日本カー・オブ・ザ・イヤー
更新日:2025.12.04 / 掲載日:2025.12.04
「スバル フォレスター」今年の1台に決定!【2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー】

“2025年を代表する1台”が遂に決定! 2025年12月4日、「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が行なわれ、スバル・フォレスターが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
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【日本カー・オブ・ザ・イヤー】ストロングハイブリッド採用で走りと燃費を両立【スバル フォレスター】

2025年4月に第6世代が発売されたスバル・フォレスター。ブランド伝統の水平対向エンジンがもたらす優れた運動性能を引き継ぎつつ、新たにストロングハイブリッドシステムを採用。力強くなめらかな走りと高い燃費性能を両立させた。
スバル車の正賞受賞は、2020年のレヴォーグ以来5年ぶりの快挙。フォレスターは1997年の誕生から6代目で初の栄冠を手にした。
スバル フォレスター 授賞理由

SUBARU フォレスターは、走行性能、実用性、快適性、オフロード性能、そしてスバルが一貫して重視してきた安全性を高い次元で融合したSUVとして高く評価された。待望のストロングハイブリッド(S:HEV)の採用により、独自技術である水平対向エンジンは、燃費性能と走りの愉しさを両立する“SUBARUらしい環境エンジン”へと進化。さらに、アイサイトXをはじめとした先進運転支援技術や、歩行者だけでなくサイクリストの傷害低減にも寄与するエアバッグなど、安全装備の進化も高い評価を集めた。
スバル フォレスターってどんなクルマ? 詳しくわかる解説
【インポート・カー・オブ・ザ・イヤー】電動化で復活したワーゲンバス【フォルクスワーゲン ID.Buzz】

2022年に誕生したID.Buzzは、3年越しとなる2025年6月に日本上陸を果たしたEVバン。今なお根強い人気を誇るフォルクスワーゲン タイプ2(通称:ワーゲンバス)をモチーフとし、現代的なアレンジが加えられたデザインが目を引く。一充電走行距離500km超の走行性能と、6~7名が乗り込める広大なインテリアを両立させた。
フォルクスワーゲン車の同賞受賞は、2021年のゴルフ/ゴルフ ヴァリアント以来4年ぶり。
フォルクスワーゲン ID.Buzz 授賞理由

フォルクスワーゲン ID.Buzz は、BEV(電気自動車)のフルサイズミニバンという、現在国内市場では唯一無二の存在であり、BEVとしての完成度も極めて高い。電気自動車ならではのパッケージングが、ミニバンとしてゆとりある居住空間を実現し、BEVミニバンという新たなカテゴリーを切り開いた。さらに、“ワーゲンバス”として親しまれたType 2の魅力を現代的に継承したエクステリアデザインは、運転者のみならず周囲の人々までも笑顔にする存在感を放ち、高い評価を獲得した。
フォルクスワーゲン ID.Buzzってどんなクルマ? 詳しくわかる解説
【デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー】インポートカー部門とW受賞【フォルクスワーゲン ID.Buzz】

秀でた内外装デザインを持つクルマに贈られるデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーは、ID.Buzzがインポートカー部門とのW受賞。モチーフとなったワーゲンバスの意匠を受け継ぎつつ、現代的な解釈を加えたエモーショナルなエクステリアデザインがモデルの個性となっている。
フォルクスワーゲン ID.Buzz 授賞理由

いまなお色褪せない人気を誇るワーゲンバス(Type 2)のヘリテージを受け継ぎ、それを現代的に解釈した ID.Buzz のエクステリアデザインは、ひと目でわかる強い個性を備えながら、誰にでも懐かしさと愛らしさを感じさせる魅力を放っている。テクノロジー優先で無機質になりがちな時代において、自動車にはエモーショナルな価値が不可欠であることを改めて示した意義は大きく、その存在はデザインのあり方に新たな視点を投げかけた。
【テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー】【ポルシェ 911 カレラ GTS】

新型911 カレラ GTSは、何といっても911の歴史において独自のハイブリッドシステム「T-Hybrid」を初採用したのが大きなトピック。モーターレースから得た知識をベースに開発されたシステムは、合計出力398kW(541PS)、合計トルク610N・mを発揮。新たなパワートレインで進化した走りを実現した。
ポルシェ 911 カレラ GTS 授賞理由

ポルシェ 911 の長い歴史の中で初めて採用されたハイブリッドシステム「T-Hybrid」は、運動エネルギーだけでなく熱エネルギーまで回生する、モータースポーツ由来の先進技術を搭載している点が大きな特徴である。電動化=エコという既成概念にとらわれない、ハイブリッド技術の新たな方向性を示すとともに、スポーツカーとしての走りの魅力を一切損なうことなく環境性能を高めたポルシェの技術力は高く評価された。
ポルシェ 911 カレラ GTSってどんなクルマ? 詳しくわかる解説
【実行委員会特別賞】【ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京】

「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」は、2021年10月に世界9番目(当時)となるポルシェブランドの体験施設として千葉県木更津市に開設。本格的なコースでポルシェの走りを体感できることに加え、地域活性化プログラムを積極的に展開し社会貢献も行っている。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京 授賞理由

2021年10月の開設以来、ポルシェジャパン株式会社は「地域との共生」を掲げ、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京 (以下PEC東京)が位置する千葉県木更津市との連携による地域活性化プログラムをはじめ、東京大学との共同プロジェクトとして若年層向けスカラーシッププログラムを展開するなど、社会的意義の高い取り組みを継続してきた。PEC東京は、単なるプレミアムブランドの発信拠点にとどまらず、「モビリティ社会に開かれたスポーツカー文化のプラットフォーム」として、企業と地域、そして人とクルマをつなぐ持続的なモデルを提示した。その先進的な社会連携の姿勢と具体的な成果は、日本の自動車文化のさらなる発展に寄与するものとして高く評価される。
【ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京ってどんな施設?】
>> 【ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京】誰もがポルシェの最新技術を体験できる施設
【実行委員会特別賞】【一般社団法人 スーパー耐久未来機構】
「スーパー耐久未来機構」は、スーパー耐久機構(S.T.O)を前身とする組織で、スーパー耐久シリーズの運営を担う。試作車両などの参戦を可能にする「ST-Qクラス」を新設するなど、レース現場での開発を自動車業界の発展につなげるアプローチを行っている。
一般社団法人 スーパー耐久未来機構 授賞理由
スーパー耐久レースを運営する STMO は、2021年(当時:スーパー耐久機構)、試作車両などの参戦を可能にする「ST-Qクラス」を新設した。これにより、TOYOTA GAZOO Racing、株式会社SUBARU、株式会社ホンダ・レーシング、MAZDA SPIRIT RACING、日産自動車株式会社/日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社が試作車両を投入し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、株式会社ブリヂストン、ENEOS株式会社とともにカーボンニュートラル燃料や水素燃料などを活用した先進的な取り組みを開始した。さらに 2025年には、日本自動車会議所とともに、アメリカンモータースポーツの象徴である NASCAR のデモランなど、国際交流の新たなステージを切り開き、モータースポーツを通じて日米の文化交流を促進する「ST-USAクラス」を新設した。2021年から続く革新的な試みと、2025年の新たな挑戦は、モータースポーツの未来を示す取り組みとして高く評価される。
【スーパー耐久レースで行われている新たなチャレンジとは…】
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