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更新日:2021.08.19 / 掲載日:2021.08.19
ベントレー フライングスパーマリナーなど新型6モデルをモントレー・カー・ウィークで披露

モントレー・カー・ウィーク2021で公開されたベントレーの新型車
ベントレーは先日行われたモントレー・カー・ウィーク2021において「ホーム・オブ・ベントレー」を開催、同イベントで発表となった「フライングスパーマリナー」をはじめ、新型フライングスパーハイブリッドとベンテイガハイブリッドなどのハイブリッドシリーズを含む新型6モデルを公開した。
モントレー・カー・ウィークは米国カリフォルニア州モントレーを拠点に開催される最大級の自動車イベント。
今年は8月6日(金)~8月15日(日)の10日間にわたり、世界のクラシックカーやレーシングカーなどが一堂に会した。
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”ホーム・オブ・ベントレー”には2500名を超えるベントレー愛好家が来場

「ユニファイングスパー」(写真中央)など多数の新型モデルが公開された
モントレー内に開かれた”ホーム・オブ・ベントレー”には、同ブランドが誇る3つのポートフォリオ(クラシック、コーチビルド、コレクション)のモデルが結集。
期間中はその姿を見ようと2500名を超えるベントレーの愛好家らが来場し、そのうち100名は新型車に試乗する機会を得た。
ホームでは毎日異なるラインナップを展示したほか、同社が掲げる「ビヨンド100戦略」(世界有数の持続可能な高級モビリティ企業になるためのベントレーの9年間の道程)を紹介するディスプレイを設置、バイオ燃料を搭載したコンチネンタル GT3 パイクスピークを中心に、開発中のサステイナブルな素材や、カーボンニュートラルとクライメートポジティブを実現するためのブランドの道筋に関する情報を展示した。
展示車両の目玉のひとつとなったのが、デザイナーのリッチ・モリス氏による、多様性を表現したアートワークが鮮烈な印象を与える「ユニファイングスパー」。
このデザインはベントレーの新しいダイバーシティ&インクルージョン戦略を表すもので、2025年までに管理職レベルでのダイバーシティを30%に高めるという同社の目標を示した。
ベントレーアメリカの社長兼CEOであるクリストファー・ジョージは今回のイベント参加に際し、「2019年にペブルビーチで創業100周年を祝った後、今年、再びモントレーに戻ってこれたことは、素晴らしい経験となりました。パンデミックへの挑戦の後、私たちは、徹底的にモダンで多様なニューモデルのラインナップとともに、お客様を祝福することを選びました。また、久しぶりにお客様と直接お会いできたことは、誰にとっても素晴らしい経験となりました。モントレー・カー・ウィークは常に私たちの年間行事のハイライトであり、ベントレーがこれまでの会社の歴史の中で最も好調な業績を上げ続けている今年は特に特別でした」と語った。
フライングスパーマリナー、バカラル、ブロワー……ベントレーのハンドクラフトモデルの幅広さを提示
今年のベントレーの展示車両は、そのハンドクラフトモデルの幅広さを示すものとなった。
同イベントで初公開となった新型フライングスパーマリナーはフライングスパーシリーズのフラッグシップモデルで、セルフレベリングセンターキャップ付きの22インチマリナーホイール、独自の「ダブルダイヤモンド」フロントグリル、サテンシルバーのミラーキャップがエレガンスな雰囲気を強調、キャビンにはベントレーならではのハンドクラフトマンシップを示すトリムと素材が用意される。
イベントにおいてフライングスパーマリナーは、コンチネンタルGTクーペとコンバーチブルの兄弟車とともに、ベントレーマリナーの3つの部門のうちの1つであるマリナーコレクションのポートフォリオを代表する役割を担った。
コーチビルドポートフォリオからは、今回のイベントのために特別に製作されたスカラブグリーンの新塗装とリトリムされたキャビンが美しく映えるバカラルプロジェクトの開発プロトタイプ(「Car Zero」)が登場。
そしてクラシックポートフォリオを代表して登場したのは、ブロワーコンティニュエーションのエンジニアリング・プロトタイプ。
6,000マイルに及ぶ開発・耐久プログラムを終えたブロワーの開発プロトタイプ「Car Zero」は、モントレー・カー・ウィーク期間中、毎日半島周辺の道路を走り、その息を呑むようなパフォーマンスで来場者たちを魅了した。
また、今回の展示ではベントレーの主力を担う新たなハイブリッドシリーズである、ベンテイガハイブリッドとフライングスパーハイブリッドも公開された。