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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.10
ホンダ「水素・燃料電池展」にFCパワーユニットや大型トラック出展

ホンダは3月10日、東京ビッグサイトで3月16日~18日の期間で開催される「第18回 FC EXPO 水素・燃料電池展」の出展概要を発表した。
FC EXPOに出展 燃料電池システムの応用・展開について展示
「FC EXPO」は、世界各国から水素・燃料電池分野の専門家が来場する世界最大級の専門展。水素・燃料電池の研究開発、製造に必要なあらゆる技術、部品・材料、装置、燃料電池システムなどが出展される。
ホンダでは、2050年に同社の関わる全ての製品と企業活動を通じてカーボンニュートラルを実現する、という目標に向け、多様な活動を展開。そのコンセプトとして、電動モビリティとエネルギーサービスをつなぐことで「自由な移動の提供」と「再生可能エネルギーの利用拡大」に貢献する「Honda eMaaS(イーマース)」を掲げている。
同展では、そのコンセプト実現に向けた手法の一つである「FC(燃料電池)システムの応用・展開」について展示。これまでのFCの取り組みについて紹介するとともに、今後のさまざまな分野・領域へのFC技術の活用の広がりを提案する。
ホンダの主な出展物一覧
FCパワーユニットプロトタイプ
水素社会実現に向けたFCの本格普及を目指し、低コスト化を進め生産効率を高めるとともに、モビリティ領域だけでなくさまざまな分野・領域に適用させるための高い信頼性を確保したFCパワーユニット。ゼネラルモーターズ(GM)とホンダで共同開発を行っている。
FC可搬型電源コンセプト
FCを用いた可搬型電源。FCV「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」のFCパワーユニットや、車載向け水素タンクを活用しパッケージ化した自立型電源供給ユニットで、さまざまな環境・場所で人々の生活に必要な電力をカーボンニュートラルで提供する。
拡張型FCシステム
FCスタックを複数組み合わせたシステムのコンセプトを映像で紹介。FCを自動車だけでなく、さまざまなモビリティの動力源や建物などの電源としても用いることが可能で、システムの組み合わせによりさまざまな用途に合わせた出力を提供できる。
FC大型トラック
2020年よりいすゞ自動車と行っている、カーボンニュートラルな幹線輸送を実現するFC大型トラック技術の確立に向けた共同研究の進捗状況を映像で紹介する。
循環型再生エネルギーシステム
ホンダ独自開発の高圧水電解システムとFCシステムを組み合わせ、水と太陽光を用いて継続的に酸素・水素・電気を製造するシステムを映像で紹介する。
「第18回 FC EXPO 水素・燃料電池展」概要
主催者:RX Japan
開催日程:2022年3月16日(水)~18日(金)
会場:東京ビッグサイト 東6ホール(東京都江東区有明3-11-1)
公式サイトURL:https://www.fcexpo.jp/ja-jp.html?from=newslink_text