インタビュー
更新日:2019.06.12 / 掲載日:2019.06.12

購入のきっかけはカーシェア!輸入車へのネガティブ要素がなくなった理由とは?【試乗レポート】

誰もが一度は乗りたいと憧れる輸入車。興味や関心度が高いその一方で、「すぐ壊れそう」「価格が高い」「維持費が掛かりそう」などのネガティブなイメージから、「輸入車はカッコいいけど実用性なら国産車」と敬遠している人も多いのではないでしょうか。

今回取材をさせていただいたBMW Z4(2005年式)を所有する佐野寿樹さんも実はそのひとり。趣味の釣りや奥さまの送迎で車を運転する機会はあるものの、輸入車に対する興味はなかったそうです。そんな佐野さんが、なぜBMWを購入されたのか?思わず「なるほど!」と納得してしまう輸入車の活用法を語っていただきました。購入のきっかけからお気に入りのポイントまで、リアルな感想をお届けします。

取材させていただいた輸入車オーナーはこの方!

穏やかな雰囲気が印象的な佐野寿樹さんは専門商社で10年間働き、その後はベンチャー企業で映像解析のお仕事をされていた経験を持つ営業マン。セキュリティ業界でのキャリアを活かし、2019年1月に防犯カメラの会社をご自身で起業されたそうです。

前述にも記した通り、輸入車への興味がなかったという佐野さん。輸入車を購入するとは全く考えていないどころか、マイナス要素の方が強かったのだとか。

「輸入車は維持費が高いイメージがありましたので、購入するとは思い描いていませんでした。でも、テレビ番組で特集されていた個人間カーシェアサービス「Anyca」を見たとき、その内容がすごく面白くて。『これだったら良さそう』と思い試しに登録してみたんです。偶然にも近所で「Anyca」に登録されている車両があったので、試しに利用してみたら、予想以上に楽しかったですね。これは面白いサービスだ!と思いました。」

Anycaを気に入った佐野さんは自分が車をシェアする、オーナー側になりたいと考え、すぐに車をリサーチ。なんと1週間ほどで気に入った車を購入するという行動力を発揮されたのだとか。「カーシェアをやってみたい!」この好奇心が佐野さんを突き動かしたようです。

幼き日の憧れが現実に。憧れの輸入車をゲット!

Anycaのオーナーに興味を持った佐野さんが購入した車は、品の良いホワイトボディとベージュシートのBMW Z4。なぜこの車を選ばれたのか、その理由をお伺いしてみることに。

「カーシェアに出すので、最初からオープンカーやスポーツカーを前提にしていました。予算の関係上、国産車かBMW Z4で迷いましたが、カーシェアをするお客様の立場を考えたら国産車よりBMWだろうと思い決めました(笑)誤解を恐れずに言うと、やはり国産より格好いいイメージがあったので。加えて幼少期、自分の叔父がベンツやポルシェのヴィンテージカーに乗っていた記憶がありましたから、オープンカーやスポーツカーに対する無意識の憧れがあったのかもしれません。そんな想いと市場を見て、きっと輸入車が良いだろうなと。ホワイトボディにしたのはリセールバリューが高いと思ったからです。黒か白かで悩みましたが。」

BMW Z4を購入された佐野さん。自分が想像していた輸入車に対するネガティブな先入観は、この時みごとに崩れ去ったそうです。

「中古の輸入車は壊れやすいとネット情報で書き込みされていたし、維持費が高いと周りの声もあったので、どうなんだろうと半信半疑でした。ところが購入してから今まで、全くトラブルがありません。維持費も許容範囲内だし、すごくありがたいですね!」

心配していた維持費も故障も困ったことは特になし。まさに「案ずるより産むが易し」だったようです。

お気に入りはバンパーと女性のような曲線美

BMW Z4のお気に入りポイントを伺うと、古さを感じさせないデザイン性に惚れ込みましたと佐野さん。

「柔らかくて流れるような、女性らしい曲線美がいいですね。価格ありきで決めましたが、古さを感じさせないデザインは気に入っていますし、オープンカーにした時のシルエットが格好いい。スポットで言えば、車の顔となるバンパー。今のBMWはシャープなヘッドライトが多く出回っていますが、この優しい顔が好きです。ホワイトとベージュの内装も高級感があっていいですね。」

見た目のデザインから内装まで自分の好みやこだわりが明確だからこそ、自信を持ってカーシェアに出している、佐野さんのお話には車への愛情が感じられました。

次に狙うのは「宝石すら嫉妬する」国産車!?

クラシカルなデザインと爽快感が味わえるオープンカーを好まれる佐野さんが次に狙うのは、なんと国産車である光岡自動車のHimiko(ヒミコ)。

「光岡自動車のHimikoは狙っています(笑)日本の歴史上の人物の名前をつけているところが、まずカッコいい。そして『宝石すら嫉妬する』というキャッチコピーがすごい!これが国産車なのか?と思わせるエッジの利いた丸っこくて可愛らしいデザインにも惚れ込んでいます。お洒落なのに走る姿をなかなか見ないので、けっこう目立つと思います。カーシェアに出すことも考慮しつつ、目新しいものに挑戦してみたいという想いはありますね。」

国産車だけでなく、もちろん輸入車も視野に入れている佐野さんが注目するのはベンツのSL。実用性より見た目を重視したツーシーターのオープンカーが気になるようです。

自慢のBMW Z4に乗っていただきました!

ここからは乗り心地について、リアルな感想をお届けします。乗り心地からお気に入りのドライブスポットを教えていただきました。

Q.乗り心地はいかがですか?
長く運転をしても疲れない、まろやかな乗り心地です。エンジンをかけてペダルを踏み込んだ時の加速もいいですね。以前は会社の軽自動車しか運転しなかったので、すごく違いを感じます。車好きのドライバーさん曰く、スポーツカーの中でもクセがなくて街乗りもしやすい車だと言われました。車高も低いので走っている感も楽しめますよ!

Q.お気に入りの道はありますか?
レインボーブリッジを見ながら海岸通りを走ります。お台場をグルッとして帰る道がお気に入りですね。

Q. Anycaを利用して良かったことは?
個人間でシェアをするので、車を通してドライバーの想いを共有できるところがいいなと思います。「ここに行きます」「今日のデートで彼女ができました」「結婚式の登場で使いたいです」など、情報を共有してくれるユーザーさんもいらして。その人のストーリーにお邪魔できるのは、とても嬉しいです。仲良くなったリピーターさんとは一緒にご飯を食べることもありますよ。

輸入車に憧れを持ちながらも購入までに至らなかった佐野さんに、衝撃を与えてくれた個人間カーシェアという新たな分野でのサービス。輸入車に対するネガティブな要素もなくなり、今ではカーシェアを通じて新しい出会いを楽しんでいると笑顔で語ってくれました。輸入車に興味はあるけど迷われている、そんな方はぜひ佐野さんのストーリーを参考にされてみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール
izumi
生まれも育ちも東京下町のライフスタイルライター。「流行」をキーワードに、ファッションやビューティーを切り口にしたトピックを取材・執筆中。趣味は旅、スキー、スノーボード、温泉巡り、ご朱印集め、ときどきレーシングカート遊び。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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