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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2015.10.27
復活!ホンダ、赤バッジの新型シビック・タイプR!≪東京モーターショー2015特集≫

森野恭行
S660の登場を除けば目立った話題に乏しいホンダだけに、今回の東京モーターショーを「反転攻勢」の恰好のチャンスと捉えているようだ。盛りだくさんのコンテンツが、それを物語っている。「環境派」の心をくすぐる燃料電池車の「FCV(仮称)」と、ホンダ・スポーツのフラッグシップとなる「新型NSX」は個別に解説するとして、まずはその他のモデルを紹介することにしよう。
黒山の人だかりができそうなのは、久々に復活した「赤バッジ」の新型シビック・タイプRだ。フランクフルトショーなどで詳細が明らかになっているため、「本物が見られる」というのが大きな価値。「ニュルブルクリンクFF最速」のカッコよさを、じっくり見ておきたい。限定750台の販売だから、今後もお目にかかれるチャンスは少ない。
そして、2輪でスタートし、4輪へと進出したホンダならではのコンセプトモデルが、「プロジェクト2&4 パワードbyRC213V」。モトGPのモンスターマシンの心臓を積む、フォーミュラスタイルの4輪レーサーというコンセプトは、走り屋の血をたぎらせるものだ。このほか、都市型モビリティEVの提案となる「ワンダースタンド・コンセプト」や、ついにお目見えするオデッセイシリーズの「オデッセイハイブリッド」なども興味を引く。
フォーミュラスタイルのレーサー「プロジェクト2&4 パワードbyRC213V」。搭載されるエンジンはモトGPマシンのものだ。