsushima-hd.co.jp/
2.パグ犬フェイスがレトロ&キュートな超レア物キャンピングカー!

パグ犬のようなフロントフェイスがキュートで目を引くのは、ベッドフォード製の1969年式CA ロマニー・ドーモビル(Romany Dormobile)。
ベッドフォードはイギリスの自動車メーカーであるボクスホール(現在はステランティスN.V.傘下)の子会社であったブランドで、バンやトラック、大型バスなどといった商用車を中心に手掛けていました。
そのベッドフォードの主力モデルの一つであったCAを、架装メーカーのマーチン・ウォルターがカスタマイズしたモデルが「ロマニー・ドーモビル」と呼ばれています。
無骨に伸びたハンドルやシンプルな計器類がオシャレな雰囲気で、後部座席にあたる空間はシンクや冷蔵庫などが並ぶキッチンスペースに。天井が横開きのオープンルーフとなっています。



■RANGERS/CCJ:http://www.yoonjp.co.uk/
3.40年前に誕生の“未来志向型ラグジュアリースポーツカー”が現代にタイムスリップ!?

モーターショーに度々登場する“コンセプトカー”は、近未来の生活をメーカーが自由に思い描き、開発時点で注ぎ込める最先端の技術を注ぎ込んだもの。
以前に発表されたコンセプトカーを改めて見返すと、開発当時のテクノロジーや未来観が垣間見えて、新たな発見や感動があります。
1981年にコンセプトカーとして発表された「MX-81」は、まだマツダが“東洋工業”と名乗っていた時のモデル。
80年代のラグジュアリースポーツカーのあり方を提示するとして、イタリアの自動車デザインメーカーであるベルトーネ社でデザインされた“グラス・カプセル・スタイリング”が特徴です。
インテリアには回転式シート、CRT集中インフォメーション、ビルトイン式ステアリング、レーダーによるバックモニターなど当時の先進技術が盛り込まれています。




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